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マッハスピード豪速球 単独ライブ「BACK TO THE CONTE」を見て

3年ぶりの単独ライブ、その意味とは?

 マッハスピード豪速球、その名を知ったのは水道橋博士が総合プロデューサーを務めるアサヤンだった。ガン太くんは博士の元ドライバーであり、メルマ旬報の執筆者でもあったので、その文体の軽妙さや面白さについては多少なりとも、認識はしていた。で、実際のライブでネタを見た時の印象は、コントの設定の妙が実に上手いコンビであった。

 で、2度目のコントを見たのが喜納昌吉さんがメインの回でのゲスト出演の回である。

 この時、私は「キングオブコントで優勝してもおかしくないレベル」と書いている。これは嘘偽りのない言葉だが、今回、単独ライブが行われるというので、「その実力の底をもっと見たい!」と足を運んだ次第である。

 場所は下北沢の北沢タウンホール、キャバは294名であるが、チケットは完売という人気ぶりであった。客層は8割以上が若い女性であり、これにはちょっと驚いた。ネタの種類からいってもっと玄人受けするコンビかと思ったら意外とアイドル的な要素があるのか?私も細かいところは知らない。

 ライブ自体は、バックトゥザフューチャーをモチーフにしたタイトル&冒頭ネタからスタートする。単独ライブらしい、最初のボケまでの間をしっかり取りながらのネタであった。

 詳細はライブを観てほしいが、改めてマッハスピード豪速球の魅力を楽しませてもらった。多分に世に受け入れられるために、キャッチーさを付けるならば、「手のひら返しコント」が彼らの持ち味だと再確認した。こういう分かりやすさと代名詞はブレイクする芸人にとって大事な要素だろう。きっと出囃子とか使われやすいことが大事だ。また、さかまきの憑依芸とも言える演技と、ガン太の抑えの効いた演技と安定のしゃべりが上手い。だからこそ、コントが引き立つ。この辺は昔のネプチューンとか、東京03のようないずれは役者としてもやっていけそうなポテンシャルを感じさせる。

 と、書いたがもちろん手のひら返しコントだけではない部分も堪能させてもらった。全体のコントを通じて、時代の切り取り方は見事だ。FX、YouTuber、引きこもり、農業体験、彼らならではのちょい共感、ちょい毒な感じが若い人にも受け入れられるポイントなのかと思う。
 また暗転の合間に、ガン太が「キングオブコントで優勝を目指します!」宣言をしていたが十分にその実力はあるコンビだと、私も睨んでいる。
 今年のキングオブコントは、「マッハスピード豪速球」この名前にぜひ、注目してもらいたい。

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