なぜ目押しが上手い人の大半は直視なのか。そして色押しに限界はあるか【パチスロ】

見てから押したというのは嘘


なぜ、直視による目押しは有利なのか。これについての答えは、直視で目押しをしている人間ですらまともに答えられる人は少ないと思う。

例えばネットで直視のメリットについて調べてみると、図柄を実際に見てから押しているから目押しの精度が高い等と記された記事がゴマンと出る。

アホかと。

これについては過去の記事で何回も記しているが、図柄を見てから押すなんてことは人間の反応では不可能だ。

21コマリールの場合、1コマを通過する時間は約2.2F(フレーム)。1Fは1/60秒なので時間にすると0.05秒すら無い。人間の反応の限界は7Fとされているが、実際は1Fの世界で生きる格闘ゲームのプロですら、12Fが反応の限界領域だ。

その上で、例えば枠上〜上段で図柄を視認して中段にビタ押そうと思った場合、リール制動の問題もあるせいで反応猶予は3Fもないと思われる。

なので、見てから押しているというのは100%気のせいなのだ。あなたがパチスロ界の梅原大吾なら話は別かもしれないが。

しかし筆者もビタ押しをする際に、見てから押した感覚がめちゃくちゃある。これはなぜか?

その答えは、見てから押したのではなく、押すまで見ていたからなのである。

もうこれが筆者の中での結論だ。この、見てから押した感覚というのが、図柄を最後まで見続けて押した結果なのである。ただの錯覚だ。

では、なぜ直視の人のビタ率が高いのか


これについても過去の記事で触れてはいるが、その時は「なんとなくこうかな?」と思っていた理由に明確に答えが出た。それが、

  • 残像を消した正確な場所把握が出来るから

これだ。以前の記事で目が一周のタイミングを記憶するから直視は有利と書いたと思う。
リズム感というほとんどの人が未発達な能力よりも、眼球運動でリール一周の速度を覚える方が遥かにビタの精度は上がるという考え方だ。

しかし結局の所、もしリールに一つの図柄しか描いておらず、それを中段にビタしろと言われたらほとんどの人がかなり精度を上げるんじゃないかと思ったのだ。

そうすると結局の所、直視の最大の利点はそこにあるのではないかと考えた。

この動画の冒頭のように、一つの図柄のみがリールにある場合、色押しか直視かに関係なく、大半の人がビタ押しの精度を飛躍的に向上させると思われる。

直視の人の目にはまさにこの状態なのだ。なんならその上、図柄がくっきりはっきり見えている分、上位互換だ。

ただ、筆者の場合は直視の訓練開始3ヶ月程で、狙った図柄だけが鮮明にリール上に見えるようになり、図柄がどのくらい鮮明に見えるかという点においては今と大差ないと思われる。

それでも今と当時でビタの精度に劇的に差があるのは、目が一周のタイミングを記憶したからということにはなるのだと思う。他にもどんなことを意識して押すようになったか等と細かい話はあるのだが、それについては過去記事を参考にして頂きたい。

少なくとも、直視最大の利点は、リールに一つの図柄だけが描いてあるように見える。これだ。

色押しには限界はあるか


はっきり言うと、限界はある。

もう少し厳密に言うと、色押しのまま頑張ることは目押し上達において効率が極めて悪い。

ただ、YouTuberのなみぞーさん等、色推しでもビタが上手い人は沢山いると思う。なので、直視こそ至高!ウオー!みたいな押し付けをしたい訳ではない。あと正直ビタ精度なんてどうでもいい。

筆者は単純に、直視で打つパチスロがどれだけ面白いかを知ってもらいたいだけだ。

パチスロをギャンブルとして見た時に直視の優位性なんて些細なものだ。しかし、パチスロを娯楽として見た時に、直視はその面白さを何倍にも押し広げてくれる。

パチスロの醍醐味はどこまで行っても目押しにあると思う。もちろんそうでない人も大勢いると思うが、それはまったく否定しない。

ただ、この記事に辿り着いて、ここまでこの記事を読んでくれている方は、それに賛同してくれる方のはずだ。

だからこそ、そういう方にパチスロの面白さのさらに向こう側を知って欲しいと思ってしまうのだ。見たいだろう、知りたいだろう、ならば行こうぜGo beyond together。

というわけで、今回の記事はここで終わり!また次回の記事でお会いしましょう!

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