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執着を離れる。

先に宿題をしてからおやつとか
辛いことを耐え抜いたらいいことがあるとか
そういう風に思っている人もあると思うんですが。

これは別にセオリーではない。
いわゆるマインドセットというものですね。

宿題とおやつ、辛いことといいことは
それぞれに起こっていること、独立した事柄で、
それをどう関連づけるかは人によって違う。

ここを固定的に考えていると、ちょっと辛いことになることがあります。
宿題をしなくてはおやつを食べちゃダメ。
辛いことを耐えないのに幸せがくるはずがない。

これはしんどい。

執着というのはこういう感じで
自分の中にあるものだと思うんです。

この仕事じゃなきゃ満足できない。
これくらい稼がないと一人前に見てもらえない。
この人とじゃないと幸せになれない。
これをやらないと自信が持てない。

ダメってわかってるけど手放せない。
他人から言われても、聞く耳が持てない。
わかっちゃいるけどやめられない。

こういう執着をどうすればいいでしょう。

とりあえず、バラす。
この順番この組み合わせ決定事項と思っているものを
バラバラにバラす。
だいたい塊になっていることでよくわからなくなっています。

そして最適解はどれかをちょっと考えてみる。

この世界、実は競争とか実力とかそういうことではなくて
先着順とか世間体とか運命とかそういうのでもなくて
最適解を出すために物事が進むようにできています。

自分が執着してる、苦しくて手放したい
というものがあるとしたら、
どうするのが最適解でしょう。

それは人によって違う。
でも、今現在その執着を持っているということは
その最適解を出すためのプロセスに
今現在入っているということです。

どうしても手放せないもの
何度諦めようと思ってもそこに戻ってしまうもの
こびりつくように離れていかないもの

とりあえず、それから手を離してください。

大抵のものは、自分が握っているのです。
断ち切ろうとしたら自分の手も切ってしまいます。
そんな痛いことは普通できません。

手を離したら、流れにしたがって離れるものは離れて行きます。
まだそこに残っているものなら、
手を離したままよく見てみることです。
ここは少し時間をかけましょう。

それが良いもの、最適解に近いものなら、
もう一度手に取ってもいいのかもしれません。

でもよくもなく最適解に関係ないのにそこに残り続けているのなら
それは誰かに任せてしまった方がいいでしょう。

信頼できる周りの人たち。
助けてくれるカウンセラーやセラピスト、
社会的・公的機関や自助グループ。

そして、神さまや仏さま。

執着は断つのではなく、とりあえず手を離してください。
手を離した心細さに耐えられない時は
神仏に寄り添ってもらっていいのですから。

離れるのを助けてくれるのはお不動さま。
寄り添うのは、観音さまやお地蔵さまの得意分野です。

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