小保方女史の会見は徹底的に用意周到だった事に関する私見

断っておきますが、これは私の想像ですよ。真実とは異なります。わたしだったら、このように考えて会見をセットするな、という戦略家としての私見です。

小保方女史およびその周辺スタッフは、真に用意周到だったと感じる会見でした。私の感覚としては、近年まれに見るうまい落としどころの2時間半だったんじゃないのか?と。

証拠を示さなかった事に関して、マスコミがごにょごにょ言ってますが、真実があったとして、それを安易に会見の場に晒しても、ねつ造と言われたり詭弁といわれるような場の雰囲気だったワケで、あえて具体的な証拠を示さないという選択をした会見に見えました。自分の未熟さを認め前に進みたい事、規定に照らし合わせても自分が意図的にねつ造したと言うことに当たらない点など、主張に絞った受け答えになっていたかと。

ほぼ全ての受け答えが反論ではなく主張として回答しており、記者の質問に対して同意する場面があるなど、泣いたり笑ったりする以上に「冷静だな〜この人」という感想です。無理に自分で回答せず弁護士にふるという場面もあり、正に冷静に対処していたのも印象的でしたね。

加えて、あの場で人柄であったり苦労であったりも滲ませ、言い方はアレですが同情票もしっかり確保したんじゃないかと思います。悪いと言っているわけじゃないんです。戦略として感情に訴えるのは重要ですから。

私は、マスコミの挑発に乗ってあの場所で安易に「コレが証拠です」なんて事やったら、それこそエセ科学者の極みじゃないの??と思うんですよね。UFOは実在した!的な納得感のない感覚が、さらなる炎上へとガソリン投入に繋がる事態になるでしょう。

あそこは、「証拠出せ」と言われても、耐える場として会見に臨むのが戦略的正解だっと私も思います。そうすれば、その後じっくり準備したエビデンスをもって、科学的なアプローチで検証されるように持って行く事ができますからね。

もう一つの可能性として、ウソを真実として自分自身が信じ込み疑わないといった精神構造の人なのか?とも考えましたが、周囲でこれだけの研究者が関わり、STAPを信じる研究者も居る状況と照らし合わせてみると、その可能性は低いのでは?と思う訳です。

性善説とかそういう事ではなく、客観的に見て今のところ正しいアプローチの会見だったという私なりの見解です。ぶっちゃげSTAP現象はあるの?どうなの??という事ではなく。

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