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第15回 英語の五文型を学ぼう!①

みなさん、こんにちは。
英文法学び直しCafe へようこそ。


今日から3月ですね。

Spring is just around the corner.
春はすぐそこまで来ていますね。


冬来たりなば春遠からじ。

寒暖差に気をつけて、
今日もがんばりましょうね。


今回からは、
英語の骨組みである五文型(ごぶんけい)について
学びましょう。



五文型とは?


文型(ぶんけい)とは、
文のかたちのことです。

英語の文には5つの文型があります。

どんな英文も、
5つのパターンで成り立っています

5つの文型があるので
五文型(ごぶんけい)」といいます。


なぜ、五文型を学ぶ必要があるの?


ひとくちに英文と言っても、
短いものから長いものまで様々です。

短い英文であれば、
単語の意味をつなぎ合わせれば
なんとなく意味を理解できるかも
しれません。

しかし、
2~3行にまたがるような
長い文の場合はどうでしょう?

おそらく、

個々の単語の意味だけ調べても、
どう訳せば良いのか
いまいちピンと来ない

ことが多いのではないでしょうか?

また、
使われている単語は同じでも、

語順や語形がちがえば
文の意味が全くちがう
こともあります。


相手が話している内容や
書いてある英文の内容を

正しく理解できないと、
コミュニケーションがうまくとれません

逆に、

私たちが英語で
何かを言ったり書いたりするときに、

語順や語形を間違えると
相手に誤解されてトラブルが生じる
可能性もあります。


人間は、
一人一人ちがう個性考えを持っていますよね。

自分とはちがう個性や考えを
持っている相手
話し合い

互いを理解し、共存していくための道具
言語です。

ですから、

どんな個性や考えを持った人でも
わかり合えるように、

言語には一定のルールがあります

五文型も、ルールの1つです。


どんなに長い英文でも、
5つの文型に分けることができます

自分で英文を作るときにも、

五文型を意識すれば、
意味の通る文を作ることができます。

逆に、

五文型を知らなければ、
意味不明な英文しか作れません

五文型を学ぶときには、
文法用語がたくさん出てきます。

難しいと感じる方も
いらっしゃるでしょうが、

ここを乗り越えると
英語への理解が深まります
ので、
がんばって挑戦してほしいと思います。


五文型のかたちは?


まず、五文型の5つのかたちを紹介します。

第1文型 = S V
第2文型 = S V C
第3文型 = S V O
第4文型 = S V O O
第5文型 = S V O C

これが、五文型です。
どんなに長い英文も、
必ずこのどれかにあてはまります


SVOCとは?

いきなり S だの V だの、
アルファベットがたくさん出てきて

頭の中が「???」でいっぱいの方も
いらっしゃるでしょうか。


実は、これらの記号について、
私は以前の記事で説明しました。


まだ読んでいない方も
いらっしゃると思いますので、

ここで「S」「V」「O」「C」について、
おさらいしましょう。

主語を英語で「Subject(サブジェクト)」と
いいます。

この Subject の頭文字をとって、
文法用語では主語のことを
「 S(エス)」と呼びます。

第3回 主語って何?動詞って何?より

動詞のことを英語で「 Verb(バーブ)」と
いいます。

この Verb の頭文字をとって、
文法用語では動詞のことを
「 V(ブイ)」と呼びます。

第3回 主語って何?動詞って何?より

目的語のことを、英語で
「 Object(オブジェクト)」といいます。
この頭文字をとって、
文法用語では「 O(オー)」と呼びます。

第4回 目的語って何?自動詞と他動詞の違いは?より

補語は英語で
「 Complement(コンプルメント)」といいます。
頭文字をとって、文法用語では
補語のことを「 C(シー)」と呼びます。

第5回 補語(ほご)って何?より

S 」「 V 」「 O 」「 C
それぞれの詳しい説明については、
引用元の記事をご覧ください。



この、SVOC のことを、
文の成分」といいます。

文の成分とは、
主語動詞など、
英文を作るのに必要な部品です。

人間の体でいうと、(ほね)にあたります。

第3回 主語って何?動詞って何?より


SVOC の組み合わせ方が、
5種類あるということですね。


ただし、

英語の文は、
「誰が(主語)」 +「どうした(動詞)」
という構造で成り立っています。

第3回 主語って何?動詞って何?より

英文には必ず
「 S(主語)」と「 V(動詞)」が必要
です。


そして、

普通の英文( = 平叙文(へいじょぶん))では、
最初に主語が来て、2番目に動詞が来ます。

第3回 主語って何?動詞って何?より

どの文型であっても、
必ず「 S + V 」で始まります

(疑問文や命令文は除く。)


ここまで、
五文型のかたちSVOC について
説明してきました。

いかがでしょうか?
なんとなく理解できましたか?


第1文型(S+V)とは?


今回は、第1文型について解説します。

第1文型とは、「 S + V 」、
つまり「主語+動詞だけで成り立つ
文型のことです。

(例) I walk.  私は歩く。
   
「 I 」が主語( )で、
「 walk 」が動詞( )ですね。


この文は
2つの語だけで成り立っていて、
一番わかりやすい例だと思います。


第1文型の英文は
「S+V」だけで成り立つのですが、

実際には
修飾語M)と一緒に使うことが多いです。

修飾語(しゅうしょくご)とは、
文に意味を付け加える語のことです。

修飾語のことを英語で
Modifier(モディファイアー)」といいます。

この、Modifier の頭文字をとって、
文法用語では修飾語のことを
M(エム)」と呼びます。

第6回 修飾語(しゅうしょくご)って何?より

修飾語についての詳しい解説は、
第6回の記事をご覧ください。


第6回に出てきた、この英文も第1文型です。

(例) I live in Nagoya.
    私は名古屋に住んでいます


この文の主語( )は I で、
動詞( V ) は live ですよね。


live
は、「住んでいる生きている
という意味の自動詞です。

目的語を必要としない動詞もあります。
たとえば、go (行く)や sleep (眠る)など。

このような動詞を
自動詞(じどうし)と言います。
(「分で(ことば)」と
覚えましょう。)

第4回 目的語って何?自動詞と他動詞の違いは?より


英文の骨組みとしては、

 I live.  私は住んでいる。生きている。

だけでも英文は成り立ちます。


でも、
なんだか物足りないですよね。

どこに住んでいるの?」と
聞き返したくなります。


そこで、

in Nagoya名古屋に)」という
修飾語を加えて、

I live in Nagoya.  私は名古屋に住んでいます。

という英文になっているんですね。

修飾語 ( M ) がなくても、文は成り立ちます。

うな重にたとえると、

SVOC(主語・動詞・目的語・補語)は
うなぎとご飯で、

M(修飾語)は山椒(さんしょう)です。

山椒がなくてもうな重はおいしいですが、
山椒をかけるともっと味に深みがでますよね。

第6回 修飾語(しゅうしょくご)って何?より


第1文型の文は、他にもたくさんあります。

(例) I go to school by bike.
      私は自転車で学校へ行きます

この文の主語  ( S ) は「 I 」で、
動詞  ( V ) は「 go 」ですよね。

これだけでも文は成り立ちますが、

うしろに
to school(学校へ)」や「 by bike(自転車で)」
という修飾語( M )を付け加えることで、

より豊かな内容の文になっています。


冒頭で私が書いた
この文も第1文型です。

Spring is just around the corner.
春はもうそこまで来ていますね。
(直訳:春はちょうど角を曲がった所にいる。)


主語 ( S ) は「 Spring (春)」、
動詞( V )は「 is (ある、いる)」。

just (ちょうど)」も
around the corner (角を曲がったところに)」も
修飾語(M)です。


Spring is just around the corner. 」は、
春間近(まぢか)なこの時期に
よく使われる表現です。

ぜひみなさんも、
今日から使ってみてくださいね。



いかがでしたか?

今回は、
五文型のかたちとSVOC、
それから第1文型について学びましたね。

一見長く見える英文も、
実は第1文型であることが多いです。

みなさんの知っている英文の中で、
第1文型の文を探してみてくださいね。

次回は、第2文型について解説します。

また読んでいただけたら嬉しいです。


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私の励みになっています。

最後まで読んでくださって、
ありがとうございました。


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