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香りの欠いた生活をしていた

私はかつて、アロマセラピストとしてサロン勤務していました。

(どんだけ職歴あんねん)

勤務するのに資格は必須ではないけれど、もっともメジャーな日本アロマ環境協会というところの最高資格「アロマセラピスト」も取得。


香りの知識だけでなく、実技、解剖生理学、心理学なども勉強したんですよ!(アロマは意外と理系の領域なのです…)

しかし、ここ数年はたま~~にサロンへ施術を受けに行く程度。
精油は開封後半年~一年で使用できなくなるので、常に自宅ケアできる精油やオイルを取りそろえておくのは結構たいへん。

そこで、新人時代に研修をしてくれていた先輩のお店に受けに行くのです。

カウンセリングのときにもハーブティー、バスソルト入りの足湯、施術、終わってからハーブティーとお茶菓子で一息。
スマホを持たない数時間は、とてもリラックスして優雅な気分になります。

「アロマって何がいいの?」「どんな効果あるの?」とよく聞かれます。

アロマテラピーは精油に含まれた香り成分が血管を通り全身を巡ることにより体や脳に作用します。(人工香料は分子が大きく、血管には入り込めないので、天然香料というのが重要)
もちろん、好きな香りを嗅ぐことでのリラックス効果。
そして、人の手で体をさすったりほぐしたりすることによる「スキンシップ」の癒し効果。

親が子を育てる時、なるべくスキンシップを大切に、と言いますよね。

肌が触れることは、私たちが思っている以上に心のふれあいに通じるんです。

新人研修時代、職歴も年齢もバラバラの10名ほどで交替で施術の練習をしていたけど、服の上からするボディケアよりも肌を直接触れるアロマトリートメントの時の方が心の距離が、グッと縮まったのを実感しています。

その効果を知っているからこそ、私は疲れた時ほど家でのんびり…ではなくアロマトリートメントを受けて心身ともに癒してもらうことを大切にしています。

まあ、一回分の料金はそこそこするため、滅多に通えなくなるんですけど…。

さて、今日は久しぶりのアロマの日でした。

(前置きが長い)

体がだいぶ重くなっているのと(肉体的にも精神的にも)、心が晴れない日が多いのと、顔にも疲れが出ている気がすることもあり、珍しくボディとフェイシャル両方をお願いしました。

心身の状況、最近の生活をお伝えして、それに見合った香りをチョイス。

名前だけ聞くと「うーん、それ好みじゃないな…」と思っていても、体がその香り成分を欲しているときは「あ、これいい!」と受け入れられるのがおもしろい。

セルフケアするときは、ブラックペッパーは選ばないもんな…(でも今日は使ってもらった)。

いつも眠りが浅いのが悩みだけど、体をほぐされているうちにあっという間に深い眠りに入ってしまいます。遠くの方で香りを感じながら。

つづくフェイシャルでは、ハーブを使ったゴマージュもしてもらったけれど、鼻に直に香りがとどくのでリラックス効果は絶大。香りの癒し効果をもっとも感じられるのはフェイシャルだと思っています。

今年に入って、仕事と休みの区別のない日々を過ごしていたので、遊びに行っても夜寝る時も、「ああ、仕事しないと…」「もう寝ちゃっていいのかな」という罪悪感が常につきまとっています。

それに、ずーっと部屋で過ごしているので気分転換がなかなかできない。そうか、香りで部屋の空気を変える手があったのか、と今日思い出しました。
私の生活には、香りが足りていなかった。

部屋に籠ってPCに向かっていると、心はどんどん塞がれていってしまうけれど、香りのパワーを使えば、QOLが少しアップできそうです。

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