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初のGalette des rois(ガレットデロワ)

初と言っても毎年食べているので2024年最初の、という事ですが。

日本でも随分と知名度を得てきたフランジパン(アーモンドクリーム)を入れて焼き上げたパイ生地のお菓子、ガレットデロワ。詳しくはウィキペディアなどで見て頂いてここでは簡単に説明。
キリストの誕生を祝って3人の博士が贈り物を持ってやって来た日を祝って頂くお菓子です。中に陶器で出来たフェーブと呼ばれる小さな飾りが入っており、切り分けた中からこれが入っていた人がこの日の“王様”となりますが年少者に当たるように切り分けます。子供が数人いる時はフェーブを複数入れる事も。

このお菓子を頂くのは1月6日の公言祭、丁度この日に義家族揃っての食事会を予定していたのでデザート担当の義叔母に持って来てもらいました。
持って来てくれたのはフランス出身のパティシエ、ピエール・エルメの高級変わり種。
写真左はピスタチオクリームとオレンジの花の香のエッセンス入り。右はイスパハン、の名で有名なライチ、フランボワーズにバラの香りを添加したもの。個人的にはピスタチオのが甘さが随分控えめで好きでした。そもそも女子にあるまじきかな、ベリー系はあまり得意ではありません。

皆美味しい美味しいと絶賛していたけれど後から聞くと“凝り過ぎ”“ピスタチオの大き目粒が入っていて口触り悪い”だのと色々批評が。。結局の所、高級どころよりごくごく普通のアーモンドクリームがお好みの様子。
気の早いお店は12月から売り出し1月中はパン屋さん、ケーキ屋さんにおいてあるので1月中はこればっかり食べている気がしますがこれも季節物という事で頂いてます。

フランスに来た頃はなんでこんな食べ難い素っ気ないお菓子を皆好んで食べるの?と思っていたのに渡仏10年、もう1月と言ったらこれでしょ!という感覚になっています。
洗脳か、習慣か。