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【#40】大学院OR就職→認知的不協和

就職したくない、さもなくば、大学院に進学する。

僕の周りの人達、理学部や工学部の人が多いのだが、まだ就職したくないからとりあえず大学院に進学するという人が多くいて違和感を感じる。大学院には多少行きたいから行くんだけど、別に本当に行きたいから行くわけではないという不協和が生じている。以下2点から反論してみる。

1.(特に理学部)修士だけ行っても意味がない

 工学部は修士まで行くと研究職や技術職につけたり、推薦で大手への就活を終えられる利点がある。一方、推薦のない人達に対して、修士に行くメリットは少ない。専門性も大して身につかず、奨学金も給付のものは少ない。大して大学に残る明確な目的がないなら就職しちゃったほうがお金もらえて色々できるし社会人経験も得られるし本当に研究したいことが出てきてから戻ったほうが健全な気がする。

2.大学院は研究をする場であって、就職から一時的に逃れる場ではない

 大学院は東北大の場合、奨学金を差し引いて生活費込で計算すれば200万程度かかると思う。200万あれば車が買えてしまう。もし就職したくないだけならニートになって好き放題暮らしてみたらどうかと思う。

ちょっと最近色んな人と話して思うところがあったので書いてみた。この他にも、「親ブロック」なるものもあって、「理系は修士まで行くの当たり前だから行っておいたほうがいいんじゃないか?」とか、そんな風である。僕も研究自体は大好きなので親からそう言われたのは嬉しかったのを覚えている。しかし、大した目的もなく大きなお金を払うのはお金を溝に捨てるようなものだと思うので、僕は社会人に成っていく次第である。

参照画像 Oleg Magni https://www.pexels.com/ja-jp/photo/3318626/

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