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副業に関してキャリア相談をしたらアハ体験だった話

はじめに
わたしは現在第二子育休中。新卒以来ずっと同じ会社で働き続け勤続十数年経ちました。すっかり中堅どころとなりましたが、キャリアチェンジを模索すべくインタビューライターの副業にトライ中。最初は「楽しい!」気持ち全開で順調に取り組めていたものの、最近はモヤモヤした感情を抱えるようになり停滞中。今後の方向性について話を聞いてもらいたい!とキャリア相談に申し込みました。

わたしが今回相談したのは、会社員のためのキャリアコーチをされているゆりさん。1時間半ほどの時間でしたが、モヤモヤをうまく言語化してもらえ、まさにアハ体験と思える時間でした。相談時間が終わるころには「こうしたら進めそう!」となんとなく道筋が見えた気がしました。ゆりさん、ありがとうございました!

忘れないうちに以下記録しておきます。

好きでやってるはずの副業に対してモヤモヤするのはなぜ?

第一子育休中から始めたインタビューライターのお仕事。ただただ楽しく、イキイキと取り組めていましたが、第二子妊娠により体調が安定しなくなり一旦休止。産後に再開しようと試みるも、どうも以前のように副業と向き合えない自分がいる…。

楽しいだけでなく大変な面を知ってしまったから?会社員の仕事じゃなくて強制力がないから動けないの?数ヶ月間、足踏みしてしまう理由を考える日々を過ごしていました。

モヤモヤの理由は、他者評価を副業にまで求めだしたから

ここで本業のことについて考えてみます。

第二子産休前の直近の本業での仕事内容には比較的満足していました。

仕事内容にも同僚や上司にも不満はない。それでも元の会社に居続けることに気が進まないのはなぜなのか。

それは他者からの評価がどうしても気になり、思うように評価が得られないとそれに対してとても落ち込んでしまうから。評価されるのも周りと比較されるのも嫌、それが理由でした。

もともと優等生気質なんですよね。
世間でいいと言われる学校、会社に入って、周りから「すごいね」とわかりやすく称賛されることで安心してきました。それで実際、会社での評価もピカイチだったらモヤモヤはなかったと思うのですが、現状そうじゃないからこうして長年にわたって悩んでいるわけです。

結婚して子どもを二人産んで、出世など目指さずにゆるく働くことだってできます。それでも「他者からのわかりやすい称賛」に囚われているわたしはなかなかその道に納得できないわけです。

ゆりさんから「他者評価をどうしても気にしてしまうのはアマンダさんの心も問題ですよね。おそらく転職しても、副業をしていても、他者評価に関する悩みは変わらないと思います」といった内容のコメントをもらい、まさにそうだな、と思ったのです。

余談ですが、最初にゆりさんから本業に対する不満(キャリアチェンジしたいと思うに至った理由)を問われたとき、「自由な働き方ができないから」と答えたんです。自分でも本心からそう思っていました。でも、当時の働き方を説明していくうちに、ゆりさんから「お休みも取りやすくて、時短も使えて、自由に働けていたんじゃないですか?不満の理由は別のところにあるのでは?」と言われて、「あれ?ほんとだ!」と本業に対する不満の本質にはじめて気がつけた気がします。

副業のモヤモヤの正体

今まで取り組んでいたお仕事(副業)は大きくわけて2つありました。一つは今までの経歴を活かせる1件あたりの単価が高いお仕事。もう一つは知り合い経由で紹介してもらった単価の低いお仕事です。

前者のお仕事、夫や親しい友人など周囲に「こんな仕事をしています」って話やすかったんです。過去の経験を活かせているし、1件あたりの単価が高いし、ちょっと知的でかっこいい雰囲気出せるし(?)・・。だから積極的にこの案件を増やしていきたいと考えていました。ところが、今ひとつ営業活動に身が入らない。

知らず知らずのうちに、周囲に自慢できる要素のある仕事を伸ばそうと考えてしまっていました。

でも、正直言うとその仕事はあまり楽しめていなかったんですよね。断然楽しかったのは後者の単価の低いお仕事の方でした。それでも単価の高い仕事ばかり増やそうとして、身動きが取れなくなってしまっていた。結局、副業でも他者評価に囚われていたことに気が付きました

心地よい、楽しいと思うポイントは、本業も副業も一緒

前述した楽しめなかった副業の内容についてですが、例えるならば誰かの正解を探すようなあまり自由度のない仕事だったんです

ここで本業での経験について話をさせてください。

本業では数年前に部署が変わったことにより大きく仕事内容がガラッと変わりました。長くいた以前の職場では、どちらかというと正解のある答えを探すことが多かったんですよね。職業柄仕方がないのですが、間違った答えをすると大問題になる。だからひとつひとつの確認作業を怠らず、神経を尖らせて仕事していました。根がズボラなわたしにはそれがストレスでした。

直近の職場では、現場から離れ企画系の部署になりました。そこで任されたのは正解がない答えを探す仕事。根拠さえしっかりしていればどんな答えでも受け入れてもらえる環境で、とてもリラックスして仕事に臨めました。

本業でも副業でも、楽しめる部分やストレスを感じる部分って共通点があるんだな、と思いました。

今後の副業の方針は、「楽しいことだけ」やる

「アマンダさんの話を聞いているとお金の話が出てこない。本業があるから今はお金の優先順位が低い状態かも。今は副業で無理してお金を稼ごうとしないで、楽しい部分だけを集めてやってみては」との提案をゆりさんからしてもらいました。

副業では、たとえ単価が低かったとしても楽しいと思える仕事を軸に広げていこうと思います。
わたし目標を立ててそこに向かって進んでいくのが好きなんですよね。つい大きな数字の目標を掲げて、その目標を達成できそうな、華々しく大輪の花を咲かしてくれそうな仕事ばかりに手が伸びてしまいます。でも今は未来を考えすぎず、その時々で心地よい仕事量と仕事内容であることを大事に、副業と向き合っていきたいなと思いました

覚書きですが、以下のようなことを今後1年くらいかけてやってみたいなと思っています。

  • 自分が楽しいと思える案件を開拓する。

  • わかりやすい称賛がない場所での案件を重ねる(そこで実績ができれば他者評価に囚われている自分もマインドも変わっていくはず)

  • 数件実施したら振り返る。面白いと感じたこと、面白くなかったこと、それで再度面白いと感じたことだけで事業を広げていく。

  • またなにかのタイミングで事業を広げ、面白いと感じた部分だけで事業を狭める。その繰り返しをしていく。

  • 行動範囲が最近狭まっている自覚あり。魅力的だと思う人が集まる場所に身を置いて行動範囲を広げて見る。

キャリアコーチのゆりさん、話しやすくとても頼りになる方でした!豊富なキャリア相談のご経験から、短い相談時間の中でもいくつも本質を突く質問を投げかけてもらえます。会社の人事部や上司、家族など身近な人には話しづらい内容の相談相手として正に適任。わたしも今後また迷うことがあればお世話になりたいと思いました。



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