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7・株主総会で話した内容【西日本鉄道・西鉄】鉄道や軌道の新規建設を促す制度づくりを

この記事は私が過去の株主総会( 西日本鉄道(西鉄) )で発言した内容を記す記事です。過去のPC関連データを調べていたらWordで保存しているのが見つかりました。
(株主総会当日、短時間かつ簡潔に話せるようにするため事前にWordで書き起こしたものです)
鉄道や軌道の社会的な有効活用に役立てればという想いがありますのでこちらで公開しようと思いました。

【発言した内容】

鉄道や軌道の新規建設を促す制度づくりをするべき という事についてお話しします。
アイランドシティ(福岡市の博多湾に造られた人工の島)には鉄道の導入計画があったようで、本来は鉄道が求められていたようです。20年くらい前の不動産広告に「鉄道、構想」という鉄道路線が書かれていました。ですがいつの間にか高速道路とバス営業所移設という方法になっています。
なお、
「どうする?鉄道の未来 増補改訂版」 と言う本の76ページには
「鉄道建設で不動産価格が上がると市町村の固定資産税や国の譲渡所得税収も増えるが、鉄道事業者にその利益が還元されない状態。このため鉄道事業者は自分の『ビジネス』として鉄道建設を積極的にはしにくい」
ということが書かれていました。
鉄道建設が充分にできない財源制度的な問題がある一方で、バスの運転士不足は慢性的です。バス運転士不足解消の為にはいくらかの旅客移動を鉄道や軌道に移し変える必要があり、そのためには鉄軌道の新規建設が必要です。

鉄道や軌道の新規建設がしやすいような制度改正を求める動きをJR各社や他の鉄道会社も巻き込んだ鉄道業界から起こす必要があると思います。

【おわりに】

新幹線から在来線、都市鉄道まで、社会的には必要性のある鉄道・軌道路線は多くあると考えていますが残念ながら現状では実現が難しい路線のほうが多いです。一方、欧州やアメリカでも都市鉄軌道(いわゆるLRT等)が盛んに建設されていったとのことです。日本においても鉄道・軌道が有効に整備活用されるための制度的な改善を求めるきっかけになれば、という想いで発言しました。

最後に、
参考として
株主総会での発言で「どうする?鉄道の未来 増補改訂版」についても言及しましたが、その本に関するリンクも貼っておきたいと思います。


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