見出し画像

成長し続ける人はベクトルが大きい

何歳になっても、ものすごいエネルギーで常に新しいことに果敢に挑戦し、周りの人を巻き込んでいく人がいる。

若くても、周りから絶大な信頼を得て、チームを引っ張っていくリーダーがいる。

彼らに共通するのは、ベクトルが大きいということだ。ベクトルとは大きさと方向をもった値である。

行動や決断が早い。取り組んでいる仕事のスケールが大きい。関わっている世界が広い。これが大きさ。

そして、その人が目指しているビジョンがはっきりしているということ。その人の成長が明らかであるということ。常に新しいことにチャレンジし、人として成長していること。これが方向性。

大きさと方向性を兼ね備えている人が、成長し続ける人だ。彼らが持っているベクトルは大きい。

大きいばかりで、方向性がはっきりしない、あるいは本人が成長しようとしていないと、まわりが混乱するだけだ。

前回、

にて、「この人はもう伸びない」と見られたら、同じポジションに居続けることは難しい。それは、下から育ってきた若手の行く手を阻むからだ。そういう人には退場してもらうしかない。」ということを書いた。

成長しつづける組織が必要とするのは、成長し続ける人だ。しかも、それは定年退職するまで続く、長い道のりだ。休憩する場所はない。(有給休暇はありますよ(^^)) 

これは何も外資系に特有のことではないと信じている。成長し続ける組織では人も成長し続けるものだ。人が成長するから、ビジネスも伸びる。

会社というものは成長し続けなければならない。そうでなければ株価や配当に影響するからだ。資本主義経済の単純な理屈だ。人は常に新しい物や体験を欲望している。社会全体で新しい物や価値づくりで競争している。競争には勝ち負けがある。勝ち続けるには体力をつけ、スキルを刷新しなければならない。組織全体として、そして組織を構成する一人一人がだ。

長年の経験が大事な部分もある。しかし「熟練技術」や「積み上げてきた知識」の価値が突然ゼロになってしまった例は数え出せばキリがない。そこにめげずに、新しいスキルを学ぶ人とそうで無い人とでは、天と地もの差が生まれる。

成長しつづける人が、成長しつづける組織を構成するのだ。

成長し続ける人は、学ぶことに貪欲で、謙虚だ

どのように成長し続けるのかは人それぞれ。でもそういう人に共通するのは、「今とは違う、将来の自分の姿」を頭の中で描けていること。それを自分の成長目標として持っている。それに対して切磋琢磨し、トライしていることだ。こういう人と一緒に仕事をしているとエキサイティング。互いに刺激的だ。

成長している人の行動は、ベクトルが長い。人生の中長期目標や次世代ビジネスを考えて、行動していたりする。成功している人は、退職するまでそれが続いている。そして彼らは退職後も社会や人々のために違う分野で行動し、そこでも成功している。彼らの成長はおそらく死の床まで止まらないであろう。

自分のベクトルを紙に書き出してみる。自分を客観的に見つめ直す良い方法だ。

ちなみに私自身の成長についてはプロフィールに書いてあります。

この記事を面白いと思っていただけたら「♡マークのスキ」を押していただければ嬉しいです。(非会員でも押すことができます)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?