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タテの糸も、ヨコの糸も...アナタ。 ものづくりの姿勢

こんにちは、手縫いで革小物を仕立てております、エンフォケでございます。

昨今、中国企業の日本進出、少し前に日本に工場を持ち、日本人雇用をする中国企業のニュースをTVで見ました。日本人の真面目さ、丁寧な仕事、優れた品質を生み出す、年齢でなく成果で評価… あぁ、MADE IN JAPANね。

MADE IN JAPANの定義… わたしが聞いた、読んだことを"私訳"してみる。
最終工程を日本で行うことで"日本製"と認められ表記可能である。
日本企業、海外企業かは問題ではない、ノープロブレム。
従業員が全員外国籍だろうが、材料が全部海外製だろうが、モウマンタイ。
ほぼ海外工場で製作し、日本で仕上げのボタンやタグ付けのみでも、よくってよ。
必殺技、全て海外で製造し、梱包、検品するなどの最終工程を日本で行っていれば"日本製"の表記可能である…? それはなにか? 伝統と信頼と実績の梱包か???
黒にしか見えないグレーは…くそださい なえる。。。

過去、スペインで暮らした時は、ピソ(アパート)に家電は揃っていたので、あまり電化製品などを買うことはなく、家電店に行ってもどこの国製か?を見るぐらい。スペイン、フランス、ドイツ、アメリカ、中国、韓国、etc…  MADE IN JAPANなんてほぼ無かったが、カメラコーナーに行くと、ここは日本か!! と思うぐらい日本のたくさんのカメラメーカー製品がズラリと並び、日本製がダントツ人気だった。
¡¡Vivaaaaaaaaaaaaa!!  "Hecho en Japón" 

さて、会場も温まって来たのでそろそろ本題に… よろろすおねがいするます。w

今回、新たな手縫い糸"MeiSi Super Fine"という糸を使ってみることにしました。
Shenzhen Minglang Textile Technology Co., Ltd.という会社でproducingしている高品質ワックスリネン糸、MADE IN CHINA。"Super Fine Waxed Linen Thread"と"Waxed Linen Thread"の2種類あり、もちろんSuperの方がHigh quality!!

ほぼ英語で書いとるから何やわからん。。。easily, 翻訳いたしますと…

"マッチングアプリで出会ったのは、ビューティフル チャイニーズガールだった。"

もちょっと、ついて来てね♡

お仕事の手縫いで使う糸 "MeiSi Super Fine"です。Hand sewing threadと書いているが… 後で。。。 チラッと色見本です。↓↓↓

全97色、糸の太さは4種類(0.35, 0.45, 0.55, 0.65mm)。MeiSi… ロゴのSは大文字デザインなのね。
左上の方の糸は、縫う度ランダムな色になるものです。まぁまぁ面白いですよ。商品では使わんかな。
色見本で確認、使用するであろう革の近似色などを追加購入して、画像+2色で現在12色になっています。
右端の"起き上がり小法師"のことは、気になさらなくってよくってよ… 並べて遊んでいただけです。

MeiSiの糸、2年程前にGlobal Highend Tools+さんで道具を購入した際に、サンプルをいただいていたが、その時は必要性を感じていなかった。

最近になって使用中のおフランスの糸"Fil au chinois"より細い糸を使いたいな〜…と思い、MeiSiの糸を再確認したらちょうどいいかな、フランスの革なら光沢も。
公式HPを見て、気になったNot knotted/Hand sewing/Machine sewing
結び目なし/手縫い/ミシン縫い? 手縫いだけでなくミシン縫いも適応とは。
実は、結び目(麻糸の継ぎ目)はフランスの糸で気になるところでもありまして。
とりあえず購入して確認、太さ均一、結び目なし、ワックスの効きもしっかり。(今のところ良い感じ。)
過去、他社のワックスリネン糸で、縫うと撚りが完全に解けてしまうロット不良に当たったことがあります。縫った糸目は…それは、それは、ブ・サ・イ・ク。
ミシンは使わないのでこの糸のミシン製作でのパフォーマンスはわかりません。
高い品質の追求、個人的に"ものづくりの姿勢"も感じるところがあります。

たかが糸… されど糸…
タテの糸も、ヨコの糸も…アナタ。オモテもウラも、アナタ三昧。。。

実際に縫ってみて"理想的"でした。ワックスの光沢があるので、今のところ"おフランスの革"に使用。

わたしは仕事で使う道具、材料は海外製も多く、何でもかんでも"日本製推し!!"という人ではないのですけどね… 試してみる、良ければ使う。
海外の方から"日本製"への信頼や安心、高性能と高く評価されている声を聞くと、自分が関わっていなくとも…やはり嬉しく思います。
日本は技術で他にないものを作る事もあるが "日本人のものづくりの姿勢" が海外の人たちを感動させているのは皆さん周知のことであり、その思いを胸に突き進んでいくと"コストや完璧主義問題の呪い…"の部分で、他国の機動力でグイグイ進んでいく企業の"こんなぐらいでええんちゃうん、安いし"に反撃を喰らったり。
グローバル、イノベーティブな人材育成も非常に重要なことだと私でも感じるが、
日本人忘れませんように… 欲しいと思われる"MADE IN JAPAN"の作り方を。

では、また、¡Hasta luego!

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