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推進者にも求められる「自分ごと化」

2022年8月から Engagement Run! に参加している、NRI横山です。
草野球が大好きな、新米チームリーダーです。
今回は、現場で周囲を巻き込んで盛り上がっていくときに大切だなと思ったことを共有します。


現場メンバーにエンゲージメント活動を「自分ごと化」してもらいたい

10月から下期がスタートして、上期に練ったエンゲージメント活動計画を、いよいよ実行に移すという組織も多いようです。

推進チームは期待と不安を抱えながら、自分たちが描いた理想像を信じて、「絶対に組織を良くしたいんだ」という意気込みで現場にアプローチしていきます。
現場にもっと生き生きとしてほしい、現場にもっと活動に関与してほしい。という思いから、現場メンバーが主体的にエンゲージメントについて考えるようにと、組織開発の「自分ごと化」を訴えかけます

現場にアプローチするときは、情熱を持ちつつも、冷静になって相手を観察してみましょう。

推進者は、現場のリーダーやメンバーの状況を「自分ごと化」できているのか?

現場リーダーや現場メンバーは、あなたの提案を聞く準備ができているでしょうか。お互いの夢を語り合い、より良い未来に思いを馳せる態勢は整ってるのでしょうか

情熱をもって訴えかけると、それだけでも一定の方は呼応してくれます。
ですが、心身に余裕がないメンバーには、エンゲージメント活動が必要なものと頭では理解しつつも、反射的に「自分の業務を邪魔する面倒なもの」という捉え方をされてしまうかもしれません。

彼ら自身が「いま」感じている課題もまた、推進者は「自分ごと」として捉え、共感して、一緒に解決の方向を探る姿勢が必要です。
「その課題は現場の業務の話なので、そちらで解決してください」という姿勢だと、現場側も推進チームのやりたいことに耳を傾けたくなくなってしまうのではないでしょうか。

現場メンバーの抱える問題を「みんなごと化」していこう

現場のリーダーやメンバーが「自分の個人的な業務の課題」と思っている課題の多くは、実は「チーム・組織に関する課題」です。

エンゲージメントの推進チームは、「個別の業務に関する悩み」を傍観するのではなく、然るべきマネージャに連携するだけでもなく、当事者としてチーム全体で検討できるような環境を整えるサポートをしていきましょう。

もし、うまくいかなかったとしても、あなたの姿勢を見ている現場メンバーは、あなたが推進したいエンゲージメント活動についても、耳を傾けようと思ってくれるはずです。

小さな推進体制の場合、すべての現場メンバーの抱く課題感と向き合うのは、とてもパワーが要りますし、現実的ではないかもしれません。
ですが、一つずつ、できる範囲で、できることから一緒に向き合うことを積み重ねていくことが大切かと思います。

積み重ねていく中で、きっと仲間に出会えます。その仲間を大切して、輪を広げることで、向き合える現場の範囲も広げていきましょう。


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