ドラゴンクエストXI_過ぎ去りし時を求めて_20180916100129

ドラゴンクエストXI プレイ日記(1)

今月アタマに購入したPS4。『Detroit: Become Human』が終わったので、次はこれかなと思って『ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて』(以下11)を始めました。noteに恒例の感想文を書き残しておくにあたって、最後までストーリーを終えてからだと、始めたころに感じたことを忘れてしまいそうなので、プレイしながらメモ程度にちょこちょこ何かしら書いていこうと思います。

クリアできなかった歴史

そもそもわたしの「ドラクエ」遍歴を正直に話すと、ストーリークリアまで遊んだのは多分DSの9だけなのです。プレイしたことがあるのは2、3、4、5、6あたりもなんだけど、ラストダンジョンを残してやらなくなってしまうパターンもあったりして、なぜか根気が続かない…。特に5は大好きで移植やリメイクも含めて何度も買っているのに、そのたびに途中で「あ~ドラクエを遊んだなあ」と思って満足してしまって。

ゲームよりもサントラに夢中な子供だったので、クリアしていないにもかかわらず音楽にはめちゃくちゃ親しんでいる。あと、『ドラクエ4コママンガ劇場』のヘビー読者だったから、1~5くらいまでの大まかなあらすじはだいたい把握している。わたしとドラクエの関係はそんな感じです。

なのでとりあえず今回は、クリアまでは行きたい。そのうえで、いまの最新コンソールで表現されるドラクエの世界というものが、言ってしまえば堀井雄二さんが描く世界というのがどういうものか知りたい。11はいろんな人に薦められたし、去年7月の発売当初から評判がいいのは聞いていたので、PS4を買ったらやってみたい作品の筆頭ではありました。期待はしている。

「ドラクエ」そのもの

そういった経緯でのここ数日なんだけど、端的に言って超ハマっています。やめどきが掴めない。一日のうちで使える空き時間が全部ドラクエで埋まるくらい。どうしよう。

とにかく情報量がすごいんですね。街のなかの小物のひとつひとつに至るまで精巧に作り込まれていて、それをカメラをぐるぐる回して見て歩くだけでも楽しめてしまう。今どきリアルなゲームはいくらでもあるんだけど、なんというか、デザインやディテールや色彩設計など全部含めて、「ドラクエの世界」なのだ。だからこそ、あのドット絵で表現されていた世界…子供のころは頭の中にしかなかった世界に、そのまま入ったような感じがする。

モンスターなんかも、ドット絵でさんざん親しんだ「まんま」のモンスターたちが、ごく自然に立体になって、生き生きと動いているのにいちいち感動してしまう。イメージと違うな…みたいな違和感が全然ない。

裏に回り込んでも、近くに寄っても、あ~そうなってるよねみたいな感じで、ドラクエのスライムナイトそのものなのだ。これって既に10だとか、ナンバリング以外のドラクエ作品をやっている人にとっては当たり前なんだと思うんだけど、ハイファイな3Dのドラクエが初めての自分にしてみると、情報量の多さに圧倒されてしまう。

でいて、音楽がまたズルい。シリーズの昔の有名な曲が作中でふんだんに使われるんですね。このあたり事前情報を入れていなかったので、不意打ちで好きな曲が流れることが度々あって、ウワーッとなっています。この曲…ああっ…なんだったか忘れちゃったけど、好きだった…! みたいな。

なのでこれはもう、ドラクエそのものでした。それ以外の何ものでもない。

イシの村

お話的には、貴種流離譚の定型のひとつですよね。『バーフバリ』で見た!っていう。本当に事前になにもあらすじを掴まずに始めたので、今回はこういう、捻らずド直球の勇者と魔王のお話をやるのね、という雰囲気は導入からビシバシ感じました。

こういうあけすけなメタ発言が好き
「ふきだしの色がピンクの人」!

だからまあ、今回の勇者は村を焼かれないんだ~みたいな感じで緩く楽しんでいたのが、デルカダール城で投獄されたあたりで「ん?」っていう。これはやっぱり焼かれるのか? みたいな。

で、イシの村に戻ってきてのあの演出じゃないですか。堀井さん…! ああいうプレイヤーに最大限のダメージが入るような構成というか演出、巧みですよね。なので焼くか焼かないかでいうと、「職人が腕によりをかけてじっくり焼きました」という導入なのでした。こんなの引き込まれちゃうよ。

民家に押し入ってツボを割る

ドラクエのリアリティレベルって奇妙で、これだけ3DCGで立体化して精巧に作っていても綻びが少ないと感じる。シリーズで統一されている鳥山明さんの絵作りから離れていないというのも大きいと思うのだけど、それにしても民家にずかずか入ってツボを割っても、そういうものだからねと納得できるところは強い。

「ヨシヒコ」で見たみたいな毒の沼地と宝箱

街を歩いていて楽しいのが、この住人はこんな生活をしているのかなと想像させる余地がそれぞれにあるところ。ストーリーに積極的に絡んでくるわけじゃなくても、町の人の話を聞いているとぼんやりと浮かんでくる人間関係みたいなものの匂わせかた、語りかたが、ああドラクエだなと感じる。これは二次創作なんかもしてみたくなりますね。

NPCではこのお姉さんの闇が抜群に深そうで気になる

お噂はかねがね

今のところ特に迷ったり詰まったりすることもなく、順調に進んでいます。プレイ時間でいうと24時間くらいで、船を入手してグロッタのイベントが終わって、ソルティコの町に来たあたり。主人公の出自が明らかになって、仲間が7人そろったところですね。

仲間のキャラのなかではセーニャさんが好きです。かわいく強い! 欠かせない回復役であるばかりか、槍スキルを伸ばしていけば物理でも殴れる。常時パーティーに入れておく方向で育てていきたいと思っています。

かわいい

マルティナさんはまだ仲間になったばかりで分からないのだけど、Twitterとかでよく絵が流れてきて「お噂はかねがね…」みたいな感じになっている。それとあとグレホメとかね。ハンフリーさんとかね。おかげさまで偏った事前情報ばかり入ってくるので、逆にセーニャさんとかベロニカちゃんとか仲間になるの全然知らなかった。グレホメもハンフリーさんも仲間になるんじゃないの!?

あなたが噂の

そんな感じで、楽しくドラクエ11やってます。ここまでの4日間でちょっとハイペースで進めすぎたので、ほどほどにね…。

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