違和感ノート vol.03

1年間のサイボウズへの出向期間を終え、この4月からまた元の公務員生活に戻っているわけですが、出向前後で役所内の環境もガラッと変わりました。

一つは、部署の異動があったことです。
出向前は、危機管理の部署だったのでスーツから防災服に着替えて地域の人たちと一緒に防災訓練したり、防災倉庫の備蓄物資を整理したり、現場仕事が多かった一方、今は本庁とは別のデータセンター的な隔離施設にある情報システムの部署で、基幹システムのメンテナンスしたり、委託業者のSEの方々と会議したりしています。

そして、もう一つはとても小さな変化かもしれませんが・・・

イス

これまでは、こんな感じの簡易な事務用のイスでしたが、このたび肘置きが搭載されました(笑

ちなみに、僕の勤める役所では、
「主事」⇒「主任主事」⇒「係長」⇒「課長」⇒「部長」
と一般職の職層が分かれています。

そして、職層に応じて徐々に身の回りがレベルアップしていくのです。
例えば、係長になると机の幅が広がって使える袖机が1個から2個に増えたり、課長になるとさらに机が大きくなって職員と机を並べないで全体を見まわせるスペースに単独で配置されたり、部長になると個室が割り当てられて・・・。

と、そんなわけで、サイボウズへの出向時に係長級に昇進した僕のイスも晴れて昇格して肘置き機能が搭載されたわけです。

うんうん、そうだよなー。係長級の仕事にはやっぱ、肘置きのイスじゃなきゃなー。これこれ!

と、こんな風には到底思えない(苦笑
頭に浮かぶのは、こんなイメージ。
主事が戦うのはスライム程度だし、こん棒と藁の盾で十分でしょ。
係長級になると、爆弾岩やキラーマシンも相手しなきゃだから勇者の剣と鋼の鎧は必要だよなー。いやあ、係長はつらいよ。

あと、隣に座ってる若手社員に「課長が一緒に机並べて、隣とかに来たらどう?」って聞いたところ

「色々やりづらくて、勘弁してほしいっすね」

と、即答でした。。。
その時は、サイボウズの思い出話で、社長室がないこととか、役職関係なくみんな同じイスで(青野さんはバランスボールだったけど)、始めは緊張したけど目の前に社長の青野さんがいることに違和感はなかったし、考えていることとか色々直接聞けて刺激的だったと、その若手に語ったりしました。

・・・とはいえ、区長が毎日横にいたらやっぱり自分も仕事しづらいわなー思う自分もいるわけで(汗

仕事の効率が上がるイスがあるなら、上司部下関係なくみんなが使えばいいと思うし、課長も部長も主事も一緒になって雑談も議論もできる風土をもっと作っていけたらなと思う今日この頃です。

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