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第27回 一般動詞の現在形②

みなさん、こんにちは。
英文法学び直しCafeへようこそ。

The early bird catches the worm.
早起きは三文の得。
(直訳:早く起きる鳥は虫を捕まえる)


前回は一般動詞の意味と、
現在形の意味について
学びましたね。

今回は、
一般動詞の現在形の
かたちを学んでいきましょう。




☆これまでの復習☆


一般動詞とは、ふつうの動詞のことです。

go(行く)、see(見る、会う)、
eat(食べる)、make(作る)など、

ほぼ全ての動詞が一般動詞です。 

第18回 動詞には2種類ある!より

be 動詞以外の動詞はすべて、
一般動詞です。 

第18回 動詞には2種類ある!より

一般動詞be 動詞では、
疑問文否定文作り方
全くちがいます

第18回 動詞には2種類ある!より


動詞に「 s 」を付けるとき


一般動詞の現在形は、
基本的には原形と同じです。

動詞の形が変わることを、
動詞の「活用 (かつよう) 」といいます。

活用する前の、もとの形のことを、
原形 (げんけい) 」といいます。

第1回 英語の品詞を学ぼう!(1)より



go
(行く)、see(見る、会う)、
eat(食べる)、make(作る)など、

基本的には、そのままの形で
現在形として使えます。


ただし!


主語によっては
動詞の語尾に「 s 」などが
付きます。


これを、
三単現(さんたんげん)の  s
といいます。

三単現 」とは、
三人称単数現在」のことです。


まるで呪文のような
文法用語が登場しましたね。


三人称単数についての
くわしい解説は
次回にするとして……。


とりあえず今回は、

主語が he / she / it のときは、
動詞に 「 s 」が付く!

ことだけ覚えれば
OKです!

「 s 」の付け方は?


さて、
一般動詞の現在形
s 」を付けるときには、

付け方にいくつかのパターンが
あります。

① ふつうに「 s 」を付ける動詞
② 「 es 」を付ける動詞
③ 「 y 」を「 i 」に変えて
  「 es 」を付ける動詞
④ 特殊な変化をする動詞

1つずつ、見ていきましょう。


① ふつうに「 s 」を付ける動詞


多くの動詞は、
語尾に「 s 」を付けるだけで
良いです。

(例) see(見る)  →  sees
               eat(食べる) →  eats
               make(作る) →  makes
               live(住む)  →  lives


簡単ですね。


ちなみに発音は、

sees(スィーズ)、eats(イーツ)、
makes(メイクス)、lives(リヴズ)

となります。


語尾の発音
」、「」、「」と
さまざまですが、

これについては
また今度、解説しますね。


② 「 es 」を付ける動詞


動詞の中には、
「 s 」ではなく「 es 」を
付けるものもあります。

o」、「s」、「ch」、「sh」、「x
終わる動詞には、「 es 」を付けます。

(例) go(行く) → goes
    cross(交差する) → crosses
              catch(捕まえる) → catches
              wash(洗う) → washes
              mix(混ぜる) → mixes

 
なぜ、これらの動詞には
「 s 」ではなく「 es 」を
付けるのでしょうか?


それは、
発音しやすいからです。


第9回でも解説しましたが、

o」、「s」、「ch」、「sh」、「x」の
うしろに「 s 」が付くと、

×gos(ゴス! ← お相撲さん?)
×crosss(クロススス ← s 多過ぎ)
×catchs(キャッチュス ← 舌かみそう)
×washs(ワッシュス ← つば飛びそう)
×mixs(ミックスス ← 前歯で息が詰まる)


子音字(しいんじ)が連続し過ぎて
とーっても発音しづらい

子音字」とは、
a / i / u / e / o)」以外の
文字すべて
のことです。

英語のアルファベットは26文字ありますから、
a / i / u / e / o」を除いた21文字が、子音字です。

第9回 名詞の複数形って何?①


なので、 

e 」という
母音字(ぼいんじ)を足して

esイーズ)」という
発音にすることで、

言いやすくしているんですね。


※「 o 」で終わる動詞の場合は、
 発音が独特です。
 goesゴウズ)、doesダズ)など。


みなさん、ちょっと口に出して
言ってみましょう。
    
    ↓

goes(ゴウズ)
crosses(クロスィーズ)
catches(キャッチーズ)
washes(ワッシーズ)
mixes(ミクスィーズ)


どうですか?
言いやすいですよね?


「 s 」か「 es 」かで迷ったら、
まず口に出してみて
発音しやすい方を選ぶと
良いですよ。


③ 「 y 」を「 i 」に変えて「 es 」を付ける動詞


子音字(しいんじ)+y」で終わる動詞は、
y 」を「 i 」に変えて、「 es 」を付けます。

これも第9回で解説しましたね。

動詞の場合も、同じです。


(例) study(勉強する) → studies
            fly(飛ぶ) → flies
            cry(泣く) → cries


のように、

「 y 」を「 i 」に変えて「 es 」を付けます。
       

※発音メモ: studies(スタディーズ)
       flies(フライズ)
       cries(クライズ)


ここで、みなさんに
クイズです!


★Quiz(クイズ)★

play(遊ぶ)に「 s 」を付けるとき、
「 y 」はどうしますか?


「 i 」に変えて「 es 」
を付けますか?

それとも……。

     ↓

正解は、

y はそのまま残して
  s を付ける

でしたー!

plays となるんですね。


なぜでしょう?


それは、
「 y 」 の前母音字だから!


play の場合、
「 y 」 の前は「 a 」ですね。

a 」は母音字
 = 「 a 」は子音字ではない

だから、

y はそのまま残して
  s を付ける
」んですね。


まとめると、こうなります。

語尾が y で終わる動詞
s 」を付けるときは、

y の前が母音字なら
y はそのままで s を付ける。

y の前が子音字なら
y を i に変えて es を付ける。


④ 特殊な変化をする動詞


have(持っている)という動詞に
s 」を付けるときは、

 「 has (ハズ)」 になります。

「× haves」ではないので、
注意しましょう。



ここまで、

一般動詞の現在形に
s 」を付ける方法を
学んできましたね。
三単現の s

せっかくですから、

みなさんも実際に
動詞に「 s 」を
付けてみましょう!


★練習問題★

次の一般動詞に「三単現の s 」を
付けてください。
(正解は、下にあります。)

1.read(読む) → 
2.teach(教える) →
3.enjoy(楽しむ) →
4.help(助ける) →
5.try(試す) →

       ↓

       ↓

       ↓


正解は、1.reads    2.teaches     3.enjoys
              4.helps     5.tries


でしたーーー!


全問正解の方は、
おめでとうございます!

間違えた方も、
お疲れ様でした!


人間は失敗から学ぶ生き物です。

語学は、たくさん失敗しながら
上達するもの
です。

まちがえたところを
しっかり復習することで、
まちがいがチャンスに変わります


紙にペンで手書きすることで、
脳に記憶が残りやすくなりますよ。

どんどん書いて、
どんどん覚えましょう!



みなさん、今日もお疲れ様でした!

今回は、
「三単現の s 」の付け方について
学びましたね。

次回は、
「そもそも三単現って何?」
という話をします。

また読んでいただけたら嬉しいです。


みなさんのスキやフォローが
私の励みになっています。

最後まで読んでくださって、
ありがとうございました。


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