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自然災害より怖いもの

数日前、久しぶりに娘たちと近所の川に行って遊んできた。

すごく水が澄んで、夏に遊んでいた時よりも更に綺麗だった。おそらく台風の時に、夏の間に川の底に溜まった泥や藻が一気に流されていって綺麗になったのだろう。

こういうのを見るにつけ、台風が脅威と取るか恵と取るかは人次第なんだよなぁ、とつくづく思う。


私は、現代においては台風が一番怖くない自然災害だと思っている。

いつ来るか予測が立つからしっかり対策が立てられるし、屋内にいれば基本的には被害はない。農作物や建物の浸水が被害としては大きいだろうが、まず農作物はこの流通が発達している時代に一度の台風で全国的に食事が困るような事態にはなりにくいだろうし、浸水は掃除をすれば良いだけの事だ。浸水も嫌なら高台に住んで家周りの水はけを良くしておけば良いだけの事だ。土砂災害もあるだろうけど、それだって自分の住む場所の地盤は把握しておける。それよりも、対策の立てようがない地震や雷の方がよほど恐ろしい。(まぁ、雷は、大きな音が苦手という、個人的な理由が大きいけども。。。)


でも、地震も雷も、台風による災害も、自然は全てに対して平等だ。「被害に合う」というのはとても大変な事だし、哀しみを伴う場合もある。だけどそれは、たまたまその人だった、というだけの事だ。やり切れない思いもあるだろうけど、でも、何かを意図してそうなったわけではない。

平等に、ただあるがままでいたら、受け取り手に取っては辛かった、というだけだ。だから、受け取り手によっては、それは恵にもなる。


だけど、それに対して、人による災害は違う。


世の中には、自分の利益の為に平気で人の人生をねじ曲げる人がいる。

自分の甘い判断が他人の人生を奪ってしまう事に無頓着な人もいる。

それはただ奪うだけだ。
受け取り手によって異なるものでは無いし、恵ともならない。


私は、そんな人間の方がよっぽど怖い。

ここまでお読み頂きありがとうございます!重度のアトピー(癌だった疑いあり)から医者にかからず回復中の一男二女のお母さんです。日々の出来事から感じたことや考えたことを綴っています。元気になったら表現活動や新月材を使った場所作りなどしたいことが沢山あるので、応援宜しくお願い致します!