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自然経営研究会の代表理事を退任します(どちらか1名が)

とりあえず分かりやすいタイトルを付けてみましたが(笑)、自然経営研究会の新たな実験として「代表理事の交代」をしてみたいと思っています。

そもそも自然(じねん)経営研究会とは?

自然(じねん)経営研究会は、新しい組織の在り方の「探求」「発信」「実践の支援」を行うことを目指し、2018年7月に設立した一般社団法人です。

「ティール組織」「ホラクラシー」など、新しい組織運営を表す言葉が少しずつ広がってきました。
自然経営研究会では、「自然(じねん)経営」を「自然のように変化し続ける経営」として捉え、日本的な文化や環境に沿った新しい組織の在り方の実践を促すことを目指しています。

2018年の活動のまとめや、2019年の年初にまとめた現状取り組んでいることを見ると、少し具体的なイメージは持てるかもしれません。

(2019年の年初に作成した「活動の見取り図」)

団体が立ち上がった経緯と、設立時の2人の代表理事

大元まで遡ると、ダイヤモンドメディアの新規事業であるTonashiba(トナシバ)において、「会社の垣根を越えて人材が最適にシェアされる」ような世界が作りたい、というところから始まりました。

自然経営研究会は、その世界観に共感する企業同士が語り合える場として、2017年12月に小さな勉強会として立ち上げました。その後、より多くの人が関わりやすく、また色んな実験を積極的に行うために、2018年7月に一般社団法人という別の法人格にしました。

こういった経緯だったこともあり、設立時の代表理事には、ダイヤモンドメディアの武井さんと、Tonashibaの立ち上げメンバーでもあった山田の2名が就任しました。(ちなみに本籍地はダイヤモンドメディアのオフィスを今でもお借りしています)

(2017年11月9日のKick Off@ダイヤモンドメディアオフィス)

なぜ代表理事を退任(というか交代)するのか?

自然経営研究会は、自然経営(=自然のように変化し続ける経営)の実践を促すために、この団体そのものが「最も自然な経営を体現している」「そのための実験を繰り返している」ことが重要と考え、常に色んな実験を繰り返しています。
端的に言えばその一環で、「代表理事」という役割自体も流動的にしてしまいたいと思います。

そもそも、「代表理事」になったところで、何一つ良いことはありません。何らかの権力が手に入るわけでもなく(そもそも「決定権」という概念がない)、自由に使える予算が手に入るわけでもありません(会計情報はフルオープン、原則として誰が何に使っても良い)。

ただ、対外的に「代表理事」であることが分かりやすいなど、「権力・権限」はないものの、色んな意味での「影響力」はどうしても持ちやすくなります

その状態が固定化されるのは「自然な状態」ではなくなるな、ということを思っていた中で、3月28日のワークショップ後の飲み会で盛り上がり、「2人のどっちかは交代しよう」ということになりました。

(直後に武井さんと山田で交わしたやり取り。こういう実験を好きなだけできるのが自然経営研究会の良いところ笑)

「代表理事の交代」の形式(現状案)

ざっくりと、現時点で想定しているのは以下の内容です。

- 代表理事は2名とし、任期は2年とする
- 2期連続(=4年間)の就任はナシ(いずれ再任とかはあってもいいけど)
- 毎年1名が交代する
- 自然経営研究会が5月末決算なので、交代も毎年5月に行う
- 任期を終えた代表理事は自動的に「顧問」に就任

代表理事が変わると手続きが煩雑、登記変更の費用がかかる、といった現実的なデメリットは生じてしまいます。
ただ、それを飲み込んででも、「絶対的な権力を作らない状態」を追求することは、この社団法人だからこそできる実験なのだと思っています。

先ほど貼り付けたメッセにもありましたが、現時点では、武井さんと山田のどっちが退任するかは決めてません。私自身は(そしてたぶん武井さんも)、とてもポジティブな意味で「どっちでもいい」と思っています(笑)

どちらが交代するか?はこれから、5月末までに何かの方法で決めたいと思います。

「次の代表理事の選び方」を募集します!

さて、ここまでの経緯で、「どうやって退任するか」はかなり具体的になったのですが、もう一方で、「どうやって新しい人を選ぶか」の部分は、まだすっぽりと抜けています(笑)

自然経営研究会にこれまで関わっている/いないに関わらず、次の代表理事の良い決め方について、ぜひ色んなアイディアをいただければ嬉しいです。

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