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トンデモ本売れてる、らしい

「農薬・添加物はわが家で落とせた」
増尾清著

youtubeで、紹介されてたこの本、
動画があまりにデタラメなので、
原著を買ってみた。

トンデモ本でーす。
著者は
元東京都消費者センター
試験研究室長で
最初の版では54刷のロングセラーだという。

野菜や果物ごとに、
農薬の落とし方書いてあるけど、
落とす前に何ppm、作業後何ppmという
記述はゼロ。
雰囲気だけ。

そもそも、野菜や果物に残留する農薬なんて、
ppm単位なので気にする必要なし。

洗ったり煮たり焼いたりで減るとかいっても、
もともとごく微量。

荒っぽくたとえれば、
電車の先頭に乗れば一番早く着く、
みたいなもんで、
最後尾車両の人と事実上何もかわりません。

さらに、りんごについては、
こう書いてある。

農薬の不安が少ないのはやはりムリなく育てた旬のもの。
主な品種の出盛り期は次のとおり。

「つがる」は9月下旬から11月下旬。

「ふじ」は晩秋から翌年初夏まで。

※ムリして育てるりんごなんてありませーん。
旬からずれて都会に並んでるからボケてます。
つがる:9月上旬だけ、です。
ふじ:11月下旬からええとこ2月まで。

by 農薬会社30年、長野県農薬管理指導士

#農薬
#添加物

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