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知名度0からのYouTube登録者数1000万人を目指す戦い⑰Youtuberの理論を疑え!

「テレビ」と「Youtube」の違いは何か?

私が本格的にYoutubeをやりだしたのは昨年の9月ぐらいである。その前段階として、「テレビ」と「YouTube」の違いは何か?実際、自分で動画を作り、アップロードした。もちろん、他人の動画も見たし、理論が書かれた記事もたくさん、読んできた。その中でひとつの結論が見えてきた。それは「YouTuberの理論を疑え」である。試行錯誤したであろう先行者の言葉には説得力がある。私も当初は鵜呑みにしてきた。しかし、それはどうやら疑うべきものが多いことに気づいてきた。

①「毎日、更新しろ!」のウソ

これは現在を代表する中田敦彦、カジサック、ヒカキン、ヒカルなど名立たるYouTuberが実践してきたことであり、まことしやかにまかり通っている理論である。これに関していえば、固定客をつかみ、毎日配信する時間を決めることで視聴者数増加につながる。といういかにもごもっともな理論がまかりとおっている。私も最初は「そうか、毎日、更新しないといけないのか?」と考えたものだ。一方でこんな声も聞いた。「最新作をアップすると、旧作が伸びなくなる。」これも一つの事実だろう。これも一つの戦略であるがCrazy for foodの戦略は全く違う。私がひとりで企画、構成、演出、MC、アバター、編集をやっている。そのために2週間に1本の配信ペースでしか、やれない現実がある。「毎日、更新」など到底出来ない。しかし、一本の寿命と言えばいいだろうか、一本上げれば、ずっと数字は上がり続けている。

「もっと作った方が上がるだろ!」そんなご指摘もあるだろう。確かに再生回数は増えるかもしれないし、しっかり同じ時間に見る客はつくだろう。しかし、Youtubeである。毎日、同じ時間に見る行為など、「テレビ」と同じである。そうじゃないのが「Youtube」である。熱烈ファンの気持ちに応えるより、ずっと愛されるコンテンツを作るべきではないのか?だとすると、クオリティの高い動画、新規性のある動画を作るべきだと思う。そういう意味で、今人気YouTuberと呼ばれる人は皆「自分の型」を持っている。大事なのはそこじゃないのか。中田敦彦なら「ホワイトボードで、有益な情報をしゃべり一つでやる。」カジサックなら「家族を巻き込み、芸人仲間を巻き込み、何でもやる。」ヒカルなら「金の力で人間の心理を弄ぶ」など、カラーがある。そこを見つけるのが優先だろう。

話が若干、ズレたが「毎日、更新しろ」を実行できなくても十分、収益を得られる。ただし、継続的な動画のアップは必要なのは言うまでもない。最近、南原竜樹さんのYouTubeをサポートして気づいたが、YouTubeStuudioを見ると「動画の本数が増えたことで再生回数がアップしました!」
という文字を目にしたが、YouTubeの運営側の気持ちに立てば「皆さん、YouTubeにハマって下さいね!!」という視点であり、動画が増えてその中でヒット動画出れば、彼らにとっては広告収入が増えるので、別に「毎日、更新」する必要性はどこにもない。可能なら3日に一度ぐらいのペースがベストかもしれない。(それでも大変だが。)

②関連動画に載るために!!のウソ

「テレビ」と「YouTube」の決定的な違いには「関連動画」がある。これも多くのYouTuberが提唱し、基本的な常識と思われるだろう。私も「そうか、YouTubeはマーケティングとして、テレビと違い、似たような流行ってるものを作らないといけないのか!!」と当初は思った。見てみると「メントスコーラ」や「カップヌードルでチャーハンを作ってみました。」「ASMRで@@を食べてみました!」「大食い動画」と似たような企画ばかりがずらりと並んでいる。

だから、みんな似たような動画を作る。これも「YouTube」側のルールだけで戦うからそうなるだけだ。で、同じものが増えれば、どんどん埋もれるという事実に気づいているのだろうか?

考えてみて欲しい。

江頭2:50の「エガちゃんねる」や石橋さんの「貴ちゃんねるず」が「関連動画」に載ることを意識して作っているだろうか?そんなことより自分の強みをどう生かせるのか?しか考えてないと思う。もちろん、関連動画からの流入は大事な要素だが、そればかりにこだわる理由はどこにもない。大体、みんなやってることをやってて楽しいか?少なくともクリエイティブな活動ではない。(本人が満足なら何も言うことはない。)ただ、10万人規模の登録者数を目指すなら、安易な関連動画に載る戦略など、いらない。繰り返すが新規性、自分の型を作るのが先決だ。そして結果的に「関連動画」に載っているぐらいの感覚がベストだろう。

早口にしろ!のうそ

早口にしろ、間はいらない、そんな編集方針を多方から聞いた。これも今時の忙しい生活を考えると、そのような視聴方法が大事かと最初は思ったが、やはりこれも疑うべきだ。子ども相手の動画ならいざ知らず、これからはどんどん大人も見てくる。情報性、ニュース性ある動画なら「早口」でもいいかもしれないが、全てのコンテンツにおいてこれを適用する必要など、全くない。これが漫才ならどうだろう?早口で聞いて楽しいだろうか?バカのひとつ覚えの如く「早口にしないといけないですよ」とのたまわるYouTubeコンサルの声は気にしなくていいだろう。大事なのは「人間生理」だ。難しいことには理解に時間は掛かるし、笑いどころに関しては「笑い尺」が必要だ。笑い尺とは、ギャグを言って、笑うための時間が必要と言えばいいだろうか?そこを無視して、間をつめる編集など、愚かな編集だ。このことに気づいていない人がなんと多い事か。まだ、私の言うことに説得力がないと感じる方はそれで結構だ。私は私のやり方で登録者数を増やしていく。まだまだ、戦いは続く。

Crazy for foodの最新作はこちら。
「恋人に初めて作った手料理」
アラフィフの大人たちが甘酸っぱい恋の話から、恥じらいを捨てた「私が男と別れた理由」を赤裸々、告白。楽しい回になりました。

執筆者:島津秀泰(放送作家)
     Twitter:@shimazujaoriya
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