横浜市で一番高い山は大丸山
友達とハイキングに行った。横浜市南部の氷取沢市民の森から横浜自然観察の森の方へ行き、大丸山山頂を経由して金沢動物園の方へ向かい、最後は六国峠を縦断して金沢文庫駅に降りる、というルートである。
（この地図が便利だった）
最初に住宅地を抜けて、円海山の方に向かうとき、「円海山が横浜市で一番高い山なんだよね」と言ったら、同行した友人が「え、横浜市で一番高い山は大丸山だと思うけど」と言う。え、そんな名前の山聞いたことないよ。
わたしは小学校2年の途中から横浜市に住んでいて、小2の社会科で住んでいる区の地理や歴史、小3で横浜市、小4で神奈川県、小5で日本、小6で世界の勉強をした。小3で横浜市の勉強をした時のことなんて殆ど覚えていないが、市で一番高い山が円海山だったことはずっと覚えていたのに、円海山じゃないってどういうこと？
確かに地図でも、円海山は153.3m、大丸山は156.8mと書いてある。50年近く信じていたことが覆された衝撃。
ちなみに同行者は、横浜育ちではないが今は横浜に住んでいて、地元のラン友と今日歩いた辺りをトレランしたりしているので、今はわたしよりこの地域に詳しい。
わたしが子どもの頃は円海山が一番高くて、その後地殻変動があって（ないよ）大丸山の方が高くなったのか？ 円海山の山頂を削った人がいるのか、大丸山に盛り土をした人がいるのか？ 頭の中ぐるぐる。
そして、円海山から大丸山の方に来たら確かにトップ画像のように、「横浜市最高峰」と書いてある。そして、この山は国有地とか市有地とかではなく、京浜急行電鉄の持ち物らしい...。
そして、山頂はこんな感じ。柵の向こうに、八景島とか日産の追浜工場とかが見えた。
帰宅してから円海山のWikipediaを見て謎が解けた。
円海山（えんかいざん）は、神奈川県横浜市磯子区に位置する三浦丘陵の北端部の山。標高153.3メートル。長らく横浜市の最高地点とされてきたが、測量が進んだ結果、最高峰は大丸山（標高156.8メートル）、最高地点は大平山の尾根（標高159.4メートル）とされた。
但し、この根拠となる資料へのリンクはもう切れてしまっていて、いつから大丸山が横浜市最高峰と認定されたのかなどは不明。
大丸山（おおまるやま）は、神奈川県横浜市にある標高156.8メートルの山である。栄区との区境に近い金沢区釜利谷町にあり、横浜市の最高峰である。なお横浜市最高地点は、ここよりも2キロメートルほど南西の大平山の尾根筋（頂上から数百メートル離れた茶屋付近）の159.4メートル地点である。
大平山は鎌倉市の山だが、そこに向かう尾根筋の方が大丸山より高いらしい。この辺が横浜のチベットということで。
ハイキング自体も楽しかったが（相当暑かったけれど）、50年近く信じてきたことが覆された衝撃もまたいとをかし、の一日であった。
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