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「自分のエンゲージメントの言語化」はなぜ大切なのか?

皆さん、こんにちは。
Engagement Run!Academy講師の古市です。

CEEP(エンゲージメント実践認定プログラム)がリリースされて、
半年が経とうとしている今日この頃。

Level.1の認定者は続々と増え、
Level.2〜3の取得に向けてチャレンジされてる方も数多くいらっしゃいます。

この半年を振り返り、自分のエンゲージメントの言語化は、
「相手に伝わるかどうか」という観点においてやはり重要だなぁ。と
CEEP受講者の皆様からの反応や言葉を通じて、改めて実感しております。

CEEP「実践報告クラス」受講者からの声(一部抜粋・個人名除く)

・自分は何をしたいのだろう、本当はどう思っているのだろうと自分と向き
 合い考え、言葉でアウトプットすることは今まで出来ていなかったんだと
 知れました。
・内省を通じて深く自分と向き合われているからこそ、それが自信や後押し
 となり、影響力を持った実践に繋げられるのだと強く感じました。
・自分自身もそうですし、相手にもエンゲージメント活動をジブンゴト化し  てもらうための伝え方が大切なのだと改めて感じました。
・自分の軸がしっかりし自己開示ができていてそこから業務のエンゲージメ
 ントにつなげられているので自分に向き合うことが重要。

CEEP Level.1 実践報告クラスアンケートより


今回の記事では、その背景を、
自分なりに「言語化」してみたいと思います


自分の言葉(想いや背景を含む)ではない場合、
受け手はどう感じるか?

こんな問いかけに対して、わかりやすい事例をご紹介します。

下記ケースの場合、Bさんは自分の考え(仮説含む)を言葉に含んだ形で意見していますが、Aさんのような説明を受けた場合、
あなたは腹落ちするでしょうか?

CEEP Level.1 対象クラス
「自分のエンゲージメントスコアを見ながら、自身のエンゲージメントを考える」より抜粋


同じように、エンゲージメントって何ですか?と言われた際に、
自分なりの解釈や見立て(例え)を使って、概念の説明だけでなく、
自社や自チーム・本人にとっての必要性(なぜそれに向き合うのか?)も含めて、端的に自分の言葉で答えられる方もいます。

一方、通り一辺倒の概念説明(本人もよくわかっていない状態のまま)
やただの経緯説明(「上層部から降りてきた施策です。」or
「人事が言ってきてる、何やら新しい取り組みです。」
)などと、
他人事のように伝えてしまう方もいるかもしれません。

むしろ、自分が腹落ちしていない状態だと大抵こうなってしまいがちです。
結果的に、周囲には「なんかやってるらしいよ」という、
「何か」扱いされてしまう。

自分が納得・腹落ちしていないことを、
他人に説明することの難しさ。


しかしそもそも、「自分がよく分かっていないこと」を、
「更に分かっていない人」に理解・共感してもらうことは、
誰にとっても至難の業ではないでしょうか。

自分が見たことのない映画について、人に紹介することが難しく、
自分が食べたことのない料理の良さを、人に伝えることも難しいように、

自分が体験し、腹落ちしていないことを誰かに話しても、
「なんか良いらしいよ。」で、終わってしまうと思います(笑)

では、エンゲージメントという概念(※未常識のもの)を、
他人に説明する際はどうでしょうか?

※「知ってる、知らない、何となく分かる、間違った解釈をしている」など人によってグラデーションがある状態。後に常識化される余地があるもの。

「関係性」の話であるからこそ、一人で推進できるものではなく、
周囲の理解・共感も大切になります。
その観点で、伝え手側の腹落ち感や理解の深さはより重要だと感じます。

「エンゲージメントの要素と高め方」より抜粋


ここからは、CEEP Level.1に認定された皆様の実践発表を見て気付いた、
人に伝わる観点で大切な「整理・言語化ポイント」を挙げてみます。

あなたにとって、エンゲージメントって何ですか?


こういった漠然とした問いに対しても、
下記のポイントを整理・言語化できている方は、
言葉に納得感が宿り、聞き手が理解・共感しやすい説明が出来る
のではないかと思います。

・自分のエンゲージメントが高い状態とは?
・自分にとってエンゲージメントとは?(どう捉えているか?)
・個人 or チームとして、なぜそれに向き合うのか?(必要性)
・エンゲージメントの概念を自分の言葉で端的に説明すると?

そして上記を整理する上で、最低限必要なインプットが
CEEP Level.1の対象クラスです。


腹落ちした言葉には「自信」が宿る


CEEP Level.1を取得された方々から多く挙がる声として、
「自分の推進活動に対する自信や確信を得ました!」という嬉しいコメントが多いのですが、個人的にその背景を考えてみたところ、

・腹落ちするまで深掘り言語化し、それをシェア&承認される経験をする。
 (「これで良いのかな?」→「これで良いんだ!」)
・自分自身への理解が深まり、WHYとWILLがブラッシュアップされる。
・「経験」は否定されない、ということに気づく。

☝️こんなことが頭に浮かんできました。

ぜひ、カラオケの持ち歌一曲を磨くような感覚で、
「自分のエンゲージメント」についての言語化をし、
あなたらしい表現を探究してみてください。

一人また一人と、あなたの想いが伝わる人が増えていくことに繋がり、
更に自信とエネルギーが湧いてきて、楽しくなる。

そんなポジティブ循環を生み出す一助となれば、嬉しいです!

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