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やりたいことが見つからない人のための三つの視点

就職活動で、みなさんがやっておられる「自己分析」。

最も多い相談は、
「どこから始めればいいのかわからない」
「自分のやりたいことがわからない」
です。

多くの就活生が「自分のやりたいこと」を探しているようです。自分のやりたいことが自分で分からないのなら、いくら考えても出てくるものではありません。その時点では自分のやりたいことは無いと、諦めるべきです。

ではどうするか。視点を変えてみることです。

1. 自分の得意なことは何か。他人と比べて、自分が秀でていることは何か。スポーツのキャプテンとして周囲から認めらている?自分の研究が周りから認められている?プログラミングが得意?複雑なことを図にして考えることが得意?。あるいは、コミュニケーションを整理して揉め事を解決するのが得意? などなど。なんだっていいのです。

2. 自分がアウトプットできる何に対して、誰が金銭的価値を認めてくれるか。つまり自分が何をすれば給料がもらえるのか、あるいはビジネスが成り立つかということです。自分はどんな労働・価値・もの・サービスを誰に提供できるか、考えてみてください。

3. 世の中で必要だが、欠けているものは何か。周囲で何が不足している?何が必要とされている?人々が困っていることは何?何をどう改良すれば、便利になる?誰が助かる?手間が省ける?安くなる?早くなる?周囲を見渡してみましょう。

これらは、日本の「生き甲斐」を西洋の心理学が客観的に分析した要素です。下の図を見てみましょう。好き(LOVE)と得意(GOOD AT)が重なるとところはPASSIONです。情熱を捧げられるものだが、それが職業とは限らない。GOOD AT と稼げる(PAID FOR)が重なるところがPROFESSION、つまり職業。一方、PAID FOR と世界が必要(NEEDS)としているものが重なるところがVOCATION、つまり天職とでも言える職業です。これら全てが重なるところが「生き甲斐」と言われている。

「やりたいこと」だけにこだわらず、他の三つも考えてみるとアイデアが膨らむはずです。

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Reference

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License: Creative Commons 3 - CC BY-SA 3.0
Attribution: Alpha Stock Images - http://alphastockimages.com/
Original Author: Nick Youngson - link to - http://www.nyphotographic.com/
Original Image: http://www.picserver.org/highway-signs2/p/profession.html

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