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空気階段、男性ブランコ、金属バット 札幌吉本ライブ記録(2022.10.10 GORIGORI吉本)

※ゲストはネタ各2本。正式ネタ名称は不明。
●空気階段「タイムマシン」「方言」
●男性ブランコ「ママ友」「音符運び」
●金属バット「相席居酒屋」「不倫」

●札幌吉本出演者
スキンヘッドカメラ(MC)、ゴールデンルールズ、リングリンデ、つちふまズ、コロネケン、ミクロポエジー、スクランブル(前説) 

空気階段

生で見るのは初めて。もう…良すぎて震えた。2人ともただその場に居るだけで惹きつける、独特な佇まい。だからコントが始まると、一気に世界へ入っていける。王者の風格?わからないけど、不思議な存在感。

生で見るもぐらさんは、テレビで見る以上に神様みたいに尊かった…寝転がり出てくるもぐらさん、後ろ手にスキップしてハケるもぐらさん…色んな角度からのフォルム、表情、ずっと見ていたい気持ちになる味わい深さだった。かたまりさんも、短いセリフによくあんなリアルな狂気を込めて吐き捨てられるなと思う。きっとそういう人間なのだろうし、それを純度100%で演技に表出させることがどれだけ凄いことか。やってることのクオリティが高すぎる。もっともっと空気階段のコントを生で見てみたい!と思った。

とても印象に残ったのは、コント終了の暗転後、転換のためスタッフが出てくる中、薄暗闇の中で2人がそれぞれ一礼していたこと。前を向き、ゆっくり深めのお辞儀。ネタ終わりバタバタと次に行きがちだけど、コントの余韻を残してくれるような演出に、様式としての美しさと粋を感じて、惚れ惚れしてしまった。

そして空気階段の出囃子、じゃがたらの『タンゴ』だった!知らなかった…驚いたよ。映画の始まりみたいで、めちゃくちゃかっこよかった。出囃子がじゃがたらのコント師なんて、かっこよすぎる。
調べたら、出囃子について話してるページをみつけた。もぐらさん、いいCDたくさん持ってる。面白そうなので後でゆっくり読む。
https://33man.jp/article/009082.html

男性ブランコ

M-1ツアー以来2回目。
2本目の「音符運び」のネタが好きすぎて、今日イチ大笑いしてしまった。浦井さんの、筋肉が弛緩したような怖い倒れ方が、また一層の笑いを誘う。最高のネタ、もう、大発明じゃん。
私は記憶がザルで、音楽もお笑いもライブでやったセトリやネタをすぐ忘れちゃうんだけど、そういえば男性ブランコは、M-1ツアーで約半年前に見たネタのことも、唯一ハッキリ覚えている。ネタの発想、2人の演技やセリフの抑揚が自分のツボにドンピシャ過ぎて、脳に直接来る感じがあるので、強めに刷り込まれるのかもしれない。

ライブのエンディングで、浦井さんが90度のお辞儀で「申し訳ございません」と繰り返す流れがあったんだけど、何だろう、浦井さんのお辞儀謝罪は、私の中の眠っていた癖を呼び覚ましそうになるものがあった…今後、良からぬ目で見てしまうかもしれない…

金属バット

ネタも去ることながら、前回見た時と同様、札幌吉本芸人さんとゲスト芸人さんの間を、橋渡しするような程よいダル絡みを見せてくれて、素敵だあ!と思ってしまう。札幌吉本芸人さんがやってくれた地元ネタも、拾ってかぶせてくれてのう。ほんま粋やのう、おおきに!みたいな気持ちになる。好き!
沼津みたいなケータリングじゃないかもだけど、ジンギス楽しんでくれたならよかった…

札幌吉本のみなさん

札幌吉本の芸人さんの漫才、毎度とても楽しみ。今回は、初見のミクロポエジーさんが面白かった。テンポとか間とか音量が心地よくて、自然に声を出して笑ってしまった。
企画コーナーの合間で頑張っていたリングリンデおかあさんとまひろさん、今度はもっとあの超絶ベースをたっぷり聴かせられたらいいねえ。今回もまひろさんのポスターのイラスト、めちゃくちゃカッコよくて最高です。

GORIGORI吉本2回目だけど、アートワーク毎度素敵。今回はエンディングの映像がとてもよかった。夏の青空とモエレ沼かな?をバックに札幌吉本芸人さんたちが佇む様は、アニメのエンディングみたいでエモかった。青い空と緑をバックに、サンパチマイクを挟んで立つ、つちふまズさんの画も、囲碁将棋のZEKKEI MANZAIを彷彿とさせるような。

大満足でホクホクしながら帰りました☺️


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