先日、日本初の民間ロケットの打ち上げが失敗した。

　その数日後、今度はイーロンマスク率いるスペースXのロケットも、目標の飛行はできなかったようだ。

　ただ、宇宙船のほうは大気圏に突入。ガンダムか、と思うような見事な映像をリアルタイムで配信し、人々に驚きを与えた。

　宇宙開発に失敗はつきものだ。数々の失敗を活かし今がある。そういう意味で、失敗は単に期待した目標には達成できなかったということであり、まったく無ではない。たとえうまくいかなくても、貴重なデータが得られるわけだ。

　人でも同じだろう。失敗を活かし、次につなげる。それができれば人生豊かになる。

　ただ、失敗をしても、そこから得られたデータを活かなければ、失敗しました、という思い出だけになってしまう。まだそれだけならゼロにしかならないが、ときに失敗がマイナスになってしまうことがある。

　取り返しのつかない失敗というのもある。