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#0 レトロカーのすゝめ たのしい自動車を買うならマリンオート幕張がおすすめ。

マリンオート幕張というレトロな自動車を扱っている無店舗型の中古車店。もうすぐ40歳になる夫婦2人でやってます。 業界17年の知見から味わいのある個性的な自動車だけを取り寄せて提供しています。ちょっとボロで愛嬌のあるくるまたちばかりなので、整備や点検は信頼できるプロの整備士さんにお願いをしています😅

わたしは長いこと大手中古車販売店の店長をしていました。
1万件を超える中古車取引の現場に立ち会い。妻は飲食店一筋で車業界は未経験。中古車店に勤める私を20年近く支えてくれています笑


目指しているのは『個性的なパン屋』さんのような くるま屋。
私たちのやりたいことに共感してくれる人に提供できればそれでいい。その代わり、運転したらもっと好きになってしまうような自動車を売っています。そして自動車のことが好きになったお客様がまたお客様を連れてきてくれる。そんなお店が互いにストレスなくていいんです。

ただ車を商売として売るだけなら大手販売店で定年まで勤めていればよかったんです。豊富な在庫、万全のアフター体制で営業マンは何も心配することなく車を販売できます。なにより毎日お客様がたくさん来場され、数百台の中からどれかを買って下さるんですから。
わたしには「誰でもいい、どれでもいい」そんなクルマ屋はつまらないんです。

「車は条件が全て、相見積りして一万円でも安く買うものだ!!」という方は大手中古車店で買う一択です。その買い方を否定するつもりはありません。
私だってもし新古車ヴォクシーを買うことになったらそうすると思います。だってG社B社N社どこで買っても同じなら、判断材料は条件になります笑
※大手も闇深い一面があるので注意ポイントは別記事に書きます。

私たちが取り扱う自動車は、どこで買っても同じにならない自動車になります。傷もあるし、凹みもある。少し破れたシートから中のスポンジが顔を覗いている時だってあります。エアコンの効きがイマイチな偏屈なヤロウもいます笑 わたしだって傷がなくて、キンキンに冷えるエアコンの方がいいです。でもどうせ乗るなら個性的で絵になる自動車に乗りたい。好きで乗ってるのがたまたま傷もあってエアコンが弱いだけなので、仕方がない・・・。いや少し意地になっているだけとも言いますか。

レトロカー。「オシャレでいいかなと思ったけど、なんだ結局がまんして乗らないとならないのか・・・」
はい、残念ながら少し我慢は必要だと思います。じゃあどこまで我慢が必要なのか、挙げていきます。

その前にレトロカーって一体どのくるまのことを言ってるのかというと。

主に1990年代の自動車が多いです。丸いヘッドライトに小ぶりで丸みを帯びたデザインが特徴的です。当時は新車でクラシカルな見た目の自動車が購入できました。ミラジーノやラパンがそれに当たります。もう少し前(1990年前後)まで遡ると日産がパイクカーというカテゴリーでパオ、フィガロなど完全にモダンクラシック層を狙いうちにした車種もありました。そういうブームがあったんですね。90年代の小さくて丸っこい自動車をレトロカーといってるのは私たちが勝手にそう呼んでいるだけで、時にはふるい輸入車や角張った自動車でも可愛ければ取り扱います。個車の特徴などは別のnoteでまた書き綴ります。


実際にそんなに不便なのかという問題ですが、わたしも日常的に利用しています。通勤、買い物。ストレスを感じるようなこともないですが、一般的に不便・不安と言われそうなことにお答えしていまいります。

①キーレスがないのでは?
昔ながらのドアキーを鍵穴に挿して解錠するタイプが多いです。H10年を超えてくるとキーレスリモコン設定の車種もあります。しかし赤外線式のため反応が悪いです。車の受信部分に向けてボタンを押さないと反応しない時もあります笑 キーを締めるときはドアノブを引きながらドアを締める裏技があります。平成生まれの子にはわからないだろうな。
キーレスあるだけマシだと思ってください。

②エアコンが効かないのでは?
確かに年式的にエアコンが故障するケースは多いです。とは言ってもクラシックカーではないのでエアコンはついていますし、修理部品が流通しているため直すことが可能です。とくに国産自動車は共用部品の車種も多いので修理屋さんも手慣れています。カーエアコン専門の業者さんだっているくらいです。ちょっと冷却効率が悪くて夏場にもう少し冷えて〜🙏という時があります。

③スピードが出ないのでは?
スペックを見ると平成10年前後のモデルと現行のモデルでは、10馬力くらいのパワー差がありそうですね😅10馬力の差は高速道路の合流などでもうひと踏ん張り欲しい、軽で大人4人乗るもんじゃないな💧と感じるイメージです。オートマのギアも3速式モデルがあり、エンジンが唸っている割にはスピードが伴わないという場面もあります。日常の40~60kmレンジでは問題なく使えます。4速オートマ車は高性能マシーンです!!

④安全性が低いのでは?
衝突軽減ブレーキ(自動ブレーキ)など先進装備は搭載されていません。エアバッグ、ABSが装備されていない車両も取り扱い車種に混ざっています。しっかりとシートベルトを締めて法定速度内の運転を行なってください。事故が起きて「古い車だったから・・・」そんなニュースは見たことがないです(またプ◯ウス…のような)。みなさん丁寧に乗られている方がほとんどです。そうであって欲しい。

⑤出先で壊れてしまうのでは?
こればかりは壊れないですと約束ができません。機械である以上は新しい車でも壊れます。セキュリティ作動で車内にすら入れない、レッカーも大掛かりなどレトロカーたちでは考えられないようなこともおきます。一方レトロカーなら突然の立ち往生はバッテリー上がりくらいしかないでしょう?それくらいレトロカーは単純です笑 自動車保険やJAFなどのロードサービスは付帯されることが車に乗るなら必須ではないでしょうか?


どうですか。そのくらいなら楽しそうだし乗ってみようかな。
そんな風に思ってくださる方ならきっと仲良くできる自動車が見つかるはずです。毎朝の通勤時間が心地よい時間になったり、週末のドライブが趣味になったり「最近なんかたのしそうだね」なんて言ってもらえる自動車をお譲りできるのが私たちの夢です。


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