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コミュニティを深める「組織の哲学」の大切さ

最近、「哲学」って重要だな、と思うことが多い。
むかしは、哲学者の話を授業とかで聞いて

「こじれてるな〜」とか
「素直じゃないな〜。とがりすぎでしょ。」とか思っていた。

ので、今になって有名な方々には申し訳ない気持ちになっている。

いや、でも哲学者で有名な人はやっぱりこじれてるしとがってる気がする。

何も考えずにビールでも飲んで星を見ればいいのに。
「なぜこの飲み物は黄色なんだろう。何を意味しているんだろう」とか考えてしまうんだろうか。

「美味しいものはたいてい黄色いんです。黄色は美味しいという意味です」と教えてあげたい。


さて。そんな哲学者いじりがしたいわけではないんです。

「一般社団法人えんがお」という法人の持つコミュニティが大きくなってきて、そのコミュニティにとって必要なものを考えました。

そこで思うのが、その組織が何を大切にしているのか。どうありたいのか。そういう、形のない「価値観」や「倫理観」、「哲学」がすごく重要になってくるなと思うんです。

今の社会は「答えがわかるもの」「言語化できるもの」ばかりに頼りすぎてしまっている気がします。
だけど、本当に大切なことは目に見えないし、言語化できない。「なんとなく」の中にこそ、あるはずです。

「自分は本当は何を大切に生きているんだろう」とか「自分はどうありたいんだろう」とか。

その「答えがない問い」に向き合い続ける思考力も、分かり易さばかりを強調される社会で、どんどんなくなっているように感じます。

コミュニティ運営やチーム運営って、重要なのはまさにそれで。

「ビジョン」と呼ばれる「何を目指しているか」も大切ですが、その土台で

「この組織は何を大切にしていくのか。」「どんな思いで進んでいくのか」「みんなとどうありたいのか」。

あるいは、「生き方」。

そういう、抽象的で、言葉にならなくて、伝わりづらいもの。
それを繰り返し繰り返しリーダーが伝え続けたり、体現していく。それが静かに伝わって、「そうあろうとする」動きがチーム内にできていく。

コミュニティが「深くなっていく」って、そういうことなんだろうな、と、超抽象的ですが思いました。


なので僕も、周りの人向けに「僕がどうありたいのか」「えんがおというコミュニティは、どこに行き着くのか」「どう生きていたいのか」。

言葉にならない言葉で、発信しようと思います。



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