26,380円で買ったグラボが1年後に31,500円で売れました。すごくない？

Oculus Quest 2でVRがやりたくて、去年の6月にZOTACのGTX 1660 Super Twin Fanという、当時でミドルローエンドくらいのクラスのグラフィックボードを買ったんです。これはそこそこ勝手のいい製品で、それまでに使っていた750Tiと比べても明らかにパワフルでした。フルHD60fpsなら大抵のPCゲームはストレスなく遊べるし、VRも別に重くないものなら全然いけるし、マルチスクリーンでばりばり仕事するにももちろん使えるし、なにより小型静音で動作が安定している点が良かった。

これはこれでお気に入りだったんだけど、暮れにサイバーパンク2077が出るタイミングでRTX 3060 Tiが発売されることになり、VRでの運用を考えると今後はもうワンランク上のグラボにして、古いものは売ること前提で短いスパンで更新したほうが幸せになれるかなと思い、そのように。したらまさかの初期不良で…かえって色々と余計な気苦労が増えてしまったわけです。

3060Tiを買ったら速攻で売るつもりだった前の1660Sが万一の保険的に手放せなくなってしまい、そうこうしているうちにやってきたのが例の、今年春先からの全世界的なグラボ枯渇と中古価格の異常な高騰！

幸いにしてうちの3060Tiもなんとか息を吹き返し、ようやく異音も出さずに安定動作するようになったので（なぜ直ったのかは結局よくわからない）、価格がまた下がらないうちにダブついてる1660Sを売るか～と改めて下取りを検討しはじめたのが先月くらいの話。どうやら、どこの店も新品で買ったときの価格よりも数千円高い3万円前後の値がつくというので、それはテンション上がっちゃうよね。

最初に買取価格が最も良かった大手の某PCパーツショップが通信査定をしてくれるというので、梱包して送り、査定結果を待つとなんと「0円」！　なんでもファンから異音がするとのことで、不良品扱いでタダなら引き取るけどどうします？　的なことを言われ…こちらとしては半年まったく問題なく稼働して、査定出すときも改めて動作確認して問題なかったから、それはあり得ないと急遽買取キャンセルしてまた返送してもらった。しかも返送料こっち持ちとか言われてそれは意味分かんないので拒否したりという面倒なやりとりがあり…。

さらには返送されてきたものの動作を再度確認してみたら、やっぱり別に異音とかはないわけですよ。でもう通信査定は懲りたので、手近な別のPCショップに持ち込んで直接査定をお願いしたら、冒頭に書いた上限価格の31,500円がついたので即買い取ってもらいました。

最初の0円査定をしてきたお店に小ズルい悪意があってそうしてきたのか、はたまたほんとにその時だけファンから異音がしていたのか知る術はもはやありませんが、ひとつ言えるのは2度ならず3度までもファン異音で揉めたZOTACのグラボを買うのはもう絶対やめとこ！　ってこと。

あとなんか思ったのは、単純に高く売りたいならフリマアプリなんだろうけど、個人間でこういう初期不良だのなんだので揉めたら更に面倒なことになりそうだし、メルカリで高額商品の売買はしたくないなというお気持ち。

手間が増えたり学びがあったりはしましたが、結果いいタイミングでグラボを更新できてよかったねというお話でした。ちゃんと査定してくれたお店はドスパラさんでした。ドスパラさんありがとう大好き。