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聴かせてやんない!2013

小冊子『聴かせてやんない!2013』として2013年に限定発行したものです。
※2013年当時の話ですので、現状と異なる「嗜好」「思考」「試行」があることをお含みおき下さい。

■前書き

当初、FMCと云う団体を畳んでしまおうと思い、その総決算ドキュメントとして著したのが前著『聴かせてやんない!ウェブラジオFMCインサイドストーリー』であった。2003年の事だから丁度10年前ということになる。
単行本として出版され、なんだか勢いがついてしまい、畳むどころか逆に風呂敷を広げる結果になり現在に至っている。

特に2006年くらいからのアゲアゲの流れは、最早勝手に畳むことなど許されない、リスナーすなわちファンであり城下町の住人達とのコミュニティとしてFMCが発展していく過程であった。

「なんでも出来そうな気がしてきた!」「いや出来るでしょ!」ある意味バブルのようなマインドがFMCの如き《ちっぽけな団体》の中に芽生え始めていったのである。

そこにぶっかけられた冷や水。
2011年3月11日‥。

そう、日本国民が忘れることが出来ないあの戦慄‥『東日本大震災』ずばりそれが冷や水の正体である。

本書では、この冷や水をぶっかけられた2011年3月からつい最近(2013年5月)までの出来事を回顧する。
ひょっとして機会があれば、2003年から2005年までの乱高下。2006年のどん底。そして奇跡のV字ターンというところををまとめ、いつか完全版として著すかもしれない。

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33,663字

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