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なぜ遊び人が自動的に賢者になれるのか?

RPGゲーム「ドラゴンクエスト」の話。みなさんも昔「ドラゴンクエスト3」をプレイしたことがある方もいるのではないでしょうか。僕も結構はまり夜遅くまでやったのを覚えています。バックアップシステムが導入されたゲームですが、ソフトとファミコンの接触が悪いとデータが消えてしまい、愕然とする・・・なんてこともあったゲーム。懐かしいです。

遊び人という職業

そんなドラゴンクエスト3からキャラクターに職業という概念が導入されました。戦士、魔法使い、商人、武闘家などを選択することができて、それぞれユニークな技や能力を持っていてゲームの幅を広げてくれました。そんな職業の中に「遊び人」というのがありました。

遊び人は敵との戦いの中でとてもユニークな技を繰り広げます。「大声で歌う」「ダジャレを言う」「やさしい気持ち」「タップダンス」等・・・ふつうは「戦う」とか「魔法」とかがRPGの世界観では当たり前なのですが、この遊び人だけは変な技を出します。変というか、その場を盛り上げようとするような技を持っています。敵さえも笑わせてしまったり、仲間を応援したりと自分勝手ではなくて、周りを包み込むような行動を取ります。

なぜ遊び人だけが自動的に賢者になれるのか?

「ダーマの神殿」に行くと、転職ができます。戦士から魔法使いになったり、魔法使いから武闘家になれたり、他の職業になれるんです。そして、「悟りの書」を手に入れると、「賢者」という職業になることができる。しかし、遊び人のみは「悟りの書」が無くても、レベル20になると自動的に賢者になることができるんですね。

この遊び人が賢者に特別なアイテムが無くてもなれてしまうというのは、この世界のシステムを描いているように感じます。遊び人と聞くと、あまりよい印象が無い言葉かもしれませんが、僕は遊び人こそこの世界に必要な存在であり、本質だと感じます。

遊び人はだらしなく好き勝手に遊んでいるという定義ではなくて、「遊び心を持って表現する人」というように僕は捉えます。遊び心は創造力、工夫心、ユニークさを表現する気持ちで、まさに子供のような純粋な気持ちで、様々な好奇心を満たす行動をすることです。そして、遊び心は、私たちの本質からの衝動でありビジョンやパッションの源です。ワクワクとした気持ちで遊ぶことで、意識的に本質に繋がっていきます。

本当に好きな事を体を使って表現していくことが、結果的に「賢者」という存在、つまりは「この世界の本質を知って生きる人」になれるという事だと感じます。遊び人が賢者になれる理由がここにあるように感じます。

何もしなくても大丈夫だった

創造の源を体験したメンバーの中で次のような事を言うメンバーがいます。

「結局、何もしなくても私は紛れもない私だった」「人生には何の目的もなく、生きていること自体が人生だった」、「どんなことが起こったとしても、常に『大丈夫』『感謝』がベースにある」と。

時には現実的に必要なこともあるでしょうが、自分を知るためには何か特別な能力を身に着けたり、何か特別なモノを手に入れたりしなくても、私たちはそれだけでOKなんですね。

でも、どうせ体を持って生きているのであれば、本質にあるワクワクとした衝動に従って、人生を遊ぶように生きていきたいと僕は個人的に思います。

この意味で、「自分の本質を表現していく遊び人」になることは人生を豊かにワクワク生きる秘訣です。

トミ

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