「塩」について考える。

塩分の取り過ぎだと言うニュースがある。
今回は思考実験として、ざっくばらんに「塩」について書いて見たい。

天然のミネラルは足りていない。特に言われるのはマグネシウムである。
筆者の感想だが、塩分過多と言ったニュースが多いので、「塩は悪」という風潮になりがちだが、この「〇〇は悪」という言説は少し疑ってかかった方が良い。
現代人のミネラル不足は洋の東西を問わず深刻で、サプリメントでの経口摂取のみではなく、お風呂に入れるなどで、経皮摂取をする方もおられるらしい(注.経皮は未実施)。
考えてみれば、江戸時代は、塩田事業などもあったくらいで、当然サプリメントなど影も形もない時代から塩の重要性を認識していたのでは無いだろうか。
塩には今でいうサプライチェーンが確立されていたのだろう。

民俗学者宮本常一の著作にも「塩の道」(講談社学術文庫)という本があるし、敵に塩を送るという言葉も人口に膾炙している。

ルイジコルナロ「無病法」の「解説」(p90)にも、長崎の被爆地の医師が、爆弾を受けた人に塩を摂取させよと命じる場面がある。

「塩の道」については別途書きたい。

以上。

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