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海外生最強説

今日はオンライン入試報告会でした。
わたしたちフランクフルト教室とアジア地区の4教室(香港・中国)合同で実施した企画です。

わたしは高校受験の英語についてお話をしました。
一番声を大にして言いたいのが、

「海外生は海外生というだけで得してる」

ということです。
海外生の中にも英語が苦手な生徒もいるではないかという声が聞こえてきそうですが、インター、日本人学校に関わらず英語学習をする環境は恵まれています。ですので、英語をピカピカに磨いてアドバンテージにしていく環境は、間違いなく日本よりも整っていると言えるでしょう。

例えば、日本人学校在籍でも中2や中3で英検2級を持っていても、特別視されることがないのがその証拠です。

また、海外生対象の書類選考入試でも、日本人学校の場合は英検2級が出願資格ということも珍しくありません。
つまり、現状の得手不得手は別として、

中3で英検2級程度の英語力

というのは、普通に身につけることができる環境にあるということなのです。
もちろん、自然に身に付くということではなく、あくまで、そういう努力がしやすい環境であるということですので、もしまだ届いていないのであれば、そこに向けて頑張ってみましょう。ちなみに、文科省が掲げる習得英語力の目標値は、

中学卒業時に英検3級程度の生徒を50%に!

ということなので、国内の環境との乖離が分かって頂けるのではないでしょうか。
英検2級レベルとなると、高校卒業時にそのレベルの英語力を身につけた生徒を30%にしようということになります。

ただ、最近の高校入試における英語の問題は、やや難化傾向にあると思います。
ですので、海外生と言えども当然油断はできません。

しかし、難化の影響が大きいのはむしろ国内生のほうです。
海外生は難しいほうが有利な状況になりやすい。

そう考えると、これまで以上に海外生は英語でアドバンテージを築きやすい環境が訪れているので、ここでしっかり底力をつけて、一気に差をつけていきたいところです。

頑張ってください!