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近頃のBMX練習の雑感

 いい季節ですね。 10月なのに寒いとか、11月なのに暑いとか世間の話を聞いているとそんなに発狂するほどか? と思うくらいにはいい季節です。 多少の幅はあるでしょうそれは。 MAX快適季節通り何もかも進まなければダメだなんて地球さんにプレッシャーを与えるよりココロのゆとりと環境適応力を鍛えて年がら年中自転車で遊んでいたいものです。 いや年がら年中自転車で遊んでいます。

 さて世論に喧嘩を売っても風車ドンキホーテなので、といって気の効いた導入も書けずつい蛇に手足を付けたくなるこの性分も、特に字書きを何か特別な事にしているわけでもないのに無理に回りくどく書いているのは最近特筆することが無いという事。
 なので、色々手を出しすぎてまとまりがなくなりどれもこれも中途半端な練習中のBMXの基礎トリックについて今後目指す方向とやるべき事と望むことなんかを書き留めて確認していこうと思う。

 読者諸君には有益な情報が何もないのは申し訳ないが、致し方ないのである。 元々そんな情報発信をしようなど考えてもいなかったはずなので、この駄文置き場に崇高な高望みはしないでおく。

 揚々と動画を貼ってはみたものの、特に関係なく文章は綴られる。

 ○バニーホップ (フロントアップ)

相変わらず刺しきれない高くもならない。

 バニホはもはや人生なのではと思うくらい長く取り組んでいる(三年半くらい) 一時はもう少しで60センチ越えるか、と思ったのも束の間腕が壊れ、そこからフォーム改善の旅に出る。
 バニホについては何度も取り上げたのでここでは事細かに書かないが、後ろ斜め上にダイレクトに引くパワー型フロントアップと呼んでいるスタンドの特徴のような呼称をされる引き方は本当に腕や肩、背筋がないと筋や関節を痛めがちだとおもう。
 今やっている後輪荷重マニュアル型フロントアップは手順が多く手間暇が掛かるのでより高く、より早くを意識しすぎるとついついパワー型に寄っていってしまい、肘や、何故か首周りなんかも苦言を呈しはじめる。

全くすごく高く跳びそうに見える。

 ただ、そのややこしくて遅くてじれったいマニュアル型フロントアップは身体に優しく、脚力さえあればかなり跳べるやり方ではないかなと思う。 実際にマニュアル型フロントアップによるバニホをしている人で1.2mを跳んでいる人が居るので跳べないのは当人の実力ということである。

 しかしそれでも数跳んでいればじわじわでも高さが上がるだろうと、そんな気がしていた。

 フロントだけなら70センチをおそらく越えているのであとはリヤをフロントの高さまで持って行けば無事、年次目標のカラコン超えを達成できるはずなのだがそうは問屋が卸さない。

 バニホ時のリヤアップに関しては今まで特に無理してしゃくるという事はせず、上がってくるリヤホイールを邪魔しないように足を畳む程度の意識しかなかったのだが、これはややもすると刺しきれない、腕が突き切れないこの実情は、しゃくりが足りないからではないかと思い始める。

 やってみるとしゃくるのが遅いと感じ、早くしゃくるために伸び上がりが早まり、フロントアップと衝突してフロントが上がらず、無理やり上げるパワー型に寄ってしまいこれまたスランプとなった。

 今まで刺せないのは滞空時間が足りないからだと思っていたけどもしかしておじさん特有の動くのが遅いというただ一つの理由によるものなのかもしれない。 つらい。

 ただ反復練習である程度は手に入れられると思うし、実際ずっとテーマにしてきた早いバー引きはリヤ荷重がキチンと出来てさえいればかなり出来るようになったと思う。 まだまだもっと早く行うべきだけど、一年前、半年前よりはかなり早くなった。

 こうやって出来た部分を認め、誉めて伸ばすのがいいやり方だ。 ナルシストみたいに常にビデオに撮ってはおお、今のはすごく良かったんじゃないかというのを確認してニヤニヤするのも結構いいし、姿勢はとにかく大事だし今は本当に便利になったと思う。 YouTubeやスマホ録画などの手軽な環境がなければ独りでここまでたどり着くのは不可能だったと思う。

 ○ロールバック (ロックウォーク)
  ○フェイキー (戻り)

 ロールバック。 

フロントはバチ止めれるようになった。

 ロールバックだけに言及すればかなりいい。 欲を出すなら今の勢い任せの回転からもっと荷をフロントに預けたバランス型のふわりとしたロールバックが出来るようになりたいが、元々ロックウォークがしたくて始めた通過点という気持ちであったし、フェイキー入りするための唯一の技術だったため結果としてその前半のロールバック部分は相当な数をこなしただけのものだと思う。

 ロックウォークは昔90度くらいまで回れていたがどうやって回転力を付けたらいいのかわからなかった。 当時何をどうやっても残りの90度が回れなかった。

 今はポゴ180や、そものロールバックの捻りなどを修得し回転力の付け方も判ってきたのでやってみたら全く回れないというか、フロントが上げられなくなった。

 なにがどうチャチなもんじゃねえ片鱗を味わって色々過去映像なども分析した結果、かつてはかなり高い腰で回っていた模様。 今は色々鍛えて練習して、フェイキーに入るときそこそこ腰が低いので、なにかが色々違うらしい。
 というかもっと後ろ荷重にするべきなんだけど、腰高じゃないとペダルを強く踏み込めなくてリヤタイヤをロック出来ない。 腰を落としきる脚力もない。
 今このあたりで右往左往している。

 ロールバック本体も、ハイスピードフェイキーとその戻り、着地と同時に戻るクイック戻りなんかを練習するための試金石とされ本体の完成度は見過ごされがちであるが、勢い任せタイプのやり方に言及すると実際改良するべき点はほぼ見つからない。

 それよりフェイキーである。 驚くべき習得の遅さ。
 壁当てフェイキーだといくらがんばってもそこそこ以下の速度しか出ないので9割以上戻れるまでになったが、遅いが故長距離フェイキーは望めないままであるし、スピードの遅いフェイキーの難しさは筆舌に尽くしがたい。
 壁からある程度の距離があるいい感じのほのかな下り坂なスポットがあるとまた違うのかもしれないけれど、今の所その様な出会いはない。
 するとハイスピードフェイキーの入りはハイスピードロールバックとなるのだけれど、もしかするとロールバック本体はかなり初心者向けだとは思うけど、フェイキーに入るには着地の安定性があまりよくないのかなあと思う。
 回転過剰、不足、右傾倒、左、ありとあらゆるバランスの崩れに即座に対処出来ないが故、ハイスピードだとあっというまに自転車から振り落とされる。 なかなかに堪えるご老体。
 フェイキーはフェイキーで足を付きながらパタパタやるやつとかもっと基本的なところからやり直した方がいいのかもしれない。
 それでも去年よりは相当に上達してはいるが……

 ○ポゴ180
  ○クォーターランプのエアー(ターン)

いい天気である。

 このミニランプである。 男の子ならきっとみんな格好よく空に舞いクルリと回転して着地し、次のランプをまた… のような事をしたい物だと思う。
 このランプを駆け上がり、空中に躍り出て180度向きを変え、地面に真っ逆さまに向かっていくその技術のベースはバニホ180である。 であるのだが、まだバニーホップ180を得るに至らない。

 とりあえずポゴ180というかなり手順を端折った簡単なやり方を今練習しているが、とにかく平地で180が出来ない上に、狙ったポイントで回れないまま命知らずなスピードでクォーターランプに飛び込んで起こることは想像に容易い。

 なんとしてもミニランプで跳びたいぼくとしてはまず、180を絶対的に安心して出来る物にしておきたいわけだ。 

 こないだ行った別のパークにあったコンクリの幅の長く緩いランプで、途中で止まる勢いで駆け上って止まった場所でスタンディング180、をして戻る、をやってみたら数度のチャレンジでほぼ恐怖なく出来るようになった。

 人が多すぎたので他のことは出来ず仕舞いだったが、フロントタイヤだけを浮かせて大きく、または小さく回る練習やいろいろな手順を踏めば地べたからではなくクォーターでの180ターンは身につくのかもしれない。

 一方我が身には残り時間がないのである。 日々衰えるこの身体が動かなくなるまでに、やりたいことをやれるだけ後悔なきようやっておかないと死にきれないというものである。 化けてしまえば怪我もしないし軽く飛べるかもしれないが。

 強制的に180回れる様になってからアタックするのだ。 

 ところでパークやほかの技の練習等をすると総合的に色んな感覚が身について思いも寄らなかった事が上達したり理解できたりする。 ありがたい。

 今180で悩んでいるのは進入時のアクションである。 ぼくが試みているのはポゴ180であるので、先にも書いたように手順は簡単である。 進みながら、あるいは止まったまま、思い切りしゃがんでタメて、ジャンプしながら捻って180度自転車ごと回るというものである。 うん、文章にしても簡単だ。 バニーホップの説明の1/3以下で説明できる。

 ただ、言うはやすし、行うはきよしと言うし、BMXのトリックって結局自転車の上でバランスを壊さないように、あるいは壊しながらどれだけ大きく身体が動かせるか、ということだと最近理解した。 つまり可能な限りタメて可能な限りジャンプし、可能な限り捻るのであるが、これを文字通りに行うことが出来ない。 というか転ぶ。 全て物事には段取りと手順とタイミングというものがあるのだ。

 今引っかかっているバーを捻るタイミングなんだけど、スタンディングからの停止、ほぼ停止した状態から力による180が出来るようになった弊害としてフロントタイヤの反発と回転を使えないところから、その辺りの経験値が稼げないまま速度を上げて跳ぼうとすると芯がブレて跳べず90度程度で着地して横に倒れるという。 その状況がだんだん染み着いて刷り込まれ、余計身体が動けなくなる。
 スタンディング180を修得した身として所謂カウンターが使えないまま180を跳んでいる。
 カウンターとよく呼称される、回る方向にバーを捻る前に反対側に一瞬捻って勢いをつけるというかあの自動車の右左折ではダサくバカにされるあのムーヴである。
 よくhow toなどでは?マークを下から進入するような、と説明される。 ぼくは180に関してこれが出来ない。 単純にイメージが付かないからだ。 これを練習するべきだなあとほんわかと考えている。

 さてカウンター動を行わずにいきなり切り込んで跳ぶのだけど、これはこれでアリだとおもう、というかその動きはかなり上級者向けのそれだと思う。 よくビデオで見る、幅15センチも無いような足場の上でいきなり180をしたりするあの動き。 目指すのはそこだけどいきなりアポイントもなく訪問するべきではない。

 自転車は無作為にいきなりハンドルを切ると反対側に倒れる。 倒れながらその上でジャンプする事は叶わない。 とはいえハンドルは切らないと180を回すための初動が得られない。 多分180はもっと簡単に行える技なんだろうなと思うのは、プロライダーや上手い人は本当に涼しい顔のままポンって回る。 バニホ180も。 なんなら360もポンである。 
 それはきっと、進みながらハンドルを切り込んだ事によってフロントタイヤに高圧の高い圧が掛かり、それが解放される力を利用しているからだと思われる。 たしかに、上手くフロントが掛かった時はかなり楽に浮くし回転できる。
 ただそのタイミングが問題で、ずっと出来なかったスピードをあげての180が出来なかった原因は、タメの沈み込む時にバーを切り始めていたからだった。

 タメを入れ始めると時を同じくバーを切り始める頃からフロントは横に走り始め、底突きからジャンプに至るまで横に走り続けた自転車は完全にバランスを失っており、真上からジャンプするための力を掛けることが出来なくなっている。
 つまりはカウンター無しの180はタメた底から解放するときに、バーを一気に捻るべきなんだなって理解をした。 理解をしたが、やはり回らなきゃ!ってイメージがバーを捻ってしまう。

 バーは捻らなくてよい。 ジャンプ時の身体の捻りに連れて行くだけだ……! と頭では理解しているものの、、、、、。
 そもそものこの体感的な癖はあまりにもやりすぎたロールバックのせいだなって最近気が付いた。
 ロールバックはフロントタイヤに乗りながら、タメながら捻るのだ。 しかもロールバックは完璧にちかい微細なカウンターを入れることができる。 そのタイミングや速度による変化角度が身体に染み着いている。
 
 このポゴ180はカウンターを使えるようになるか、このままノーカウンターで回れるようになるべきか。 それとも両方使い分けられるようになるか。

 そういえばぼくのロールバックは最低幅40センチくらいはないと出来ない。 例の幅10センチの足場の上でいきなりロールバックからバックワードノーズマニュアルからノーリー戻り、みたいな事が今のやり方だと出来ないのでロールバックもノーカウンターを模索してもいいかもしれない。

 180の話がやたら長くなったけどそれは今最も取り組んでいる事だからなので仕方ない。 言いたいことの1/3も伝わらないけどこれはまたいずれの考察を駄文に換えて並べていこうと思うのでこの辺で。

 ○マニュアル (フロントアップ)

ええい腰が高い。

 ちっとも上達しませんねぇ。 肘や手首が悪いときなどはオススメの練習になるけど、ものすごい基礎の基礎練だけどまああまり楽しくはないよね。
 恥も外聞もなく言うならば、たまに偶然1m程出来る程度である。 これはダメだね。
 フロントが浮いて抵抗がなくなる辺り、ふわっとしたあの辺りが怖い。 チキンと呼ばれようとなんと言われようと怖い物は怖い。 絶対にこの速度で捲れても後ろに跳べるはずだし、無様に転ぶことなどあり得ないと判ってはいるが怖い。

 余談だが昔幼少の頃、母の駆るママチャリの後ろの平荷台にぼく、姉の順に乗りちょっとしたスロープで自転車が後ろに傾いたときに姉が飛び降り、姉に任せていたぼくがそのまま後ろに転げ落ち後頭部をしたたか打ち付けたああいう事が虎の馬みたいなものであるのかもしれない。

 理由はともあれ、本能的に拒否しているし、思い切り後ろに荷を掛けようとしても精神的なセイフティーロックが掛かっている。

 これはまあ、もうじわじわとやるしかないですね。 泣く子に無理強いしても絶対上手くなりませんし、経験と自信をつけるしかない。
 最近判ってきたことは、この短いBMXでもフロントを上げるというのは意外に重く大変なんだという事。

 腕と上体を使って後ろに引くというものでは上がりきらない。 いや上がるんだろうけど、かなり馬鹿力を使うのでコントロールが難しい。
 腕を伸ばし上体を後ろへ投げ相対的に自転車を前へ送り出す理屈は判っていたけどこんなにも上がらないものか? と。 

 下手くそながらそこそこの期間乗り続けてきた経験からこれ以上は捲れるという力加減にブレーキが掛かっていることは否定しないがとにかく自分の思うベストな高さの8割ほども上げられない。

 これはどうしたものか…… の辺りで投げ出していたが左手首負傷からまたマニュアルを再開しなるほど気が付いた事が脚であった。

 how toでよく言われていた、ブランコを漕ぐような、や、脚を使って、というのを全く理解していなかった。 そういえば皆さん仰ってましたね。
 低まりフロントアップの姿勢から、バーを前へ突き出し身体を置き去りに自転車を前へ繰り出すとそれだけで少し自転車のフロントは浮く。 だけどそこで終わる。 そこから、または同時に脚でBBを押すとかなりいい感じにそのふわっとしたあの辺りに行ける。

 これだー!
 と、今頃はしゃいでいるがそれでもこの練習があまり楽しくはない事には変わりはない。
 まあ、ぼちぼちやります。 

 もしかして、バニホのマニュアル型フロントアップも脚を使うべきなのか? などとも考えたりするが、あの複雑極まりない動きにさらに追加するというのは些か得策ではない様に思う。

 ○FJTW  (やりたい)
  ○バースピン (そちらに割く余裕が足りない)
   ○ハーフキャブ(フルキャブ)

 フットジャムテールウィップ。 長いのでFJTWと略される。 
 まず進入、きっかけ、導入から全く判らない。

 たぶん、ロールバックの要領でフロントを止めつつ後輪を浮かせ、両足はペダルからさようならしつつ後ろ足はフレームを蹴り回し、前足はフロントタイヤに乗る。 蹴り回したフレームを一回転させ戻ってきたフレームに乗ってメイク、であるがまずロールバックの導入で跳べるわけがない。 まだまだペダルもバーも離せない小童だからだ。

 とりあえずフロントタイヤに乗るだけのフットジャムはペダルに戻れる率が三割くらいまではきた。 これもあまり真面目に練習しているとはいえない。 そろそろ本気出したい。

 バースピンは本当にリソースが足りなくてやる余裕がない。 パークであった氏に、バースピンをやるために椅子をもう少し上げろと言われたが当人はあまりまだバースピンをする予定がない。

 やりたいトリックにバースピンが組み込まれていたりするならば全力で取りかかるのも辞さないが、まずエアーで回すにしても飛べるようになるのが先決だと考えている。

 あと椅子を上げるとバニホの時とかに股間に刺さるし、倒れる自転車から緊急脱出するときに足が引っかかる。
 そもそもあれ以上上げるだけのシートポストの長さも無かったりする。 
 
 ハーフキャブ、やりたいねえ。 格好いいねえ。
 右も左も判らぬ頃は、ハーフキャブこそ会得する価値があり、フルキャブはその派生形だと思っていた。 だって危険な後ろ向きから戻るのに何でもう半周して後ろ向きになる必要が!? と思っていたが、連続技のバリエーションで考えると圧倒的にフルキャブを会得したい。 ああいう動きこそぼくの思うストリートBMXって感じなのだ。 まだ180もままならないんだけどね。

 ハーフキャブにしても、フェイキー状態でマニュアル to バニホ180みたいな感じなのか、まだまだ先に覚えるべきトリックが山積みである。

 さてダラダラと長文を書いてしまったが、書いたおかげで整理出来たこともあった。 書き足りない事もたくさんあるけどこれ以上書いても混沌を極めるばかりだし、まあまたこういうのもいずれ、もう少しスキルアップしてから想うことを書いていけばいい。

 さて今日は上手く行けば乗りにいけるか?

 それではご安全に。

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