やめよう ”To 個人”

属人化していませんか?という話です。

規模の小さいチームなんかで~さんに聞けばいいみたいな感じで個人にめっちゃ頼ったりしてませんか?
べつにそれ自体は仕方ないしその人しか担当者が居ないならそれでも良いんですけど社内とかに見えていい依頼をDMなんかでもしもやり取りしてたらそれは少し考えたほうが良いかもしれません。

~さんが居なくなる日は来る

To個人宛てをし続けているといつか来るこの日が着たときにこまることはたくさんあります。
色んな理由で~さんは居なくなってしまいます。また、組織から居なくならなくともある日穴に落ちて半年実務ができない状況になるということがあります。
そんな低い確率気にしても仕方ないって思うかもしれないんですけど自分はプロジェクトのリーダーが突然穴に落ちて入院してしまっててんてこ舞いみたいな日々を送った経験を経てから考えが少し変わりました。人は穴に落ちます。

今までとコストは変わらずに属人化を少し下げるTo個人からToチームへ

DMをやめろというわけではないですが、SlackとかのチャットツールでTo個人だったところをToチームにするだけで少しだけ属人性が下がります。
個人情報なんかを扱う場合はDMだったり社内でも秘匿な情報を扱う場合なんかはDMでやったほうが良いかもしれません。

そうは言っても対応するのは結局一人だし個人宛てでよくない?って思うかもしれません。まあ実際そんなに大きく変わるわけじゃないです。
変わるわけじゃありませんがToチームにすることで変わることがあります。

依頼の窓口が明確になり、やり取りが見えるようになる

例えばQAを依頼したいときにQA担当者が一人しか居ない場合、QAの相談を個人に送るとなりますが、この個人を知らない場合に相談がしづらいというか不可能です。窓口がわからないから相談ができません。
また、個人間のやりとりではその多くのログは見えないで闇に消えます。
すでに居る人達にとっては当たり前のやり取りですが新しく組織に参加した人たちはチャットログから組織について多くを学びます。

QAの例をまた出しますが、例えばQAチームにQAを依頼したいときにQAがどういう情報がほしいのか?というのが過去のやり取りから見えてきます。

やり取りが見える様になる利点は色々あります。
DMを使って個人間で完結した場合にそれらのやり取りは共有されません。
どういったやり取りがあり、どういうトラブルがあったのか?また、どういう貢献があったのか?そういった情報もすべて個人間に消えてしまいます。見えなくてもいい情報かもしれません。ですが、それは別に見えてもいい情報のはずですし、何より基本的に情報は表に出ている方が良いはずです。

To個人を辞めると良いこと

個人間のやり取りを辞めると良いことは他にも色々あります。
例えば窓口を作りそこで基本的なやり取りを残しておくことで後任者が過去にどこのチームとどういったやり取りをしていたのかを把握することができます。
個人間でどこのチームと関係があるかは共有されるかもしれませんがどういった共有をするのかはその前任者の善意に任せるしかありません。

Toチームに置き換えることでやり取り等の情報か会社のログに残り前任者が何も残さなくとも前任者がどういったやり取りをどこの誰としたのかなどが残ります。
そういったログは後任者にとって多くの助けになるはずです。

また、例えば引き継ぎではなく単純にチームメンバーが増えた場合にもこれらのログは多くの助けになるでしょう。
私達はログから多くを学べます。

そのやり取りはDMだともったいないかもしれない

改めて、DM自体が悪いというわけではないのですが、DMを使うのが適切か?また、DMでかいけつした内容があったなら共有するべきか?等は再考すべきかもしれません。

DMのほうが気楽とかそういうところはありますし、当然そのほうが進めやすいならそれですすめるほうが良いと思います。
ただなんとなくTo個人宛てにDMで依頼してるものって意外と多いしはっきりとわかりやすい属人化リスクなのに外に見えにくいものだと思ったので書き起こしてみました。

なんか思うところがあったらコメント下さい。


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