見出し画像

コファシリの効果を体感しよう

2022年8月から Engagement Run! に参加している、NRI横山です。
草野球が大好きな、新米チームリーダーです。
今回は、「【2023年10月特集(90分)】ザ・実演!振り返りのファシリテーション(第3回)※アーカイブ動画無」のクラスの教材として使用いただいたディスカッションについて、コファシリの準備をしたときのことや実際にコファシリをした感想を共有します。


コファシリってなに?

コ・ファシリテーション(Co-facilitation)のことで、二人でファシリテーションをする手法です。片方がアシスタントということではなく、二人とも「ファシリテータ」として話し合いに入っていきます。

今回、Engagement Run! の教材として「複数の異なる部署に所属するメンバーどうしのディスカッションをコファシリする様子」を提供すると決まったとき、コファシリがどのようなもので、どのような「いいこと」があるのか、正直まったく知りませんでした。

今回がコファシリ初挑戦でしたので、事前に上記の記事などで勉強したのですが、実際にやってみたときに感じた効果は予想以上に大きいものでした。

「安心感」、「雰囲気作り」、「納得感」

コファシリはファシリテータが複数いますので、慣れないうちは事前の認識合わせが必要だと思います。ディスカッションの進め方や、ファシリテータどうしの関係性の確認、ワークや資料の作成など、一人でファシリテーションをするときよりも準備に時間がかかります

なので、すべての会議をコファシリにするのは現実的ではありません。
以下のような、より効果を発揮しやすい会議でやってみるとよいでしょう。

  • テーマが複雑、または、難易度が高い

  • 人数が多い

  • 時間が長い

準備に多少時間がかかる分、多くの「いいこと」を享受できます。
実際にやってみたところ、以下のようなことを体験しました。

  • トラブル時に進行をスムーズにバトンタッチできた。

  • 何かがあってもフォローしてくれるという安心感があった。

  • 冷静に参加者の表情や場の雰囲気を掴むことができた。

一方で、ディスカッションをした参加者側にも、良い効果があったようです。

  • 発言に対するリアクションやフィードバックが増えて安心感があった。

  • 複数の角度からのフィードバックがあり理解が深まって納得感があった。

  • 参加者が平等で、小さな意見も拾い上げてもらえて発言しやすかった。

  • 会議を推進する力が増して、場が盛り上がるのを感じた。

ファシリテータの成長角度が大きく向上

また、コファシリをした後に、お互いのファシリテーションを振り返り、フィードバックを得ることができます。
お互い同じテーマについて実際にファシリテーションをしていますので、振り返りの質は高く、ファシリテータの成長角度がぐーんとアップします。

一人だと、進行やタイムキーパー、意見の回収と整理、場の雰囲気づくりなど、やることが多くて焦ってしまうことがありますが、それらを二人で補い合いながら進行できたと感じました。
また、ファシリテータそれぞれの個性が発揮されて、彩りのある会議になった気がします。

ぜひ、みなさんもコファシリに挑戦して、効果を体感してみてください。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?