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パタゴニア 日本支社 クライメート アクティビズム スクール に講師として参加して思うこと

昨年末のことです。12月26日ー27日に開催されてパタゴニア日本支社が開催した「クライメート・アクティビズム・スクール」にご縁を頂き一般社団法人 日本SEL推進協会の理事として登壇させて頂きました。

「自分を動かすものは何か 〜アウェアネスと共感がチェンジメーカーを育てる〜」と題したレクチャーと対話の1時間のパートを理事長の下向と私三森がダブル講師により担当しました。

理事長の下向から、「気づく」とは何か、「気づく」から始まること、自分の感情とつながる、についてワークを交えて学生の皆さんのこころにアプローチしました。

そして、私から企業や社会の環境や気候に対する意識の変化や取り組みの方向性についてお伝えし、アウェアネスと共感が「気候のための行動」とどのように関係しているのか「Force For Good」という動画を観てもらい、アウェアネス・共感・気候のための行動について参加の学生さんたちに感じて考えて頂きました。

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パタゴニア日本支社のご担当者様から以下のようなフィードバックを頂きました。

2日間を終えて、最後のワークでは、個人のWill Can Needをイメージしながら、各グループで、取り組みたいと思うテーマについて話してもらう時間となりました。開始してすぐの時間であったのにも関わらず、お二人のお話やワークに関心をよせてチャットにもたくさんの声をなげてくれていました
大人のスタッフも、今回はじめてSELを知った講師のかたも、この部分の重要性をこのスクールがすすめばすすむほど感じていました。参加者がそれぞれ、自分に立ち返る正直に共有するシーンも多くありました。

エモーショナル スキルの基礎としての重要性が伝わったことが何より嬉しいフィードバックでした。

参加された学生さんは「気候のための行動」に興味はあるものの実際の行動はこれからという学生ということでしたが、今回お伝えしたアウェアネスと共感についても高い関心を寄せて頂き、真剣に聴き入っていたのが印象的でした。

SDGsやESG経営など大きな理想や大企業の取り組みなども大切ですが、一人ひとりが気づきを得て、共感を持って感じ、小さなことから行動を起こすことが大切であると改めて感じる機会となりました。

SEL(Social Emotional Learning:社会性と情動スキルの教育)が伝えていることは、ベーシックスキルとして人にとって重要な要素であり、人の全ての行動の原動力となるものです。そして、学習方法などのHowよりも、人や社会の本質を考えるWhyを大切にしているため、なかなか簡単にお伝えることが難しい教育分野です。
これからも私たちの地球と地球で生きる全ての人が幸せに社会を持続していけるように、地道な活動が成果に結びつくと信じて活動していきたいと強く思います。

TH design 代表、一般社団法人 日本SEL推進協会 理事 三森朋宏

セルフサイエンスを広める活動のサポートをお願いします。サポートは、セルフサイエンスプログラムを日本全国に広める活動費として使わせていただきます。