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参考人質疑を初めてちゃんと見ました

昨日のエントリーに関連したものですが、今日(4月23日午前10時から)まさに、衆議院文部科学委員会で、法科大学院制度に関しての法案改正につき、参考人質疑が行われていました。

ちなみに、ウェブで生中継見られました!!
http://www.shugiintv.go.jp/jp/index.php

実況は、内山先生のTweetで。

色々思うことがあったので、少し感想を。

参考人質疑って?

国会の特別委員会などで法案を審議する際に、その分野に詳しい人を呼び、議員の意見を補強したり、疑問に答えたりします。

大学の教授など、その分野の専門家が呼ばれます。

今回の参考人

今回の参考人は、自分に関連する分野ということで、伊藤先生以外は個人的にもお話ししたことがある方々でした。世間は狭いですね。

山本和彦教授は、法科大学院で倒産法と民事執行法の授業を教わりました。本当にキレッキレで凄い先生だと思っていました。当時からカンボジアの法制度支援とか数々の政府の審議会の委員をやられてました。今回も、法科大学院発足時点の義論から知る人として呼ばれてました。

伊藤真先生は、言わずと知れた「伊藤塾」の創設者兼憲法運動家ですよね。司法試験会場に毎年応援に来てくださっていて、私は塾に行ったことがないけど、先生の応援に胸を打たれました。質疑を行った国会議員の何人かも「伊藤先生には受験時代お世話になりまして。。」とはにかみながらおっしゃっていたのが印象的でした。

三澤英嗣先生は、三田パブリック法律事務所の代表をされています。実際に法科大学院でのリーガルクリニックという実践的授業を長らく行われています。日弁連の法科大学院センターでも積極的に議論されており、熱い先生です!

須網隆夫先生は、参考人の方々では一番関わりが薄いですね。しかしLaw未来の会などで垣間見れる、明晰さは敬服に値します。ヨーロッパでも弁護士として活躍されていたなんて素敵すぎます!

何がすごいか?

まず委員会の日程が前日までFIXしない。

打ち合わせ時間もおそらくほとんどない。

法案の問題点を本当に端的に指摘している。
法曹養成についてずっと関わられている中での知見から、今回の法改正に意味がないことがつまびらかに。

法律家の実力を見せつけられました。

ただ、法科大学院出身者がいないのが残念。

私も法科大学院世代で、かつ、法律関係ないところから飛び込んだ今は珍しい「純粋未修者」。

なんと言うか、、、頑張ります!!

その他の感想。。

なかなか参考人質疑が長いので(2時間以上)、3キロ走りつつ聞いてシャワー浴びてもずっと続いてました。それだけ、熱い議論をしていただけたのは嬉しいですが、でも、衆議院はスルッと通過しそうな公算なのが悲しい。

素直に聞いていると、3+2をやるなら、司法修習いらないんじゃないかなと思ってきますね。3年夏休みに司法試験受けて、3年後期に司法修習的な事やればいいのでは。。



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