ごめんね金木犀編を読んでくださった方ありがとうございます。続きです。

　
ブタクサを金木犀だと勘違いして喜んで写真を撮っていた私。

綺麗な可愛い花だと思っていたのが、ブタクサだと知ると、それがやたらと目につくようになった。よう見たらいろんなとこにめちゃくちゃ生えとるやないかい。
こんな可愛い見た目して花粉撒き散らして、、クソッ、、

ブタクサ発覚から1日経って、母と2人で散歩をしていた。
母は前回にも述べたように、花好きである。

花の名前がわかるというアプリを使って、歩きながら目に止まったお花に、カメラを向けている。楽しそうだ。

しばらくすると、
例のブタクサの前で母が立ち止まり、
「あ！これこれ、あんたが写真撮ってたお花ね。これってやっぱりブタクサやんなあ。」と言って、カメラを向ける。

すると、スマホに表示された名前は、、

「セイタカアワダチソウ」

母・私「「　え？　」」

セイタカアワダチソウ………？

いや、ブタクサちゃうやん！！！
彼か彼女か知らんが、黄色い花たちを恨めしい目で見ていた日々を返してくれ。(たった1日やけど)
急いで調べる母。

なんとブタクサとセイタカアワダチソウは、咲く時期と見た目が似ていることから、よく一緒にされたり混合してしまっているそう。
母も混合してしまっていたそのうちの1人である。

よかった。私が嬉しそうに写真を撮ってSNSにあげていたのは、ブタクサじゃなかったんや。敵じゃなかった。普通に旬のお花だった。

拝啓　セイタカアワダチソウ
なんかごめんね。誤解しちゃって。
君、綺麗な花だよね。名前の通り、とっても背が高いね。羨ましいよ。私より。　敬具

ほんでブタクサ、花粉飛ばすし、恨めしいやつやけど、なんかごめんな。いろいろ暴言吐いて。
まあ仲良くやろうや。な？許したわけちゃうけどな！

これでお花の名前を３つも正確に覚えた。
金木犀とブタクサとセイタカアワダチソウ。
2日間にわたる、勘違いお花劇場は無事に幕を閉じた。

タイトル、「ごめんねブタクサ」にしたけど、1番被害被ったのはセイタカアワダチソウやし、正確には「ごめんねセイタカアワダチソウ」やな。

もし今後、男性に花の名前を教えることがあったならば、セイタカアワダチソウを教えようか。
これからも、彼、彼女らは寒くなり始めたこの季節に、真っ青な空に向かって、一直線に生えることだろう。

間違っても、もう金木犀やブタクサとは言わない。そう決めた。