見出し画像

PlayStation VRが来た

9月にPS4を買ったときから…いや、その前からいずれは買うつもりだったPlayStation VR(以下PSVR)をようやく買いました。年末年始のキャンペーンで、12月6日からPS4本体ともどもめちゃめちゃ安いのだ…。

なにしろ2年前の発売当初5万円くらいだったPSVRの主要機器一式が24,980円(数量限定)ですからね。半額だ! 新型ハードウェアでも出ない限り、ここを待っていたらもうこの先買う機会はないのではみたいな感じ。

今年5月にOculus Goを買ったときにもあれこれ書いていますが(Oculus Goが来た|R-9|note)、VRが「買い」かどうかって結局コンテンツ次第だなって思うわけです。PSVRはそこそこ気になるタイトルが揃ってきたし、この先も『エースコンバット7』『スペースチャンネル5VR』『みんなのGOLF VR』と供給が続きそうなので、気になってた人はもうみんなまとめて行っちゃえみたいなタイミングなんじゃないでしょうか。

ちなみにセール対象になるセットが2種類あって、最小構成で24,980円のものと、『PlayStation VR WORLDS』同梱+ダウンロードVRタイトル18種から2本で34,980円のものがありますが、わたしは前者にしました。

知ってはいたけどセッティングがそこそこ大変。Oculus Goは完全スタンドアロンなので雑に始められたけど、PSVRはちゃんとそれなりにプレイ環境を準備する必要がある。部屋を片付けるみたいなところから。

装着にあたっては、画面がちょうど見やすいジャストのポジションを捕まえるのがなかなかシビアだと感じました。ヘッドセットがちょっと上下にズレるだけで文字がぼやけてしまうし、眼鏡を使っている人はそのうえで眼鏡もズレないようにしないといけない。ただ、一度着けてしまえば装着感はとっても良く、サンバイザーよろしく額で支える形だから思ったよりも重さを感じない。これはいいね。

Rez Infinite

なにはなくとも、逆噴射聡一郎先生もおすすめしている(「おれが今、真のPSVRゲームをおまえに教える(逆噴射聡一郎)|ダイハードテイルズ」)『Rez Infinite』を購入してプレイしました。いまちょうどセール中。

ウワーッ懐かしい! ドリームキャストでオリジナル版の『Rez』を遊んでいたのって2001年とかだから、17年前になるのか…。それがVRになってみてどうかというと、おもしろいことに、逆に全然違和感ないんですね。当時自分がイメージしていた世界"そのまま"がそこにあって、あ~こういう世界だったよねとすんなり受け入れられる。いい意味で驚きがない!

なので、ものっすごい久しぶりにプレイしても敵がどっちに動いてどう撃ってくるみたいなのも全然覚えているし、むしろ「これって初めからVRじゃなかった!?」みたいな違和感のなさなのだ。オリジナル版では、決まった方向にしかカメラが向かないから、視界の外が360度描画されるのは今回が初めてのはずなんだけど、元からそうだったみたいな感覚。

そしてみんな言ってるけど、「Area X」はオリジナル版のRezとはまた全然別種の体験ですね。完全に自分が自機キャラクターの背後で空中に浮いている感じになるし、前進するたびに空間を満たすパーティクルが体を突き抜けていく感覚に陥る。正直なところ、水口さんの最近の音楽の趣味…キラキラしたシャレオツ歌ものハウスはRezの世界観に合わないというか、昔のほうがよほど良かったなと思うんだけど、それはそれとして!

Thumper

PS Plusの10月のフリープレイタイトルだったリズムアクションゲーム。当初は何度か遊んで「へえ~こういうやつね」で終わっていたのが、VRでプレイするとまるで違う体験。暗闇を奥に向かって滑っていく感覚がリアルに得られるし、インナーイヤーヘッドフォンだから音に集中できる。何より触手状に迫ってくる背景オブジェクトが悪夢的で恐ろしく、巨大な顔として迫ってくる1面ボスがふつうに怖いよ! そのうちじっくり取り組みたいゲーム。

Fate/Grand Order VR feat.マシュ・キリエライト

このマシュはなんかこう…もうちょっと頑張れたんじゃないかなみたいな感じがしてしまう。近くに寄れないというのもあるんだけど、そもそも3Dモデルもモーションもいま一つで、CGの女の子が「CGの女の子の動き」をしている…みたいな認識になってしまうのです。VRなのだから、マシュがそこにいる! ぐらいのとこまで持っていってほしかった。難しいものですね。

DRIVECLUB VR

逆噴射先生が仰るように、わたしもVRならやはりコックピットに乗りたい。車のゲームの場合ならPSVRでは現状『グランツーリスモSPORT』か『DRIVECLUB VR』かの2択で、たまたま近所のゲオに後者のパッケージ版の中古が安く売っていたのでまずはこちらを。っていうかわたし車の免許を持っていないので、グランツーリスモシリーズみたいなシミュレーター系すごく苦手で、リッジレーサーみたいなゲームっぽい大雑把なほうが向いているんですよね、その意味でもDRIVECLUBが良かったのかもしれない。

これすっごくいいですよ。初めて6DoFのVRデバイスってすごいなと思った。本当に車のシートに座っているみたいな感じなのです。

路面や風景のグラフィックは粗くて、粗いというか低解像度ならではのジャギーが目立つような感じ。わぁ~ほんとの景色みたい、とはまずならない。なんだけど、そんなことが全然気にならなくなるレベルで車内と車外の表現がすごく「リアルに感じる」のです。たぶん光の処理とかそういうところでうまく現実感のバランスをとっている。フロントガラスの汚れ?に夕日が反射する感じとか、どうやったらこんな表現が可能なの…と感じる。

設定でハンドル操作をモーションセンサーにすれば、ハンドルみたいにして傾きで操作できる。ハンドルコントローラーがなくてもけっこう雰囲気は味わえる。楽しいのが上のツイートの動画でも貼ったリプレイモードで、「自分が運転する車の助手席」に座ってキョロキョロできるのだ。無免許の人が運転する車に同乗する機会なんて普通ある?

ゲームとしてもとても良くできていて、ローディングでもほとんど待たされずにきびきび遊べる。操作感は予想通りかなりリッジとかに近くて、これはしばらく楽しめそうです。

結局PSVRどうなのか

使用感めっちゃいいです。少なくともOculus Goほど疲れないと感じる。ただ、やはりしばらく遊んでいると強い光からなのか目の奥が痛むような感じで、疲労感が楽しさを上回るポイントが来るので、適度に休憩をとりつつ。

そしてこれこそ人によって千差万別だと思うんだけど、わたしの場合は上記いずれのゲームでもまったく酔いませんでした。Oculus Goのジェットパックで飛び回るみたいなゲームのときは一瞬で酔った(し、この前久々にトライしてもやっぱり速攻酔った)ので、さすがに良くできているんだなと思いました。

個人的にはこれから『Wipeout Omega Collection』もやってみたいし、もちろんエスコン7のVRモードとかも控えているから、いい機会にPSVRの世界に入っていけて良かったなと思います。いまが買いどきだ!

この記事が参加している募集

買ってよかったもの

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?