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●雨のち晴れ、とはいかず?

朝4時頃目覚めたら酷い雨の音。雨合羽着て、傘さしてゴム手袋はめて、外に置き去りにしておいた花鉢5個を、物置に入れてきて安堵。残りの8鉢は物置で無事だった。その後も雨はドンドン酷くなってきて、今日9日の11時半の約束の病院行きは断る決心をした。
朝食をすませ、朝ドラを見た後、眠くてたまらず眠ってしまったら、目覚めたのが10時35分。急いで病院へTELを入れ、看護師に「9ミリ管はやる気ないので、今日の面談を取り消す」と頼んだが、看護師は医師に問い合わせた後、やっぱり来て下さい、と強く言われ、仕方がない。タクシーで行くことにした。

「今日のような雨の強い日には、通院にタクシーを使う年寄りが多いから、
タクシーが見つかって、あなたは運がいい」と運転手に言われた。彼は60歳 前後らしく、八王子の裏道をよく知っていて、病院までほとんど信号のない細道を辿ってくれて、15分で到着。バスなら遅刻のはずが、11時15分着だった。「ありがとう、裏道をよくご存じの良い運転手さんに巡り会えてよかったです」とお礼を言った。

実際の医師との面談は、1時間半も待たされたあげくに「あなたは普通に ご飯を食べてるでしょ、それなら9ミリ管は入ります」と言われた。「私はひと口を80回くらい噛んで、飲みこんでます。それでいつも食事はびりです」と答え、これまでに、3度の9ミリ管で、どれほど喉を痛め、大変な思いをしたかを伝え、「経鼻内視鏡」で4回やってもらい、順調だった話もした。(薬を飲むのが大変で、1粒飲むにも5分はかかるのは言わずにおいた。たまにはうまく飲めるけど)

「それでは、今回の内視鏡検査の予約は取り消しましょう。経鼻でやって もらえる処で必ずやってもらって、結果を知らせて下さい。あなたのマーカーが基準は36なのに、47だったので、ちょっと気になったんです」
「先生、夕べネットで調べたら基準は5とあったけど、36なんですか?」
「あ、それは CEA の基準ですね。マーカーには幾つも種類があるんです」

基準が36と聞いて、かなりほっとした。夫の前立腺ガンの時の基準は  4だった覚えがある。47との差は心配するほどひどくはなかったのだ。

帰りはバスを乗り継いで帰り、2時35分帰着。バスの中で、中学の新学期が始まったばかりらしい男の子が、母親と私の目の前に立っていた。時々母親に話しかけたり笑ったりすると、その子の丈夫そうな歯が見え、目立って歯並びがよいことに気づいた。私の下りるバス停が近づいたころ「学校が始まったのね?」と思い切って声をかけ、「あなた、とっても良い歯をしてるね、大事になさいね」と言って、バスを降りた。母子が「ありがとうございます!」と笑顔で送ってくれた。

降り続く雨の中を、車の通らない遠回りの道を歩いていると、濃いピンクのウメの花が雨にぬれて、いっそう鮮やかな色合いをみせていた。近くにいつも庭仕事をしているおじいさんがいたので「ウメがみごとですね、ほんとにきれいで」と言うと、「老木で、もう終わりかと思ってたら、遅くに咲いてくれました。ほめてくれて嬉しい!」と言ってくれた。

帰宅して、気になる「経鼻内視鏡検査」を3度やってもらった共立診療所にTELすると、今はうちではやっていないが「長房共立診療所で月に2度 やってます。こちらでやっていたのと同じ器具ですよ」と言われ、TELを教わって、予約もとれた。これでひと安心だった。

でも、良い事ばかりではなかった。義姉が朝から熱を出して、38度3分 あり、下がらないという。私が今朝出かける時、階段下から声張り上げても返事をしなかったのは、眠っていたのだ。「人寄せの準備に頑張りすぎて、疲れたのね」と私が言うと「そうね、疲れの熱かもね」と姉はそう認めた後で、「明日も熱が下がらなかったら、共立診療所へ行って、コロナの検査をしてもらうわ。費用は自費払いだけど」
ええっ!コロナの心配?それじゃ、私も気をつけないと・・。

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