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ラジコンを爆速にする方法 [真似するだけでOKです]

こんにちは、しょーです。

「もっと速く走りたい!」
「もっと爆速にしたい!」

というのは、ラジコンを愛する全員が共感するロマンだと思います。

爆速ラジコンを目の当たりにした時の感動と言ったら…これはぜひ体験して頂きたい世界です。
(クローラーやヘリコプターなどは異なる楽しみ方があると思いますが)

そこで今回は、好奇心旺盛でチャレンジ精神旺盛なあなたに向けて、ご自身のマシンを爆速に仕上げ、より一層ラジコンライフを楽しむ方法についてシェアしたいと思います。

僕が1年半と10万円近くを費やして、足で稼いでたどり付いた結論です。
価値ある内容であると確信しておりますので、安心して読み進めて頂けたらと思います。


爆速セッティング3つの要素

「爆速セッティング」に必要なポイントを以下にまとめました。

①モーターを強化する

「本体を走らせるのはどこですか?」と聞かれたら真っ先に思い浮かべるのがモーターですよね。この部分のパワーを上げましょう。

初心者の方は初めに「540ブラシモーター」を使用することが一般的です。このモーターの速度を向上させるためには、モーター内部のローターの銅線の巻数(ターン数)を減らします。

コイル数(ターン数)を減らす場合:
スピードが上がり、トルクが下がる。

コイル数(ターン数)を増やす場合:
スピードが下がり、トルクが上がる。

「電子工学科ですか?難しすぎます」

と純粋にラジコンを楽しみたいあなたは、最速のブラシモーター「スーパーストックRZ」を買っておけば大丈夫です。

お値段税込み 4,620円 ブラシレスと比べて安いです

ブラシモーターに信号を送るための「スピードコントローラー」も手に入りやすく、例えば「HOBBYWING QuicRUN-WP-1060-Brushed BEC内蔵3A/6V【1/10用】」を購入すれば十分です。価格は税込3,960円で防水性も備えています。これにより、総合的にコスパの高い爆速ラジコンを楽しむことができます。

防水で 税込3,960円

また、ブラシレスモーターに切り替えるだけでも爆速を実現できます。

「ブラシモーターって何?」
「ブラシレスモーターって何?」

と混乱するかも知れませんが、簡単に言うと「ブラシがあるか無いか」です。

図を使って説明すると電子工学科の世界に足を踏み入れてる事になりますので、ラジコンを純粋に楽しむためにも「ブラシレスモーターというモノがあって、どうやらブラシモーターよりも速いらしい」というレベルで覚えて頂けたらと思います。

もう少し詳しく説明すると、ブラシレスモーターになると「KV値」という指標が登場します。KV値は電圧1Vに対する1分間の回転数(rpm)を表すのですが、その回転数を計算するために

「例えばKV値が3000で電圧が7.4Vだと3000×7.4=22,200、つまり1分間の回転数は22,200rpmとなる。」

みたいな計算があったりします。

知識欲旺盛で「専門知識もどんと来い!」と思う場合は、ぜひ検索して勉強してみてください。

好奇心旺盛なあなたはぜひリサーチしてみてください!

「具体的にどのブラシレスモーターを使えば良いの?」というのは後ほど説明しますね。

②ギア比を変える

モーターの回転をタイヤの回転に変換するためにギアというパーツが使われています。

ギヤ比とは「タイヤが1回転するのに必要なモーターの回転数」を示す比率のことを呼びます。

例えばモーターが100回転した時にタイヤが1回転する設定のギヤ比を《100:1》と表します。

知識のある先輩方ならギア比を計算しながら狙った走りに調整していきますが、僕たちは「爆速にして楽しみたい」だけなので、ギア比に興味が出るまでは知らなくて大丈夫です。

ちなみにタミヤ公式サイトではギア比を簡単に理解するための表を作ってくれているので共有させて頂きます。

ギア比と走りの特性を理解できる表 by タミヤ公式

この表から、ラジコンを爆速にするためには

「ギア比を小さくする」

というのが分かると思いますが、どうやってギア比を小さくするのか?と言うと

・モーターのギアの歯数を増やす
・モーターのパワーを直接受け止めるスパーギアの歯数を減らす

このどちらか一方をやります。

ただしこの際も知識が必要で、「ギア比表」を見ながら適切な歯数を合わせないとモーターに負荷がかかり過ぎて故障の原因になったり、ギア歯が壊れてしまいます。

TT02シャーシのギア比表 by タミヤ公式

「ただ爆速を楽しみたいだけなのに…」

「もう頭がパンパンです」
「ラジコン難しすぎます」
「挫折しそうです」

そう思うかも知れませんね。僕もまだ理解度は15%くらいです。それでもラジコンで遊べるようにメーカーは工夫してくれています。知識不要でも十分に遊べるので安心してくださいね

ちなみにですが、

「本体を軽くしたや速くなるんじゃない?」と思って軽くしてみた事がありますが、体感で劇的にマシンが速くなる事はありませんでした。これはあまり意味がないかも知れませんね。

あとタイヤの巨大化もやってみましたが、ギアに無理な負荷がかかるのか初速が重くなりました。立ち上がりから爆速にしたい場合は不向きなセッティングかと思います。

③バッテリーのパワーを上げる

モーターは電気で動きます。その電気の量を増やしてモーターの回転数を上げるパターンです。

バッテリーにも種類があり

・ニッケル水素バッテリー
・リフェバッテリー
・リポバッテリー

の3種類が現在主流になっているバッテリーとなります。

爆速ラジコンを実現するためには、電圧を上げるのが最もシンプルな考えだと思います。主流電圧は7.2Vのバッテリーなので、これを11.1Vに上げる事でモーターの回転数が上がるという理屈ですね。

ですが、高い電圧を上げるためにはそれに耐えられるESCが必要です。

なぜかと言うと、僕も最初はそれが分からずにバッテリーだけパワーを上げたら、ESCが溶けてしまった経験があるからです。

なのでバッテリーのパワーを上げる際は、それに対応するESCを導入しましょう。

具体的に僕がやっている爆速セッティング(この組み合わせを真似してください)

お待たせしました!

それでは僕が爆速ラリーカーのために実際に使っているアイテムをご紹介します。

3セルのリポバッテリーの高出力に余裕で耐えうるモーターとESCの組み合わせです。

しかも僕がこの組み合わせに出会ってから一度も故障していません。防水でありながら、耐衝撃性も兼ね備えていると思います。

今でもネット検索でこの組み合わせをオススメしている発信者の方は見当たらないので、僕が1年半と10万円近くを投資しながら足で稼いだこの情報はとても価値があると自負しております。

数百円という価格設定ではありますが、1年半と壊れた数々のESCたち、費やした◯万円に比べたら非常に安いよね。と感じて頂けたら幸いです。(なんだか押し付けがましいですが)


①バッテリー

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¥ 390

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