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キャリアチェンジするとき女性はなにをおもう?

このnoteにも書いたとおり、わたしは会社を辞めたくても辞められなくて悩んでいる。

本屋に行っても、SNSを見てても、Kindleのカタログを見ていても、キャリアチェンジをした人の経験談が気になってつい手にとってしまう。そうして手にした本の中から個人的に勇気をもらった本を今日は紹介したい。

切ないOLに捧ぐ 内館牧子

https://www.amazon.co.jp/切ないOLに捧ぐ-講談社文庫-内館-牧子/dp/4061859188

筆者は脚本家の内館牧子さん。寿退社が当たり前だった時代、三菱重工へ入社した彼女はまともな仕事を与えられないことに悩んでいた。現状打破しようと様々なことに試み、脚本家になるまでのストーリーだ。
もうこれは「え、作者わたしのこと影から見てた???この主人公ってわたしのことじゃない???」というくらい自己投影して読んでしまった。もがいてもがいて、最終的に脚本家という仕事にたどり着く訳だけど、そこへ一発でたどり着くわけではなかったことに励まされる。わたしも今現在「これはちがう」「あれはちがう」とトライアンドエラーを繰り返してる最中だ。この過程も無駄ではないと肯定してもらえる気がする。

私が弁護士になるまで 菊間千乃

https://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784167902834

元フジテレビアナウンサー、現役弁護士。
33歳でロースクール入学し、38歳で司法試験に合格する。
なぜ司法試験にチャレンジしたか、そして受かるまでの過程、受かったあとの司法修習生時代や弁護士の就活事情まで書かれている。
勢いで司法試験に挑戦することを決め、仕事と勉強の両立に悩むところ、退職するかどうかたくさん悩み決断したところに感情移入した。この本には、筆者がロースクールで出会った同級生のエピソードも書かれている。様々なバックグラウンドを持ち、30代で一念発起して司法試験に挑戦する女性たちだ。なんてかっこいいこだろうと素直に憧れる。

朝2時起きで、なんでもできる!枝廣淳子

https://www.amazon.co.jp/朝2時起きで、なんでもできる-枝廣-淳子/dp/4763194208

通訳者兼環境ジャーナリスト。夫の転勤に伴い、子連れでアメリカへ移住。同時通訳者になることを志し、自己流で勉強しつづける。日本に帰国後に通訳学校へ通い、30代前半で通訳者としてデビューする。独自の勉強法を編み出し、それを何年もコツコツとやり遂げ結果を出すところはさすが東大卒という印象。わたしは幼いころ、海外の児童文学が好きで翻訳家に憧れていたことがあった。この本で「こどもの教育に投資することは大事だけど、20代30代だったらまだまだ母親自身の可能性に投資していい」という文章に出会う。この言葉に背中を押されて、わたしは産後に英語を学び直すことにした。

共通すること

この作者たちを見ていると、若い頃から持っていた漠然とした好きという気持ちを30代で具体的な目標に変えているなあとおもう。そして、はじめからコレと決めていた訳ではなく、トライアンドエラーで自分に適したことを見つけている。

そういえば、わたしの大学時代の友人で金融機関からテレビ局へ転職した女性がいる。彼女は小学校の卒業文集で「将来テレビ局で働きたい」と書いてあったのを年末年始の帰省のタイミングで見つけ、「そうだ、私はテレビ局で働いてみたかったんだ」と思い出し転職したと言っていた。

どうせ働くならば興味があって楽しい方がいい。30過ぎて自分探し真っ只中なことばかり言っていて恥ずかしいけれど、自分の納得いくまでトライアンドエラーの精神で見つけていこうと思う。

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