婚活って相手と向き合っているようで、自分との向き合いなんですね。
この言葉、どこかのタイミングでうちの卒業生ほぼ全員から聞きます。

スタート当初、お申込みが雪崩のようにやってきます。
「おお、これならきっと３か月もかからずに成婚だー！」って、みんな思います。お見合いも組めるし会う人は可もなく不可もなくいい人。この中から、すぐに自分に合うお相手が見つかるはず、ますます期待感でいっぱいになる。

お見合いから交際へ何人かの人と進んだけれど、思うように気持ちが盛り上がらないな。どうしてだろう？何がいけないんだろう？ピンとこない。しっくりしない。自分がいけないのかも？もっとうまく話さなくちゃ。自分のデートプランがいけないのかな？・・・そういえば、LINEも盛り上がりに欠けているような気がする。２，３回会うと話題もなくなっちゃうな。これって、自分とは合わないのかな？ちゃんと好きになれるかな？

モヤモヤし始めます。
考え始めると、すべてがイケてないような気がしてきます。
結婚なんてしなくてもいいんじゃない？なんて思ったり、いや今やらないでどうするんだ！と思ったり、あれこれ考えていったり来たりします。

そのうちに何もかも面倒になってくる、自分は結婚向きじゃないのでは？もう結婚は無理なんじゃなかな？自分がダメなんじゃないか？どんどん自信がなくなっていきますね。

でも大丈夫、あなただけじゃないです。
みんなそういう時がありました。
何度も言っていますが、婚活はいいときばかりじゃないです。
ピンとくる人に出会うことはそんなにないです。(このピンとくるというのは、実は曲者です。これは、また解説します。)
可もなく不可もなく、とくに嫌なところはないけれど決め手に欠ける方が多いはずです。

スケーターの村上佳菜子さんが結婚されましたが、お相手の思いが届かず決め手に欠けて２回目のプロポーズでやっとOKをもらえたそうです。
お相手はさっぱりしたタイプ、村上さんは思い悩む慎重な人。相手を理解して相手に届く伝え方を知る時間が必要だったということだと思うのです。

話を戻しますね。

婚活をスムーズに早く終わるには、自分ではどうしようもないこと、起きていない不安に悩まないことです。反省はしても悩まないこと。現実をみて起きてもいない不安を悩まない事です。

悩むことに悩み始めると、止まっちゃうんですよ。流れが止まる＝気が重いといいますが、重い空気をまとうのでそれがその人の雰囲気になって相手に伝わえうので、ますますうまくいかなくなるの。
どよ～ん、っていうやつね。

うまくいかない時に考えることは、自分ができることと改善点とその対策だけです。相手の問題と自分の問題を切り分けて認識すること、事実と想像(相手の頭の中を含めて)を分けて認識すること。

自分で気がつかない事もあるので、仲人やアドバイザーに現状報告と相談をすること。

婚活をしている人のなかでも相談所で婚活をしている人は、真面目で誠実な人が多いです。それゆえに、自分を責めてしまう傾向があります。もちろん、反省するところは反省して改善は必要ですが、悩んでも仕方がないことは悩まないようにしましょう。

例えば、何度か会っているのに距離が縮まらない時。
自分のことを話すのが苦手だからダメなんじゃないか。相手は面白くないと思っているんじゃないか。送ったLINEがいけないんじゃないか。相手が○○と言ったのは嫌みなんじゃないか。自分と仲良くなるつもりがないんじゃないか。次に会ったら断られるんじゃないか。他にも合っている人がいるんじゃないか。フラれる前に断った方が楽かも。
などなど、似たようなことで悩んだことがあるんじゃないかな？ご相談で話を聞いてみると、妄想が暴走している人とても多いです。

では、上に書いた悩みを悩んでいるものを、先ほど書いたように、自分ができることと相手の問題を分けて考えてみましょう。
どうですか？自分ができることって案外少ないですよね？

例えば、
①「自分のことを話す＝自己開示が苦手だ、だからダメなんじゃないかな？」
ならば、
話しやすい話題を考えておこう。
いくつかエピソードを思いだしておこう。

②「相手が○○と言ったのは嫌みなんじゃないか？」
ならば、
どういう意味ですか？○○ということでしょうか？
とわからなければ、勝手に判断せずに聞いてみることです。

婚活は、相手と向き合うようで、自分自身と向き合う部分が大きいです。相手を通して、今まで気づかなかった自分の癖や感情の揺れに驚くこともあります。見てみないふりをしてきた嫌な自分と向合うことになります。うまくいっていると思っていたのに、断られることもあります。ままならない。

相手の頭の中まで想像しても相手の考えは相手にしかわかりません。
あなたの気持ちも伝えなかれば伝わりません。

悩むことに悩んで悶々とするより、案じるより産むがやすしです。
素直に丁寧に話してみる、直接お相手と向き合ってみる。
そのうえで、気持ちが通じ合わなければ結婚の相手ではないと思います。
違いがあっても、わからないことろがあっても、わかり合おうとするお相手となら少しずつ心を通わせることができるのではないでしょうか。

人見知りさんや村上佳菜子さんのように慎重な人は、時間がかかるかもしれません。少しでも距離を縮められるように、不器用なら不器用ななりに自分を見せていくことなんじゃないかな。

とはいえ、苦手なことを変えるのはなかなか大変です。
そういう時こそ、仲人やアドバイザーを使うんですよ。
あなたに幸せになって欲しいと、思っている身近な応援者なんだから。

・・ああ、今日もとりとめもない話を長くしてしまいました。反省・・・

Enppy.(エンピィー)　
結婚カウンセラー　ジュンコ

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