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世界一美味い(かも)マレーカレーの旅・5日目

ランカウイ島を14時出発で、→シンガポール→バンコク→KIXと謎にアジア上空をラウンドしまくって帰国します。
地上ならカレーが食べられるのに、残念!
帰るだけなのに、行きしのことがあったのでめちゃくちゃ警戒しています。
警戒してるぞ、と思っておけば無事帰れるでしょう。
povo×Peach『世界青年電波隊員』募集キャンペーンの冒険報告です。


マレーカレーの旅5日目

〜5:00? 腹痛でのたうち回る

ランカウイ島の思い出、腹痛

昨日の夕方から腹が痛いなぁとは思っていたけれど、「こういう時はショック療法!バイ菌に出て行ってもらえばいいんだぜ」と、ビールを飲む。4日ぶりだったこともあり、ビールを飲む。そしてビールを飲む。
お腹下している時は水分摂った方が良いよね、アジアで最も安全な飲み物、それは缶ビール!
全ては逆効果で、エアコンを切っても寒く(外は35℃超え)、腹痛に冷や汗を流しながら「痛いよー」とひとり呻いてみる。淋しい。声に出すと少し減ったような、全然そうでもないような。
痛い腹を撫でながら、初めてのベネチア旅行を思い出した。20歳の私としては大変良いホテルを取り、ワクワクしながらベネチアに到着し、地元の人でいっぱいのお惣菜屋さんでトマトの器に入った、パン粉の乗ったイカか何かを食べるや否や速攻でお腹を壊し、ベネチアでの4日間をベッドの上で悶絶しながら過ごした。イタリアまで行って食べたのはコーンフレークスだけだった。
そんな後悔は二度と繰り返さない。絶対に明日もカレーを食べてやる……。と心に決めた。

8:00 波の音で目覚める

意外にも涼しかった朝8:00

海が上がってきており、大きくなった波の音で目が覚めた。部屋のどこに立っていても波の音が聞こえ、大変穏やかな気持ちになる。
腹痛、治ったんじゃない?
深夜、冷や汗だくだくになったのでお風呂に入ろうと電気のスイッチに手をやると、「利用する30分前には温めてください」の注意書きが。
どおりで!微妙な温度のお湯が風呂桶いっぱいにお湯が溜まってるなぁと思ったわ!
しかしながら、むしろ、温めてないのに微妙な温度のお湯は張れるってどうなん?

10:00 朝からカレー食べ放題!

ビーガンコーナーのカレー

ホテルの朝食ということで、そんなに期待していなかったけれど、ロティジャラ、ロティチャナイ、マレー風オムレツ、カレーミー、揚げ菓子、ワッフル……。かなりライブキッチンが充実しており、豆カレー、フィッシュカレー、ポテトコルマ、バターマサラ、茄子カレー、ビーガンチキンカレー、マレーチキンカレーと、カレーも7種類という充実ぶり。もちろんお惣菜もカレーナイズドされた味付けが多いので、少なくとも15種類ほどのカレー味が楽しめる。
「あっ……!食べよう!」と思った瞬間にお腹がゴロゴロ鳴った。どうやら胃腸としては異議申し立てがある様子だけれど、無視する。

ナシルマッ

私特性(?)ナシルマッ

ナシルマッにマレーチキンカレー、バターマサラ、ポテトコルマをメインにカレーチャンプルーする。
パロタとピータンも乗せた。
チキンカレーは最も唐辛子辛くないチョイスだと思っていたけれど、こちらのものは結構辛めで、かなりしっかり油も入っており、スパイスはマレーカレー、作り方はインドカレーで作ったらこんな感じになりそうだ、という感じの味わい。驚くほど美味しい。
でも砂糖甘さみたいなものも割としっかり感じられ、やっぱりタイが近いからか、北上すればするほど甘味が増しているような。
野菜のカレーたちはどれもまぁまぁで、バターマサラがこっくりしていて美味しかった。ビーガンコーナーにあったのに、なんのバターが入っていたんだろう?マーガリン感はなかったと思うんだけど。

ロティチャナイ

ライブクッキング ロティチャナイ

ガーリックバター・魚フレーク・チーズ・卵入り、豆カレーと魚カレーをかけて。生地がモチっとしており路上のものよりも具沢山だった。路上のものは作るスピードも違ったからホテルクオリティな感じ。
「マレーシア人は大のチーズ好き!」だそうで、結構色んなものにシュレッドチーズがだくだくにかかっている。味はとってもあっさりしているチーズなので見た目ほど重たくないものが多いと思われる。
「もちろん、寿司にもチーズを入れるよ!」だそうです。
魚カレーにゴロゴロ入っていた魚は、鯖の甘露煮的な感じで身が固く噛めば噛むほど味わい深く、おつまみにしたい感じ。カレーも魚ベースのもったりめに仕上がっており、コクがあって美味しい。
豆カレーはスパイス使いが優しく、ロティチャナイにかけるには少しあっさりした味付けだったけれど、チキンアヤムと割ったら辛さが和らぎ、すごく良かった。

カリーミー

麺は3種混ぜ!ツーのカレーミー

クアラルンプールで最後に食べたカリーミーの10倍ぐらい味がしたwww
「ツーは麺を混ぜる」と聞き、中華太麺、極細米麺、乾燥米麺を3種混ぜにしてもらう。
トッピングがライムや唐辛子(生、乾燥2種)、新玉ネギ、フライ玉ねぎなどで、勝手に台北のカレー麺みたいな味を想像していたけれど、魚ベースでびっくりした。そういえば、ペナンやランカウイのラクサは魚ベースという話だった。
個人的にはもう少しココナッツミルクを濃くして欲しい感じだった。麺なしで、スープとして飲んだ方が美味しそう。

11:00 腹痛がぶり返す

ダメとは分かっていても、カレーの匂いを嗅いだ瞬間に理性が失われ、めちゃくちゃ普通に食べてしまった。
食べ終わってぶり返したというよりは、食べ始めた瞬間から胃腸のストライキが始まっていて、スパイスで汗をかいているのか、冷や汗をかいているのかわからない。部屋に戻ってソファの上で縮こまり額付く。今回の旅行ではとても良く額付いた。(神様に失礼www)
朝食は軽く覗いて、カニ農場に行く予定だったのに。
最近、さくらももこさんの「世界あっちこっち巡り」を読んで、腹痛の夫が飯食う度に腹痛増す話でめちゃくちゃ笑ったけど、冷静に、食べるわな。腹痛だろうとなんだろうと、ここは外国だから。ぐふふ。

12:00 ランカウイ空港へ

フロント天井、装飾がかわいい

チェックアウト時「ミスターですか?ミスですか?」と聞かれる。
(え?確かに髭は3本しっかりしたやつが生えるけど抜いてきたし……それでもミスターに見えるのか!?)
一応「どっちでも良いです。」と答えてみると「ミス」と言われた。
割とお高めなホテルでフロントスタッフも丁寧なのに、「!!!???」となってしまうフロントだったな……www
ランカウイ空港は出入国が同じフロアにあるほど小さいし、と舐めてかかっていたけれど、小さいが故にあちこち混み合っている。
免税島なので、持ち出しのチェックが厳しい様子。
私も引っかかり、バッグの底に何が入っているか厳しくチェックされる。引っかかったのはカレーだった。
「カレーは……。」と、取り上げようかどうか、検査官は迷っている様子だったので、とりあえず攻めてみる。
「私は日本人なんだけど、マレーシアのカレーを食べるために旅行をしてて、このカレーはもう、大切な友人、そう、命の恩人からもらったんですよ。ダメなら捨てるしかないのかなぁ、すごく悲しいなぁ……🥺」
「そうなんだ、カレー……いいよ。日本で楽しんで!」
毎度「図々しいなぁ、マレーシアの人々の優しさにつけ込みやがって」と自分ですら、すごく思うけれどAさん夫妻にいただいたカレーは無事持って帰れそうで、安堵。

16:30 シンガポールで乗り換え

トイレの1番近くの座席だった。私の顔のどこかに「腹が痛くて、大変なことになるかもしれません。」とか書いてあったのだろうか、嬉しい。
「乗り継ぎは90分前にゲートEへ」とのことだけれども、着いた時点で元々85分しか無いのに行けるのかなぁと、シンガポール到着後にボーディングパスを確認すると、なんか2時間ずれていてギョッとする。

20:00 やっと搭乗できる

シンガポール乗り継ぎでカレーラクサを食べる

昼の時点で2時間遅延が確定しており、搭乗したのは結局2時間半遅れ。ワナワナしていたら、購入した弁当を搭乗口に忘れる。私のシンガポールカレーは、遅延で全員に配布されたクソまずそうなジャム入りのおもちゃクロワッサンになってしまった……。
添乗員さんに状況を説明する。
「あー……、走った方がいいいね!」
えぇ、まぁ!!!
「だから、出入り口の近くの席に変えていただきたいのですが。」とお願いすると、「変えられないけど、1番に降ろしてあげる」とのこと。

21:10 バンコク着陸、そして即出国。

本当に1番に降ろしてくれたwww
おかげさまで無事イミグレ通過、出国審査も完了。あとはPeachに乗るだけ!

最後の最後までバタバタ帰国

バンコク ハラルの日本カレーでシメ!

結局2時間半の遅延、乗り換え5時間見ておいて本当に良かった!計画していたみたいな言い方を敢えてしておくけれど、備えあれば憂いなし。
たった5日で数えきれないほどの人にご迷惑をおかけした私が言うべきことではありませんけど!
まだ、まだ家に帰るまでが遠足ですからね。ここで気を抜いたら、入国審査で止められるとか、明日まで休みのはずなのに仕事に来いって言われるとか、何か起こってしまうのでね。
自宅で目を閉じるまで、警戒しているオーラを出し続けようと思います。
#PR #povo #peach #世界青年電波隊員

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