一年の計は元旦にあり

今年こそは毎日日記を付ける習慣を付けようと思っている、というか思っていた。思っていたのだが、タイトルだけ付けたこの記事が下書きに眠ったまま、気づけばもう一月が終わろうとしている。

誇張抜きでここ5年ぐらいこのくらいの時期に上と同じような書き出しを、書いては消し書いては消ししている気がする。実際に公開したものはないけど。

改めて記事のタイトルと上段の書き出しを読んでもみても、すでに明らかな死臭が漂っている感じがする。このタイトルで書かれてる日記で三日坊主じゃなかったものなんてないんじゃないのか。

いったい歴史上何人の人が同じような挫折を経験しているんだろう。今年もおそらくうまくはいかない気がする。というか、毎回言い訳をだらだら書き連ねてその時点でダメになるんだよな。誰がこんなもん読みたいんだって思ってしまう。

とにかく問題は俺の自意識にあると思う。挫折した下書きを読んでみると毎回毎回、なんで日記を書こうとしているかを書き(大体備忘録的に~とか他の人のを見て~みたいなこと)、なぜそれを公開したいのかを書き(大体せっかくだから~みたいなこと)、そして別に誰も読みたくないですよねハハみたいなことをかいてる。
いったい誰に言い訳してるんだ。

なんか、これも言い訳の変形なんだろうけど、ちゃんとしないためのルールみたいのを決めてるのも挫折のパターンな気がする。「思ったことをとにかく書く」だの、「文章の体裁を気にしない」みたいなやつだ。
もうやめようこんなことは、とりあえずこの記事だけは書き上げて公開しよう。

とりあえず、今年こそは日記をつけてみようと思います。今のところは毎日公開したいと思っています。

全くパーソナリティを知らない人の日記を読んでもわけがわからないと思うので、初日の今日は軽く自己紹介を書いてみます。

水出しコーヒーという名前でtwitterやら大喜利投稿やらを少しだけやっていました。もし知っている人がいるとすれば導線はたぶんツイッターかオールナイト虚無(昔ダ・ヴィンチ・恐山さんとにぅまさんがやってたネットラジオ)の投稿だと思います。(最近はないけど、一昔前はオールナイト虚無の投稿からフォローしてくれたであろう人が結構いたので)。

職業はITエンジニアです。あんまり専門的だと日記とカテゴリーは分けるかもしれませんが、結構技術的な話とかも書くかなと思います。そもそも備忘録的な目的が強いので。

後は読んだ本とかマンガの感想とか、そのへんを書けたらなと思います。このnoteに大変すぎて7日で挫折した「毎日感想」ってマガジンあるけど、感想書くこと自体は結構楽しかったので、たまに同じようなことできたらなと。

あと結構ネットで話題になったことについて思ったこととかも書きたい。そういうのすぐ忘れちゃうけど、後から読み返したら面白そう。

日記とは別にエンジニアのこととかインターネットのこととか書きたいテーマが何個かあるので、そういう記事も今年は書きたいなと思ってます。せっかくだから自分を追い込む意味でも、今思いつく今年書きたいことをリストアップしておこう。
・駆け出しエンジニアブーム(もう少し落ち着いた感じあるけど)とプログラミング初心者について
・twitterとかインターネットのコミュニケーションについて
・俺は本当にグラップラー刃牙が大好きだし今の刃牙が本当に許せない
・進撃の巨人俺が読んだ中で一番面白いマンガかもしれん
・俺の大好きだったやる夫スレ「アスキィの奇妙な知事選」

以下の段からは今日の日記です。

今日は宮沢章夫という人のエッセイ(「わからなくなってきました」という本)を古本屋で買って少し読んだのだけど、かなり面白かった。エッセイと日記とはちょっと性質が違うけど、自分もこういうのが書いてみたいと思って、下書きにあった記事を復活させてみた。

この宮沢章夫さんという方、俺は今まで知らなかったので、さっきどんな方なのか調べてみたら、昨年9月に65歳で亡くなっていた。同時に、死の数年前にパワハラ(というか暴力行為)で勤めていた大学を停職になっていたこともわかった。

不思議なものだ、昨日まではこの人のことを全く知らなかったのに、今日一日で一気に出会いからスキャンダル発覚を経て別れまで体験してしまった。
小説だとあんまりこういう風には感じない気がするけど、エッセイだとやっぱりその人本人に触れている感じがあるからだろう。中々複雑な心境になった。
とりあえず65で亡くなったのは結構早い方だと思うので残念だなあと思う。パワハラに関しては、そもそもの人となりや活動内容を知らないので、失望やがっかりという感情を抱くほどではなかったが、エッセイを読んだ感じでは結構意外だなと思ってしまった。まあ結局は、その人の書いた文章を読んだところでその人のほんの一面のことしかわからないのだろうけれども。

エッセイの内容としては、普通に語り口とか着想が面白く楽しく読めた。エッセイ結構好きなんだよな。大槻ケンジとか原田宗徳のエッセイもかなり好きだ。

1997年ごろに刊行されたエッセイなので、オウムとかパソコン通信黎明期の話題もあった。(どうやらこの方は割と早くからPCやインターネットを利用していたようだ)
こういう話を見るとあーそういうことあったような気もする。というノスタルジーのような不思議な感覚を抱く。当時自分は子供だったし、パソコンも家になかったので実際はそんな記憶はほとんどないのだけれど、何となく懐かしさを感じる。

こういうノスタルジーみたいな感覚って、意外に子供のころの実体験と同じくらいに、子供のころ見たフィクションとかが構成してる部分も大きいんじゃないだろうか。俺の場合パソコン通信の話を懐かしいと感じるのは、多分青い鳥文庫の「パスワード」シリーズを結構小学生の時に読んでたからだ。
あれ読んでたら中盤あたりで急に麻薬とか出てきて当時びっくりしたな。

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