週末は小学校3年生の娘の学習塾の説明会がオンラインで実施された。小四に上がると受験の準備体制に入るということで（はや！）、毎日3時間勉強しましょうとか、科目ごとの学習の仕方などのコツを教えてくれる説明会だった。冒頭のコメント「受験で成功するには、失敗を減らすことです」は算数の先生からのもの。試験では７割は「丁寧にやれば解ける問題」らしく、そこをきっちりおさえることのの方が難しい問題を解くことよりも点数に繋がるって話だった。

「まぁ、そうでしょうねぇ、、」と思いつつ。私の大切な娘の学習に関わることなのに、まじでつまらないことを言うなこのオッサン！！と反発感情が湧き、なんだかこの塾に向き合う気力も萎える。でも、なんだろうこの感情は・・・と一人で眺めていたら、サラリーマンとしての自分も、ずば抜けた成果を出すことよりも大きな失敗をしないことにエネルギーを注いでいるんだったと思い出し、それは同属嫌悪ですねワカメさん、、、、と自己解決した。チーン。

そして息子がバスケの試合で外出している間に彼の公文式の問題を整理していてたら、実は彼は11月くらいから全然前に進んでいなくて、毎日やったと自己申告してくる5枚は同じものを日付を書き換えているだけだと判明して怒りが沸々と湧いてくる。この月謝泥棒め！！親の労働をなんだと思っているんだ！！とイキリ立ってしまって一人気持ちの収拾がつかなくなる。とりあえずモノに当たる方がましだなと思い（人間にあたるよりは）、彼のパソコンをガムテープでぐるぐる巻きにして、油性マジックで「公文が終わるまで開けないこと」と書いておいた。その横に「ウソツキ！」とも書いたのだけどそれは人格否定だなと1分後に思い出してそこだけ剥がした。嘘をついていたことは間違い無いのだけどそれを「ウソツキ」と呼ぶかどうかはまた別の話だ。

そんなこんなで感情を揺さぶられつつ、夜はKing Gnuのコンサートに行った。場所は東京ドームで、曲はThe Greatest Unknownのアルバムに入っているものが中心。どうでもいいけど入り口がわからなさすぎて15分くらい迷って、そのあと座席がわからなすぎてまた15分くらい迷った。たまに一人で行動するといかに普段人に頼って生きているかに気が付かされる。

ステージ上の彼らは500メートルくらい先に豆粒のようにしか見えないのだけど、会場全体が湧いているのが響いてきてこちらも盛り上がってくる。常田大希が数日前に、「無闇にMCしなくていい」って話をしていて、要するに「社会のルールをこんな遊びの場に持ち込まなくていいぜ」って話で、そうだよねぇ、と思う。

遊んでいる時はもちろん、仕事している間も自然体で生きれたら一番いいけど、自然体でもずれてしまわないくらい仕事と自分が一体化していないと難しいだろうなと思う。そして常田大希くらいカッコよくないとこんなコメントは記事として成立しない。

帰宅後は中学生向けに書かれた仏教本を読む。仏教の中に人生における色々な問題の答えがあるらしいって言うのはここ数年何回も感じていることで、できれば仕事を3ヶ月くらい休んで仏教を学ぶことに集中する時間を取りたいなと思うけど言ってるだけで実現できていないので本を読む。般若心経の解説書なのだけど、ものすごくざっくり言うと「日々大事だと思い込んでいる物質のすべては空（くう）、要するに幻みたいなものだから落ち着けよユー」ってことだと受け取った。今週も落ち着いて生きてゆきましょう。