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心変わりは何かのせい

 選挙で病院の統合がひっくり返る…。

 医療界に衝撃を与えた兵庫県三田市の市長選挙。

 選挙から4ヶ月が経ち、情勢が大きく変化した。市長が方針を変えたのだ。

兵庫県の三田市民病院の再編統合計画の白紙撤回を掲げて、7月の市長選で初当選した田村克也市長が24日、一転して計画を推進する方針を表明した。同日開会した市議会本会議で「凍結してきた計画を再開する。現在地での急性期医療の存続は不可能と判断した」と述べ、公約を事実上撤回した。

三田市民病院の再編統合、推進を表明 田村市長「白紙撤回」の公約撤回 https://www.kobe-np.co.jp/news/society/202311/0017060678.shtml

 市長はこの4ヶ月ほど、関係機関を訪ね、さまざまな意見を聴いた。とくに、三田市民病院の医師たちの要望書が大きかったようだ。

就任後は、市民病院の勤務医有志59人から医師不足が深刻として統合推進を求める要望書を突き付けられ、「ここまで切迫した状況とは知り得なかった」と述べて主張をトーンダウン。白紙撤回について「進めてきたことをなかったことにするものではなく、立ち止まって市民の声を聞くこと」と持論を展開していた。

三田市民病院の再編統合、推進を表明 田村市長「白紙撤回」の公約撤回 https://www.kobe-np.co.jp/news/society/202311/0017060678.shtml

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