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学校現場から見た教育と社会の連携〜KBC学園 未来高等学校 顧問 上江洲 隆氏✖️エンカレッジ理事長 坂 晴紀〜 後編

こんにちは、エンカレッジ広報担当のシロです。
前回に引き続き、上江洲隆氏とエンカレッジ坂理事長の対談「学校現場から見た教育と社会の連携」の後編をお届けいたします。
是非前編と併せてご覧ください。



「学校経営」するためには?

坂 晴紀(以下、坂):やっぱり先生は、学校運営というよりは、学校経営しているような感じがしていましてですね。
で、経営っていうのはヒト・モノ・カネが必要じゃないですか。校長先生というのはそういうのはどうなんですか、持ってるんですか?


上江洲隆(以下、上江洲):そうですね、まず持ってないですね。まず人事権もありませんし、モノを買うお金の予算も持ってないし。オカネもないですし。モノは委員会に要請するだけなんですよ。だから、要請してもすぐはできない。
例えば私が普天間中1年目、テニスコートがなくてですね、真志喜の方まで行ってテニスやってたので、送り迎えも保護者大変だったんですよ。
もういつも大変で、それでその時の市長さんに、近所に是非テニスコートを、隣のユニオンのそばにでも作ってくださいって言って。
そしたらやっと、去年できました。笑。去年ですよ。


坂:あの、プラットフォームとしての学校ていうからにはですよ、そこの一番の責任者、校長先生が、ヒトとかモノとかカネを使って経営するようにしていかないと、なかなか改革が進まないんじゃないかなあって感じがするんですけど。


上江洲:実はちょうど1997、8年ぐらいですね、文科省から派遣されてイギリスの学校でコミュニティスクールを見てきたんですよね。そこで教員に色々話を聞いたら、そこの校長先生たちは、もう教員の人事に関してもこのコミュニテイが決めると。予算に関してもそこで決まるということで。だから本当に校長先生の特性をその場ですぐ生かせる。そういうメリットはあります。

コミュニティスクールとは:保護者や地域住民が一定の権限を持って学校運営に参画でき、子どもの成長を地域で支える仕組みを持つ学校のこと。

坂:なるほどですね。どうなんですかね?今後そういうことが可能じゃないと、このせっかくのプラットフォームという良い制度があるんで、それが生かせないんじゃないかなっていう感じがするんですね。

上江洲:今予算というのは教育委員会の方から出るだけなんで、そういったあの、まあ高校であればある程度校長先生が使えるお金っていうのはあるんですけど、小中学校に関しては全くないので。
だからそういう意味では、紙もですね、毎月9割9割と、紙を使ってる予算とかも減らされていって、節約しないといけないとか。そういうレベルなので。


坂:大変ですね。
でもどうなんですか?県外とか、先ほどはイギリスの話を聞いたんですけど、県外とかでそういうことをチャレンジしている学校とか、県内でも、ありますか?


上江洲:不登校に関してはですね、広島の教育長が中学の校長時代にですね、学校内に不登校の子どもたちの教室を作ってしまったりとか、今もやっていると思うんですけど。不登校の、要するに居場所を作っちゃったんですよ。
居場所っていうのをどれだけ学校に作れるかって。だからこういうプラットフォームという中に、子どもたちが集まって、そこに関係機関の人がやってきて、関わって。
やっぱりどんなに関係機関が頑張っても、生徒と仲良くならなければ何もあんまり効果ない。


坂:やっぱりそこが一番というところですね。


上江洲:だからまず担任、それから関係機関皆が関わる。で、何か居場所がある安心できる、というのが、やっぱり子どもが関わっていくような素地になっていくと思います。
あとは学校で学習を教えてわからなかったものが、今日はこれがわかった、明日はこれがわかった、ということをステップでやっていくことで、だんだん自己肯定感というのもついてきますし。
あとなにか課題をやらせるんですね。例えば、私お客さんがきたら、不登校の学級に入れない子どもたちを案内係として、お客様を校長室まで案内する、そういう役割も持たしてたんですよ。何かある時には必ず役割を与えて。あなた必要なんだよ、ということを常にアピールしてましたね。


坂:本当に持ってる資源の中で、それをフル活用してやっている。


上江洲:そういうことですね。




民間と連携している学校ー産官学民の実現?

坂:僕チラッとですね、県外かどこかでか、学校の校長先生が、企業と一緒に連携して学校運営をしているというのをどこかで聞いた覚えがあるんですけど。そういうのご存知ですか?


上江洲:そうですね、あの以前はですね、渋谷あたりはあの、IT企業と連携して、要するにipad配って、子どもたちが普通に授業でやってるとか。


坂:これ公立学校ですか?


上江洲:公立学校です。だからあの、結構成功している学校は企業と連携している学校がが多いです。であとはそうですね、広島もGoogle社と連携してやってますし、それから今一番いいなと思うのはやっぱり熊本ですね。
熊本市は教育長が、普通教育委員会だとどうしてもipadがなくなったらどうするとか、賠償は誰がする、とか、そんなちょっとみみっちい形になるんだけど、向こうはですね、教育長の英断で、ipadをおうちに持って帰させてるんですよ。そこで遠隔授業もやり始めて、並行しながら先生たちの研修もやって。そういう意味では非常に今先進的な取り組みをしてます。
あと埼玉の戸田市ですね。教員も含めてほとんどもう校長の会合とかはzoomでやってますしね。


坂:一番聞きたいことということで、民間が学校に入っていくということが、僕はすごく必要性があるんじゃないかなと思っています。
今働き方改革もありますし、35人学級も推進しているんで、教員の数も減ってます。教員の質ももしかするとあるかもしれない。いろんな課題がこう学校の中であると思うんです。
ですから学校だけで、何が一番大切かって誰に聞いても教育が一番大切っていうんですけど、その最たる学校の中で、やっぱりいろんな資源を使いながら、子どもたちを育んでいけると僕はいいのかなあとすごく思って。特に福祉的な要素だったり。


上江洲:実はですね、私が学校に校長として赴任する時に何をしてたかというと、この地域の強みは何だろうと。弱みは何か、脅威となるものとか。SWOT分析をまずやって。
具志川東中の場合にも、ウィークポイントが学力が非常に県の平均よりも劣っていたこと。これをあげることで、次のステップに行けるだろうということで、そういう情報にはひたすら目配り気配りをして。


坂:そういったところでですね、エンカレッジが入っていきたいなあと思うんですけど、そういうのは可能ですか?


上江洲:私としてはもう大歓迎です。実際に具志川東中で連携しましたので。その時にはもうとっても助かりましたし、一番課題だったのがコーディネートの部分だったので、それをエンカレッジの先生方がしっかり、この日は誰と誰、とか、ちゃんとコーディネートしてくれて。それは非常に私にとっては強い力になりました。
そしてまた子どものケアもやっていただいて。その中でまたいろんな進路の話とか、また色んな人の話を聞くというのが実はとても大事で。


坂:そっか、そうですね、あの時は先生の配置までさせていただきましたね。


上江洲:そうなんですよ、あれとてもよかったです。


坂:なので、今後エンカレッジとしてはですね、先生たちの研修をしっかりとして。
今回北部の方の小中学校にも入らせてもらって、学習支援を教育委員会からの依頼で。


上江洲:あの仕組みは非常にいいと思いますよ。
地域には学校支援事業というのをやってる大人たちがたくさんいますから、そこにエンカレッジさんが入っていって、あと生徒は学校で集めて。
エンカレッジの方が来て教えて、先生の配置もするっていう形で。それをシステム化していけば、ある意味では東塾はいいモデルだと思いますけど。


坂:だと思いますね、本当にとても良かったなあと思ってます。




プラットフォームとしての学校

坂:お話では「プラットフォームとしての学校」という大きなキーワードがありまして、その中で今後学校が中心としてそういった貧困の子どもたちだったり、ちょっと困り度の高い子たち、そういった子たちの支援をしっかりやっていきましょうということを、国が打ち出しているということで。
その中で外部の人たちも、どんどん参加させていきましょうというようなことも、自民党が発表している。


上江洲:あと実は県もですね、ちょうど私が校長会の会長の時、平成29年に意見を述べる機会があって。そこでも教育委員会の次の5年の教育計画に、もうすでに教育のプラットフォームとしての学校っていうのが載っています。そのまま入ってますね。


坂:なるほど。
そうですね、それがしっかりとこう、運用できるようになっていければ、この沖縄県にとって明るい未来、本当に負の連鎖っていうのが無くなっていくんじゃないかなあというのはすごくイメージできるんですね。
その中でこういった民間のいろんなところが入って。
特に福祉、エンカレッジに関していえば、福祉と教育両方を頑張ってやってると思っているので、入ることによって、より子どもたちが夢とか希望が持てるような、そういう風になっていくんじゃないかなと。
夢とか希望を持っていけばまた、将来的に自分が何をしたいとか、そういうのが生まれてきて、自発的な、先生おっしゃるところの自立したものができていくんじゃないかなあと思ってます。


上江洲:平成27年度に、日本財団の委託調査の中で、沖縄県の大学の進学率が本土と同じような45%ぐらいになれば、貧困が解消されるという試算もあります。
だから県もそこを目指して学習支援をやっているんですよ。
そういう意味では、学校をプラットフォームとしてやっぱりエンカレッジさんの力も得ながら、いろんな人たちが入って家庭の問題を解決する、学習の問題を解決する、そして給付金を増やして進学をまた保証する。この3つを核に持っていて、これから支援できると。沖縄の子どもたちはたくさんいますから。


坂:なるほどそういう風な試算も出てるということですね。そういったちょっと数値的な目標があると、より頑張りやすくなっていくなというのはすごく感じています。またこれからも色々と勉強させていただきたいなと思います。




上江洲先生へのQ&A

坂:質問を残りの時間でやっていきたいと思います。何かありますか?


エンカレッジスタッフ:本日は素晴らしいお話ありがとうございます。
小学生・中学生、塾に通っている生徒と対応している時に、いつも「何で勉強するの?」ていうのを聞かれるんですよ。その時はしどろもどろでは伝えるんですけど、子どもたちはあんまり納得していないんだなーと感じているんですが、そういう時上江洲先生はどのようにお答えするのか聞きたいです。


上江洲:そうですね、今YouTuberとかあるいはゲームでお金が稼げる時代になってるんですけど、ただ問題は、学校に行くっていうことはですね、今日ちょっとこれを持ってきたんですけど、見えますか?バベルの塔。
つまり学校に行くと何が違うかというと、人とコミュニケーションする時に、相手のわかる言葉で話ができる。それができないと、やはりいろんな形でコミュニケーションの阻害が出てくるんですよ。
だから、人と直接会って。
今コロナの時代ではあるんですけど、人と会わないで顔だけで話をしても相手が何を考えてるかわかるんです。でも実際に面と向かって話すと、その人が今まで生きてきた歴史とか、全部言葉に出てくるんですよ。だから家庭の環境も言葉に出てきますし。
例えば普天間中学にいる時にですね、琉球大学の教職大学院の先生方がやってきて授業をして、子どもたちが知ってる否定的なウチナーグチと肯定的なウチナーグチ言わせたら、圧倒的に、放送禁止用語で言わないんですけど、否定的な言葉っていうのが溢れるように出てきた。
だからこの言語環境っていうのはどうしても学校に行っていろんな人と学びと比例するので。要するにものを考えたりすることも言語です。それから人と話すときのコミュニケーションも言語です。
さらに我々はノンバーバルって言って相手の仕草で相手の状況を理解しないといけない。そういう意味では、言葉を通して理解するには限りはあるんですけど。
彼女ができて、さてどうやって彼女と仲良くなるかとか、まあそういう邪な妄想も含めてですね(笑)、やはり言葉っていうのは大事にしていかないといけないし。
ICTが発達してきて、世の中がどんどん発展していきます。でも、人間は変わらないわけですよね。するとじゃあ、人間の幸せって何だろうとか、私は何が好きなんだろう、私はどう生きればいいんだろうとか、そういう根本的な人間の問題に答えるのはやっぱり言葉、文字なんですよ。
よく我々も教育センターで先生方のプレゼンを聞くんですけど、本当に言葉をわかって使ってるのかなっていうのは、時々あります。だから、本当にこの言葉を理解して使っているかということですね。そういうことを知るだけでもやっぱり学ぶ意義っていうのはあると思うんですね。


坂:配信をご覧頂いてる方からもきています。
学習以外でも民間が学校と関わることでメリットはありますか。


上江洲:学習以外であればですね、例えばあの、学校には特別支援学級がありますから、そこに民間の方がやってきて、土日とか、あるいはお母さんができない時に送り迎えしたりっていうのはよくやってますので。
実際に具志川東中にいるときも普天間中にいるときも、民間の人たちがやってきて、そこでいろんな行事とかもやっていただいて。要するにみんなでこの子を育てていくっていう。そういうことは普通にやっていますので、現在も。


坂:発達障害について、引目を感じている子どもや保護者も少なくないと思います。その中で、学校の特別支援学級と、普通学級との連携はどう言ったものがありますか。


上江洲:最近は、ちょうど私も平成29年に普天間中学にいたんですけど、やっと通級学級というシステムが機能し始めて。高校でもやっているのもあるんですけど。


坂:通級学級っていうのはどういったものですか?


上江洲:発達障害とか、ADHDとかアスペルガーとかそういう診断のついた子どもたちに、希望者がいればそれを文書に出してもらって、週に1・2度とか別の学級に連れて行くんです。
例えばADHDとかアスペルガーとか、人とのコミュニケーションができない子どもたちとは、卓球をするんです。卓球はいいですよ、なぜ卓球がいいかというと、卓球というのは相手の打ちやすいところに返さないと相手が返せないでしょ。だからこれが言葉のやり取りと共通してて。そうやって相手のことを思ってボールを返すという意識をやっぱ養うことができるし。
それからLDに関してもですね、目がちょっと動かないと言いますかね。例えばここに画面があって、ウォーリーを探すんだけど、みんなウォーリーに見えてしまうという子がたくさんいるんです。そのウォーリーを探す時にパッと見える機能を鍛えるとか、そういうのをやったりとか。
あるいはいろんな形があるんですけど、空間認知っていうんですけど、認知的な能力どう高めるか、っていう。空間認知それから視覚認知ですね。これを高めることで実は学力が上がるっていうことなんですね。子どもたちはそういった認知機能を高めることをやることで、(自分の)学級で大分着いていけます。本当に効果があります。
今までは、そういう認知機能のサポートなしで授業でやっていたから、3分の1くらいもう授業ちんぷんかんぷんでわかんなくなっちゃった、ていうこともあったのかもしれません。今はでもそういう通級学級で、そういう指導もして、認知機能も高めることもやってますので。この辺の改善点っていうのはあると思います。


坂:学校も本当にいろいろなことをやっていますね。


上江洲:そうなんです。


坂:地域格差を感じたことはありますか、またそういった時に行ったアプローチなどはありますか。


上江洲:地域格差っていうと、今の行政のシステムではですね、市と町村が違うんですよ。例えば市であれば、市の中に生活福祉課とかそういうちゃんとした課があるんですけど。
町村に関しては、例えば中頭地区だと、中部教育事務所がありますよね。そこで全部一括して、一人で例えば何十名も担当したり。非常に行政の層が薄くなっちゃうんです。市であればそういう意味ではすぐ対応ができるんですけど。そういう格差がちょっとあります。


坂:この、なんですか、プラットフォームの学校という部分でもですね、本当にこの貧困世帯が多い地域とかあるじゃないですか。そこをまず手厚くしようとか、そこを優先していこうというのが?


上江洲:今そうですね、平成29年度から、生活保護世帯とか準要保護世帯が、学校の生徒の25%以上の学校は、実は事務が二人配置されています。


坂:そうなんですか。なぜ事務なんですか?


上江洲:要するに、支援の手続きを。膨大な数になるので。4月から給付金とかね、支援金の手続きを二人で分担して。一人は学校の今までの事務をやって、もう一人は給付金事務を中心にやる、っていう形で。だから二人いる学校はだいたいこの地域が厳しいということですね。


坂:SSWの配置も多めにとか、そういうのもあるんですか?


上江洲:あると思います、はい。
自分の聞いた中では、どこの学校とは言いませんけど、40%以上とかそういう学校も知ってますし。ね、そういうところは本当に厳しい家庭で。


坂:わかりました。
子どもたちが安心して勉強できる環境を準備するためには家庭環境も大切だと思います。親御さんへはどのようなメッセージを出しておられるんでしょうか。


上江洲:そうですね。
学校にいる時は、まず校長の方針というのはいつも丁寧に伝えていましたし、不登校の家庭は、12月ぐらいまでは先生方が中心になって相談とかしてたんですけど、1月ぐらいからは私が引き取ってですね、具体的に子どもと次年度のいろんな取り決めごとをやってました。で、次年度からこういう形でやっていきましょうね、って。やっぱり相談して、納得してもらって、次年度、4月を迎えるっていう形をよくやっていましたので。
そういう意味では学校は決して敵ではなくて、思いは保護者も学校も一緒なんですよ、やっぱり。この子たちをなんとか次のステップに行かせたいっていう思いは一緒ですので。


坂:ありがとうございます。
他最後に、いかがですか?


エンカレッジスタッフ:琉球大学から来ました、よろしくお願いします。
プラットフォームとしての学校というのがすごいキーワードだったと、学校と学校外のいろいろを合わせていくことが大事と思ったんですけど。
学校に来れない子たち、不登校の子たちっていうのが、どうしてもやっぱり学校に行けない、アプローチをかけても行けない場合に、居場所としてフリースクールだったりとかに行くことがあると思うんですけど、そういうところと学校っていうのをなんとなく自分の中では対立関係にあるのかなって思って。そういうところは先ほどもお話あったんですけど
その学校に行けない子たちが、学校の代わりに学校の時間に行ってる居場所と、学校との関係っていうのはどうあるべきだと考えてますか。


上江洲:なるほど、まああの、敵対関係には絶対になってはいけないと思います。なぜかというと、やっぱりゴールを共有するっていうのがまず一番大事で。
例えば自分が普天間中学にいる時にですね、そこにひとり三年生の、アメラジアンの女の子がいたんです。で、そこのアメラジアンの先生が学校に来ていただいて、この子を実は普天間高校に推薦をお願いしたいと。英検準1級持ってるのでって。

アメラジアンとは:アメリカ人とアジア人の間に生まれた子ども。沖縄のアメラジアンの多くは在日アメリカ軍に所属している男性と日本女性の間に生まれた子どもたちと言われている。
中には両親の離婚で日本語の教育を受けないまま、日本の公立学校に編入する子もおり、孤立感を感じて学校に通学しなくなる場合も。
宜野湾市にはそうした子たちが英語と日本語双方で学ぶことのできる「アメラジアンスクール・イン・オキナワ」というフリースクールの形をとった民間の教育施設がある。
(https://news.yahoo.co.jp/feature/57/)

普天間中も所属ではあるんですよ、実は。でも行ってるところはフリースクール。アメラジアンっていうことで。(そこでの)出席も多かった。毎月送られてきましたし。それをもとに私も推薦書を書いて。普天間に出したら、その子は合格しました。
そういった連携というのはよくやっています。ただ、アメラジアンの場合にはですね、県がある程度認定しているんです。
大事なことはしっかりと、学業の証明書とか、ちゃんと授業してますよっていう形で送って、それを持って相談してもらえば、学校も誠意を持って対応すると思います。
やはり、一番犠牲なのは子どもたちですから。子どもたちをやっぱり、しっかり。本当にいつも言ってるんですけど、どんな子どもでも必ず人材になります。その人材をこんなね、みんなの感情だけで無駄にしたらまずいので。やはり皆で育てるような、土壌っていうのをね、作ってほしいなと思います。皆が戦力です。


教育に携わるどの立場も、子どもたちへの思いやゴールは変わらない。だからこそ、それぞれの強みが活かせる協働した体制づくりが必要になる、と改めて考えさせられました。
上江洲先生、ありがとうございました。
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