島津秀泰(放送作家・動画制作・インタビュー・文章作成)

放送作家、「世界系」「経済系」を数多く担当。 YouTubeのチャンネル 「Plane…

島津秀泰(放送作家・動画制作・インタビュー・文章作成)

放送作家、「世界系」「経済系」を数多く担当。 YouTubeのチャンネル 「Planet of Food」の企画、演出、構成、編集、MC(柴犬)、アバターをやってます。https://lit.link/shimazujaoriya

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阿佐ヶ谷ヤング洋品店Vol.21『出禁の男』解禁〜蘇るテリー伊藤『アサヤン』伝説

私のことはどうだっていいんです!  2019年の年末、勝どきに200名ほどのテレビマンが集まっていた。 目的はある男の古希を祝うための船上パーティーであったが、その正式名称はこうであったー。  「第70回全日本爆笑 伊藤輝夫とゆかいな仲間たち大賞」  そう、伊藤輝夫こと、演出家「テリー伊藤」さんを囲む会である。  (以下、伊藤さんと記します。)  すでにここに伊藤さんを象徴する出来事が凝縮されている。音頭を取っていたのは、IVSテレビ制作で伊藤さんの下で働いていたSODの創

    • 青柳拓監督作「フジヤマコットントン」を観て

        最近、とかくアジアンドキュメンタリーズにハマっている。日本のメディアでは紹介すらされない世界の実情を知れるのはこの上ない好奇心くすぐる楽しみのひとつである。  その中で感じるのはドキュメンタリーの魅力とは何か?と言えば、自らの生活では知りえない世界を垣間見ることである。また、そこにあるのは「逃れらない今の暮らし」であり、それは業(カルマ)であり、背負いし宿命をのぞき込む行為なのだと痛感するこの頃でもある。  さて、今回の青柳拓監督の「フジヤマコットントン」である。以下、

      • 「秘境をぶっ飛ばせ」を観て

         アジアンドキュメンタリーズで 「秘境をぶっ飛ばせ!ミャンマー編」を視聴。  作品を観終わって、以前、NHKで確か「天空の一本橋」とかいうタイトルのドキュメンタリーを観たことがあり、奥ヒマラヤの地域に住む人々の下に物資を運ぶ人々のドキュメントを思い出していた。  日本で言うところの強力(ごうりき)。登山で思い荷物を運ぶ人たちだ。物資を運ぶと言っても、このドキュメントでは冷蔵庫とか洗濯機を一人担いで山を登るという過酷なものであったが、それをも超える作品が今回のドキュメントで

        • アジアンドキュメンタリーズで「サラリーマン」を観て

          アジアンドキュメンタリーズで「サラリーマン」を視聴。 https://asiandocs.co.jp/contents/419 作品の紹介文より <以下、感想>  外国人の目から見た路上で寝込むサラリーマンの異様さを起点に取材するのは外国人ならでは目線で「ほー」と感心。  しかし、全体的にちょっと前の日本のような僕もサラリーマンではないので確かなことは言えないがもはや飲みニケーション的なこともパワハラ扱いで今どきではないのではないか?という率直な思いが。「サラリーマン」

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          48本
        • スモール・アドベンチャー・Diary S.A.D
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        • Planet of Food
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          「ラストツーリスト」を観て

           Twitterでのプロモーションが気になり、 早速、視聴した「ラストツーリスト」が久々にドキュメント映画で衝撃を受けた。 Twitterのポストから作品の中身を紹介すると 「押し寄せる観光客、大量のごみ、労働力の搾取、動物虐待、孤児院ボランティアツアーなどの貧困の見世物化……コロナの収束以降、世界中で再び懸念されている“観光公害”(オーバーツーリズム)の実態に迫るドキュメンタリー映画「ラスト・ツーリスト」【日本初公開】配信中!」 https://twitter.com

          トロトロの食感にメロメロになる

          今年の頭に痛風となって以来、定期的に血液検査をしているのだが 先日、3か月ぶりに検査をすると、、、中性脂肪の値が743であった。 かかりつけ医からは 「今すぐこの足で内科へ行ってください。  いつ血管が破裂するか分かりませんよ」と 顔を覗き込むような目線で言われ、 「そ、そですか。」と内科医へ行き、ダイエットをしましょうと促された。普段、どんな食事を?」と聞かれると思い当たることは山のようにあり、 ラーメンの汁を飲み干し、夜中に飯を食い、酒もかっくらい、早食いだったりと

          ピーマン肉詰め男子

          今宵の男飯はピーマンの肉詰めと トマトとオクラの酢と白だしの冷製と キャベツのゴマ塩油タレ。 初めてのことというのは勝手が分からないものである。 とはいえ、レシピさえ見てしまえば さして恐れることもないのだが。 ふと、ピーマンの肉詰めについて これまでの人生において考えてくることもなかった。 でもせっかく作った以上、なんか考えるのも一興だ。 そもそも誰が発案したのか? ピーマン嫌いの子どもに美味しいピーマンを食べさせたい 母心が生んだのか? という切り口もいいが話が膨らみ

          知名度0からのYouTube登録者数1000万人を目指す戦い㊻登録者数3000人達成!

           とりあえず、タイトル通り登録者数が3000人に達しました。日頃お世話になっている皆様、御礼申し上げます。  事実だけを書き連ねると  最初の1000人までに約1年  次の2000人に約8か月  そして3000人の到達に2か月と、この流れを見ると成長ペースは早くなっているが手放しでは喜べない。  実は1500人から2900人までわずか1か月で到達していたがそこからペースダウンをしていたりと。中々難しいです。  最近は実はYouTubeのショート動画が収益化されたことを受け

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          【4/11】花見気分&異業種交流会のご案内

           久々ではありますが、ようやくコロナも落ち着いてきたというところ「花見&異業種交流会」を開催いたします。  ここ数年、お会い出来なかった皆様にも会えれば幸いです。場所は天王洲アイルにあるルーフトップバーです。(ほんのちょっと前まで知りませんでしたがルーフトップバーはインスタ映えするようで若い方にも人気のようです) 「ここはシンガポールか?」と見まごうのような素敵なところです。たまにはこんな非日常空間もいかがでしょうか?詳細はこちらです。 参加希望の方は私に一声おかけ下さ

          リアル・たまに行くならこんな店

          パートナーの誕生日のためのお祝いをどこにしようかと迷う中、友人がFacebookで紹介していたのが、神保町にある「Cadet」が目に留まった。 https://cadet-tokyo.com/  当店のメニューがとても美味しそうだったのでお伺いすることに。  当日、大雪警報が出ていたが夜から雨に変わり、問題なく訪れる。店構えはシックで店内の薄暗さ、照明の具合も素敵な感じ。  天井の高さもまた、いい。で、アペリティフにはバターナッツのかぼちゃスープ。  かぼちゃのほんの

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          【ガチ中華】蒸籠味坊の厨房に潜入!

          2022年のクリスマスという もっともクリスマスに縁遠い時期に ガチ中華のトップランナーであり、 2022年外食アワードを受賞した 味坊グループの店舗の一つ、代々木上原駅構内にある 「蒸籠味坊」の厨房に密着しました。 当店は、蒸し料理をメインとしながらも 中国の家庭料理が味わえる店です。 動画を通じて、店の魅力を堪能してください。

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          ふるさと祭り東京2023レポート

          先日、東京ドームで開催された ふるさと祭り東京2023のイベントレポートです。 今回、3年ぶりの開催とのことですが 初めての体験ではありますが 圧倒的スケールと地方の美食の数々に 舌鼓を打ちます。 ぜひ、その様子の醍醐味の一部でもご覧になってください。

          ヤラセと情熱ー川口浩探検隊の「真実」プチ鹿島著を読んで

           「あなたにとってのヤラセとは何ですか?」と質問をされたら、私は何と答えるのだろうか?いろいろなテレビマンのいろいろな答えがあるだろうが私の答えはこうだ。  「ないものを作ったらやらせです」  ただし、それは報道やドキュメンタリーの世界の話であり、ことバラエティーになると、ファンタジーを作ることは「ないものを作ることである」がやらせだとは思ってない。とかく「伝説」や「噂」というジャンルに関してはそんなものは作らずにどうするという話である。  問題あるとするならば、「医者じ

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          今話題の「ChatGPT」に大喜利のお題を出してみたらどうなるのか?

           今、YouTubeを見ていると、いわゆる落合陽一さんを始めるとする有識者というのかな、知識言論人の皆様が「ChatGPT」というAIのオープンソースがすごいと話題になっております。 https://chat.openai.com/chat  先日、僕もAIによる画像作成のMidjourneyを紹介しましたがこのChtaGPTも相当やばいことになっています。  この「ChatGPT」の出現により、いわゆる知的労働者は仕事がことごとく AIに奪われることが予想されています

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          「90’s ナインティーズ」西寺郷太著を読んで

           NONA REEVESのボーカルである西寺郷太さんの自伝的小説を読み終えた。様々な思いが去来し、まとまりきらないので頭に思い浮かんだことから羅列したいと思う。  ・下北沢のミュージックシーンを彩った文化的ゴールドラッシュ話。   それを経験する者と経験しないでブレイクするには?   ホコ天、イカ天世代とそうでないもの。  ・さらに言えば、漫才ブームの後のダウンタウン、音楽番組がほぼ絶滅した後のSMAPというバラエティーもこなすアイドルの登場。   文化的ゴールドラッシュの是

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          私の先輩、金萬福さんの店へ行く

           先日、春節の際に川口にある「王牌」という店に東京ディープチャイナの代表である中村さんに誘われて行ってきました。  実はこの店の監修をやっているのが金萬福さんです。金さんは、ご存知の方も多いと思いますが「浅草橋ヤング洋品店」で中華大戦争という企画において一躍、ブレイクした奇抜な料理人でもあります。  私が所属するロコモーション(テリー伊藤さんが代表取締役を務める)が制作してましたが、まあ、体が人一倍丈夫な金さんにハチャメチャなことを要求し、ロケを行ってました。木に逆さ吊り