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わたしとパソコン

今日9月28日は #パソコンの日 とのことなので、個人的なパソコン遍歴を振り返ってなにか書いてみようと思います。とは言っても、わたしは仕事柄パソコンに長く触れているだけであって、いまだに仕組みに詳しいわけでもないし、自作とかもやったことがないので、単に使ってきたマシンの思い出話になってしまいますが。

初めてパソコンというものに触れたのはたしか幼稚園だったか…アップルコンピュータがあって、ゲームのようなものをさせてもらった記憶がかすかにある。そこから時代は飛んで、中学生のときに学校にコンピューター室ができて、Windows 3.1のマシンでマウスでお絵描きしたり、BASICでプログラミングの真似事をしたりというようなことに触れた。当時はまだ学校にもパソコンを教えられる先生がいなくて、プログラムの教本からコピーしてきた文字列をただその通り打ち込んで、意味も誰も説明してくれないみたいなよくわからない授業がほんとにあったのだ。

高校に入った年に、自宅に初めてパソコンが来た。以下、歴代のマシンについてつらつら書きます。カッコ内は使用していた年代。

NEC PC-9821V13/S5 (1996-2001)

入学祝いにパソコンを買ってもらったんですけど、親もまったく機械に疎いもので、自分で雑誌とかで調べて良さそうなものを買ってもらいました。VALUESTARってやつです。それでもその当時30万円くらいした記憶がある。Pentium 133MHz、メモリは16MB(ギガじゃなくてメガだよ!)、HDDは1GBでした。すごい時代ですよね。おりしもWindows 95フィーバーのただなかにあって、家庭用パソコンという概念が一般的に普及しはじめた時代です。そろそろ家にパソコンくらいないとね、みたいな空気があった。

97年には年賀状バイトで貯めたお金でMIDI音源を買ってDTMを始めたり、同じ年にインターネットも始めたりして、めちゃくちゃ思い入れのあるマシンです。実はまだ捨てずに実家の押し入れに取ってあるので、電源を入れれば動くはず。これで小説とかも書いていたはずなので、ちょっと怖くてまだ触れません。蓋を開けるには早い。もうちょっと寝かしておきたい。

Sony VAIO PCV-J10 (2001-2004)

2000年かな、2001年かな? ともかく大学生とき2代目に買い換えた。このころ曲作りもお絵描きもWebサイトの更新も熱心にやっていたから、このマシンも相当に酷使した。特長的なフォルムなので、製品写真を見るとウワッと記憶が蘇ってくる。古のスケルトンのiMacがひとしきり流行って、Windowsマシンもデザインに凝ったやつが出始めたころかもしれません。

Dell Inspiron 8600 (2004-2006)

以前はノートなんて高くて手が出せなかったものが、バイト生活の身分でもこのころようやく買えるようになり、性能的にもメインマシンとして使えるかなと思って買い替えたのがこれです。これはほんとパワフルなやつで、初めてDAW(PC上だけで音楽を作るソフトウェア)を導入したのもこのあたりから。

ただすごく重くて、これを持ち歩いて使おうみたいなことは全然ありませんでした。あと構造上、手を置くあたりが熱を持つのが気になって、外付けキーボードを併用したりして、それじゃノートの意味ないなと思って…。

Dell Dimension 9150 (2006-2010)

で結局、メインマシンはデスクトップに戻りました。このころWeb制作会社に就職して職場でもDellマシンを使っていたので、もう性能的にはDellの安いので十分じゃんみたいな感じ。このケースはカスタマイズ前提なこともあって、チョーデカイ。ディスプレイは別にナナオのいいやつを買いました。

VAIO typeT (2007-2013)

デスクトップのメインマシンとは別に、サブ機として持ち運べるものが必要になって、またVAIOを買った。当時VAIOノートのデザインは非常にクールで憧れがあり、オーナーメイドといってDellのようにある程度構成をカスタムできることもあって、いろいろ奮発してしまった。白と黒のツートンにグリーンの電源LEDがイングラムのようでチョークールであり、大好きなマシンだったけどあまり使ってあげられなかった。単純に外に持ち出す機会が思ってたほど多くなかったのです。性能的には骨董品だけど手放せずに今でも持っている。

ASUS ZenBook UX31A (2013-2014)

サブマシンの2代目。VAIO type Tの11インチ液晶がちょっと狭かったので、大きいのがいいなと思っていたら中古で安いのが出ていたため衝動買い。デザイン的にはMacbookクローンみたいなアルミ削り出しと薄さが特徴。

このマシンは性能的には申し分なかったのだけど、使用中にいきなり電源が落ちるという危険すぎる不具合があってお別れせざるを得なかった。調べたら同様の報告がいくつかあり、かといって中古でどうにもならないみたいな悲しい別れだった。これ以来ASUSをあんまり信用していない。

Surface Pro 3 (2014-)

サブマシン3代目はSurfaceにしました。いまも現役です。タブレットとして使うにはちょっと重いんですよね。ファンレスでもないから負荷かけるとまあまあうるさいし、お絵描きに使うにも使い勝手がいまひとつ。

っていうか最近出たSurface Goいいですよね。もうなんかサブ機に関してはフルスペックでなくても全然いいやみたいな感じになっていて、これもじきに買い替えるかもしれません。

Dell Inspiron 580 (2010-)

現役メインマシンです。もう8年も使っているのか…。メモリ増設して電源もグラボも替えてSSD化したうえ、OSもWindows 10にしたのでほぼ中身は別物ですが、まったくストレスなく軽快に働いてくれています。それにしたって8年間ほぼ毎日使ってきてトラブルフリーなのはすごい。

Photoshopとか使っていてちょっとでも重いとイヤなので買い替えを検討するところだけれど、そういう意味では現状買い替える理由がないというくらい。CPUがネックになってハイスペックなゲームができないという事情はあるので、次に買い替えるならそこかなあ…くらいです。

パソコンは身体の一部(かもしれない)

ご覧の通り基本的にずっとWindowsです。ここに入れていない仕事の検証用マシンとしてmac miniを買ったりはしていますが、基本Windows好きです。フォントが汚いとかごちゃごちゃしてるとか言われるけど、そういう雑多な部分が全部見えていて、しかも根っこの部分が変わらないから互換性が長く担保されているところが好き。だって最初のPC98で作ったファイルが普通に今の環境でもどうにかなるからね。

わたしはスマートフォンやタブレットで長文が書けないというか、たぶん脳がパソコンに最適化されているので、今後もパソコンを使い続けると思います。肉体のサイバネ化なんてまだまだ先の話のようでいて、実は自分にとっては既にパソコンは拡張された身体の一部になっているのかもしれない。

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